いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

族議員。 `zo-ku' the Diet

2024-09-30 20:21:33 | 日記
 (1)自民党は裏金問題を受けて派閥解消が進んだが、各省庁官僚出身、所属していた団体、企業、産業、組織の利益を代表して支持、支援を受けるいわゆる「族議員」というのはあるので、政府の予算配分獲得に向けてロビー活動、政治的影響力を示して既得権益を確保、維持する圧力議員のグループは存在する。

 (2)石破茂総裁は防衛、災害、農業、地方に精通した政策通といわれて、総裁選でも自然災害国日本として防災専門の省庁を設置して日ごろから防災に向けて安全対策、政策を進める必要性を論じている。選挙地盤の島根から日本を変えるとも主張している。
 今年の日本は能登地震にさらに能登豪雨の二重災害、円安による大型物価高、猛暑によるといわれる(訪日客スシ需要増加の買い占めもあるのではないか)コメ不足、不作、高騰、中露軍用機の日本の領空侵犯が続いて、岸田政権では補正予算による災害復旧、物価高対策に追われたが有効な政策を打てたとはいえずに国民には厳しい年となった。

 (3)日本の現状問題、課題をみれば防衛、災害、農業政策に精通した石破総裁(首相)の誕生は政策、取り組みに向けて期待の持てる政治といえる。こんな時に打ってつけの実力が発揮できればの石破総裁の登壇だ。
 もちろんこれから防災専門の省庁を立ち上げて日常的に災害安全対策に取り組むとしてもすぐに成果というわけにはいかないが、精通した専門能力をいかした視点、対策、政策で政府の取り組みが変わる変化に期待したいところだ。

 (4)本来なら与党自民党としてこれまでにも自民党本流、政権中枢から外れて、距離を置いていたとはいえ、精通しているといわれる防衛、災害、農業、地方の抱える問題、課題に対して積極的に発言、提案、提言を進言することがあるべきで、与党議員でありながら自民党、政権の中枢から外れているからそれは関係省庁、大臣にまかせるだけではいい方向にいっていれば問題はないが、いづれも問題、課題を抱えて国民生活の安定、安全、活動が不安、危機に直面している時に国民の負託を受けた政治的能力を発揮できないのも解消しなければならない。

 (5)政治とは誰のために、何のためにするものなのか、十分考えなければならない。

 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

見えない国民の力が働いた。 invisible national power moved

2024-09-28 20:43:20 | 日記
 (1)自民党総裁選1回目の投票で「党員」(1位)、「議員」(2位)でともに石破茂議員を上回った高市早苗議員が2回目の決選投票では1回目党員2位、議員3位の石破茂議員に逆転敗北したのは、背景に確かにその会場にはいなかったがもうひとつの重要な「ピース」の「国民」の力が働いたと考える。

 (2)2回目の決選投票は国会議員の投票行動がより大きな力を持つもので、その2回目の国会議員の投票行動に総裁選部外者の「国民」の力が大きく作用したと考えられる結果だ。
 時期の早い遅いの問題はあってもいづれ新首相のもとでの解散総選挙が実施されるのは確実な情勢の中で国会議員は選挙で勝てる新総裁を選ぶのは必然であり、高市議員より国民の支持の高い石破議員に国会議員の投票行動が動いた、集まった結果の逆転劇だった。

 (3)国民の力(国民主権)、民主主義が働いた、動いた結果といえる。党員、議員の投票結果にさらに最後のピースとして「国民」の力が国会議員の投票行動を動かしたと考えられる石破茂新総裁の選出だ。
 さて、石破茂自民党新総裁(10月1日の臨時国会で新首相)がどういう政治、政策、理念、思想、信条で首相として政権を運営していくのかだ。

 (4)石破自民党総裁はかっては自民党保守派に根強くある核保有論を主張しており、唯一の戦争被爆国の日本として核保有論が国民の支持、理解が得られるのか、国連での核兵器禁止条約にも米国に追随して参加しておらず核保有論が先行することがあれば国民の不安、不信はある。
 今回の総裁選では米国に自衛隊基地をつくれとも述べて、憲法第9条は個別的自衛権までを規定したものとの解釈が国民の理解であり米国に自衛隊基地をつくることが憲法解釈として正当性、整合性があるのか問題はある。

 (5)これから石破総裁、首相の政治、政策があきらかになれば、従来の主張が問題となることも考えられて、石破総裁、首相がどう説明、主張するのか注目と関心が必要だ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神髄と神童ー管理すれど関与せずー。 the essence and a prodigy

2024-09-26 20:37:50 | 日記
 (1)しばらくライブを聞いていないが、その間、ラジオではジャズ、クラシックを聴く機会が多くなり、カウント・ベーシー楽団の欧州コンサート実況録音盤の「ベーシー・イン・ロンドン」(実際は同ツアーのスウエーデンライブ録音)はベーシー楽団の名アーティスト達の華やかさ、繊細さ、楽しさ、自由自在のジャズの迫力がちりばめられたスウィングの「神髄」(the essence)が聴けて、気分がよかった。

 (2)そしたら紙面ではモーツアルト(Mozart)の未発表楽譜が独ライプチヒの図書館で発見されたという大ニュースだ。250年前のあの「神童」(a prodigy)といわれたモーツアルト9才の時に書いた、作曲したといわれる〔モーツアルトの姉の証言(1800年)ー報道〕楽譜、作品で、7つの楽章で構成された弦楽三重奏の12分(同)のものだ。

