財津和夫さんが「ふっ」と手のひらの上の「魔法」をふきかけました。12月30日大阪オリックス劇場の今年最後のチューリップ40年コンサートに来ています。
年の瀬も押し迫って3階席までいっぱいに駆けつけたオーディエンスに、財津和夫さんが「ふっ」と吹きかけた「魔法」は、ふたつ。
ダブルアンコールの「魔法の黄色い靴」の最後に一緒に合唱をしたホール、オーディエンスに向かって、左手の親指と人差し指で「マル」をつくってOKサインを出して、その「マル」指を右手の手のひらに乗せて口で「ふっ」とホールに向かって吹き飛ばしました。
財津さんはこういう気の利いたパフォーマンスがうまいですね。財津さんの仕掛けたキラキラ輝いた魔法がホールに拡がっていくように見えたいいシーンでした。
もうひとつ、チューリップのリズムセクションを堅実に支えてきたベースギターの宮城さん、もうひとつ聞かせどころがなかったのですが、今日はベース・アレンジ(arrange)を変えて生ギターコーナーではベース・ソロを交えてフィンガー奏法で聞かせました。
特に「風のメロディ」のベースラインは鮮やかにしてメリハリの効いたリズムを刻んで聞かせました。
ステージ向かって左から、白のシャーツにグレーのセーター、赤い靴で決めた安部俊幸(G)、赤系の無地シャーツの姫野達也(V G Pf)、霜降りシャーツの上田雅利(Ds)、ダークグレーの無地シャーツに靴は多分あれで決めた財津和夫(V G Pf Harmonica)、チェック柄シャーツの宮城伸一郎(B)です。
12月30日の年の瀬の午後4時開始のコンサートのせいもあったのか(?)、今日のチューリップは、あのチューリップにして演奏が、悪く見れば「雑」、でも音楽はそれだけじゃなくて、良く言えば「シンプルに荒々しい」ともいえる演奏スタイルです。その分、迫力はホールに迫るものがありました。楽器のアンサンブル(ensemble)がもうひとつでした。
個人的にはシンプルで荒々しい荒削りなサウンドには興味はあります。ビートルズの初期のサウンド・ティストもそうでした。
その中でも財津さんが「想い」のある「虹スニ」は圧巻でした。華のある流れるようにゆれてスピード感のある財津メロディ、ボイスワークが見事で、歌のうまさ、完成度、ボイス迫力で今が一番いいのではないのかと思わせるものがありました。
「セプテンバー」では声援に応えて財津さんがステージ先端にまで出てきて、この日は他のメンバーもさかんにステージ前面に出て演奏をしていました。
年の瀬コンサート、MCは一様に淡泊で、安部さんが自分自身のこととして最近シャワーのあとで髪を乾かすとあっという間に乾いて、髪が薄くなってきたとか、姫野さんは今日(2days)のために昨日のコンサート終了後、ホテルに帰ってそこで食事をして午後10時には寝て備えたが、その分早朝4時に目が覚めて寝る時間は結局一緒だったというものです。
財津さんは、チューリップというバンド名、オランダの風車、チューリップ畑の壮大なイメージで付けたけれど、幼稚園のバンドか、女の子のバンドかと言われてもっと重厚なバンド名にしたかったが、長くやっていると今となってはバンド名などどうでもいいこと、気にもならないし、むしろ今もチューリップでやれることがうれしいと悟ったという達観した話です。
ほぼオリジナルメンバー5人だけのチューリップとして今もバンド・スキルの高さを示し、時代と音楽を先駆した財津メロディ、サウンド、ボイスのすばらしさ、確かさを示した1年でした。
宮城さんが財津さんのシャーツの裾をめくって「おへそ」を見せようとしましたが、今日はめずらしく財津さんがインナーウェアーを着ていました。
来年4月からはチューリップ40年コンサートの第2クール(kur)が始まります。
年の瀬も押し迫って3階席までいっぱいに駆けつけたオーディエンスに、財津和夫さんが「ふっ」と吹きかけた「魔法」は、ふたつ。
ダブルアンコールの「魔法の黄色い靴」の最後に一緒に合唱をしたホール、オーディエンスに向かって、左手の親指と人差し指で「マル」をつくってOKサインを出して、その「マル」指を右手の手のひらに乗せて口で「ふっ」とホールに向かって吹き飛ばしました。
財津さんはこういう気の利いたパフォーマンスがうまいですね。財津さんの仕掛けたキラキラ輝いた魔法がホールに拡がっていくように見えたいいシーンでした。
もうひとつ、チューリップのリズムセクションを堅実に支えてきたベースギターの宮城さん、もうひとつ聞かせどころがなかったのですが、今日はベース・アレンジ(arrange)を変えて生ギターコーナーではベース・ソロを交えてフィンガー奏法で聞かせました。
特に「風のメロディ」のベースラインは鮮やかにしてメリハリの効いたリズムを刻んで聞かせました。
ステージ向かって左から、白のシャーツにグレーのセーター、赤い靴で決めた安部俊幸(G)、赤系の無地シャーツの姫野達也(V G Pf)、霜降りシャーツの上田雅利(Ds)、ダークグレーの無地シャーツに靴は多分あれで決めた財津和夫(V G Pf Harmonica)、チェック柄シャーツの宮城伸一郎(B)です。
12月30日の年の瀬の午後4時開始のコンサートのせいもあったのか(?)、今日のチューリップは、あのチューリップにして演奏が、悪く見れば「雑」、でも音楽はそれだけじゃなくて、良く言えば「シンプルに荒々しい」ともいえる演奏スタイルです。その分、迫力はホールに迫るものがありました。楽器のアンサンブル(ensemble)がもうひとつでした。
個人的にはシンプルで荒々しい荒削りなサウンドには興味はあります。ビートルズの初期のサウンド・ティストもそうでした。
その中でも財津さんが「想い」のある「虹スニ」は圧巻でした。華のある流れるようにゆれてスピード感のある財津メロディ、ボイスワークが見事で、歌のうまさ、完成度、ボイス迫力で今が一番いいのではないのかと思わせるものがありました。
「セプテンバー」では声援に応えて財津さんがステージ先端にまで出てきて、この日は他のメンバーもさかんにステージ前面に出て演奏をしていました。
年の瀬コンサート、MCは一様に淡泊で、安部さんが自分自身のこととして最近シャワーのあとで髪を乾かすとあっという間に乾いて、髪が薄くなってきたとか、姫野さんは今日(2days)のために昨日のコンサート終了後、ホテルに帰ってそこで食事をして午後10時には寝て備えたが、その分早朝4時に目が覚めて寝る時間は結局一緒だったというものです。
財津さんは、チューリップというバンド名、オランダの風車、チューリップ畑の壮大なイメージで付けたけれど、幼稚園のバンドか、女の子のバンドかと言われてもっと重厚なバンド名にしたかったが、長くやっていると今となってはバンド名などどうでもいいこと、気にもならないし、むしろ今もチューリップでやれることがうれしいと悟ったという達観した話です。
ほぼオリジナルメンバー5人だけのチューリップとして今もバンド・スキルの高さを示し、時代と音楽を先駆した財津メロディ、サウンド、ボイスのすばらしさ、確かさを示した1年でした。
宮城さんが財津さんのシャーツの裾をめくって「おへそ」を見せようとしましたが、今日はめずらしく財津さんがインナーウェアーを着ていました。
来年4月からはチューリップ40年コンサートの第2クール(kur)が始まります。