 (3)この頃の楽譜は不明になったものが多く、残っているのは貴重といわれて、発見された楽譜、作品にはモーツアルトの作品番号があらたにつけられた(報道)。
 この今、現代にモーツアルトの未発表の楽譜、作品が発見されたというのは、人生100年として夢のまた夢の夢という驚き、楽しみだ。
 こういう話は作家であれ、音楽家であれ出てくる話で、ベーシー楽団といい夢をつなぐ、紡ぐ今の時代に生きている幸せ、楽しみだ。

 (4)しかし音楽はやはりライブだ。ライブ音楽は「管理」する側が「関与」できない人(ミュージシャン)と人(オーディエンス)との芸術だ。ライブではステージで演奏し、歌う「人間」(ミュージシャン)とそれを聴く「人間」(オーディエンス)の「間」に物理的マティアリアル(material)が何もない「音」、「音楽」がつなぐ世界観の世界だ。だから「ライブ」だ。

 (5)「管理」はすれども「関与」はできないことが、人間の本質的アイデンティティ(identity)といえる。事象が始まれば管理する側が関与せず、人間と人間のつなぐ、紡ぐ自由自在な世界観、世界だ。
 
 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本の国力。 national power of japan

2024-09-24 20:35:03 | 日記
 (1)GDPで独に抜かれて、印にも抜かれることは確実で、日本は5位に落ちてアジア圏の躍進、追い上げも厳しい評価が続く。今回、豪シンクタンクのアジア太平洋国、地域の実力調査の総合力で日本はここでも印に抜かれて3位から4位に後退した。

 (2)現在の日本の国力、実力からすればGDP4位から5位、アジア太平国、地域実力総合力で4位というのは、国相応としていいところではないのかと思う。
 豪シンクタンク実力総合力評価では経済不振が要因と指摘している。円安による大型物価高が続いており、賃上げはあっても物価高が上回り追いつけずに、国民消費力を抑えて経済社会に活力、ダイナミズムを及ぼさずに国民生活は楽にはならない。

 (3)日本の「経済力」が他国より大きく低下したとの評価だ。一方では軍事力、防衛ネットワーク(複数国同盟)、外交的影響力は上昇したとの評価で、岸田政権での防衛費5年間で43兆円増加に台湾有事に備える南西諸島への自衛隊基地設置に兵器配備を進めて、中国の海洋進出に対抗する日米同盟強化、日米豪印のクアッド体制などが高い評価として指摘している。

 (4)岸田首相は当初新しい資本主義の成長と分配の好循環でデフレ脱却を目指して経済政策の強化を進めるつもりが、円安物価高に効果的な対策を打てずに企業賃上げ頼りの成長論に傾き、防衛、軍事力強化で国際的評価を受けるという安倍元首相の成長経済型、軍事力強化という保守思想、政策を強めるという当初の理念、信条、政策は影をひそめる方針転換となった。

 (5)バイデン大統領との個人的友好関係を強めて、日米同盟強化に軸足を移して、米国外交追随に取り込まれた結果だ。冒頭のGDP、アジア太平洋国、地域実力評価で後退した要因の経済政策、物価、賃上げ、国民消費に向けては有効な効果的な対策は示せずに、岸田内閣支持率は低迷、低落が続いて3年で退任することになり、現在の日本の国力は冒頭評価が示すとおり低落してる。

 (6)新政権には日本の国力を自覚して、物価高抑制、賃上げ効果、国民消費回復という日本の経済の立て直し、わずかでも成長政策が求められる。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本の政治が変わる。 change of japanese politics

2024-09-23 20:24:04 | 日記
 (1)日本は世界から経済は比較高い評価を得ているが、政治の評価は低いというのがよくいわれる見方だ。近年は安倍元首相の世界を駆け巡る鳥瞰図外交に岸田首相とバイデン大統領の友好関係、日米同盟外交で国際的にも日本政治の影響力も評価されている。

 (2)政治にとって一番大事で重要な条件は何かと考えれば、国民の信頼、信任、期待の「厚さ」、「高さ」ということになる。政治は国民有権者の選挙で選ばれて国会、議会で活動し、国民の負託、期待に応えることが求められる。そのための能力、責任、実行、政策が必要だ。

 (3)知的能力が高くインテリであることはムダではないが、強調されると反感を買うことはある。今回の総裁選でいわゆる東大出で米ハーバード大学大学院修了経歴の候補者は何人かいるが、国民、議員、党員支持、人気では中、低位に位置している。あまり持ちすぎる、恵まれるのも国民とかい離して国民生活がわかるのかと不利になることはある。

 (4)総裁選に立候補している小泉進次郎議員は国民的人気は常に高く、今回も上位3人につけているが、若く(あまり理由にならないが)、大臣経験も少なく、政策論争に弱点があるとみられて、記者会見、討論会での発言で夫婦別姓問題などこれまで長年党内で論争して結論に結びつかい課題、政策について自ら総裁、首相になったら1年以内で解決してみせる趣旨を述べて、政策実行性について問題があるとみられている。

 (5)これまでも話題性先行型で、驚かせるだけの国民受けする発言が目に付き、自らも意識しているのか総裁、首相になったら自分以上の実力者を集めて最強のチームをつくると述べており、それならその実力者をまず党総裁として推薦するのがいいのではないかと思わせるパラドックス性(paradoxical)だ。

 (6)前述したように政治家は知的能力、インテリは必要であっても必ずしも受け入れられるとは限らずに、政治とカネの問題を含めて国民の信頼、信任、期待の「厚さ」、「高さ」が一番重要で大切な世界だ。
 世界の有能で経験豊富な政治首脳は軒並み国民的支持の低下、低迷、反発に直面しており、世界は「今」を否定し、極右勢力、保守思想主義の台頭の中で政治が変わり始め、気づき始めている時代である。日本の政治が変わる時だ。

 

 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする