いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

日本は安全か。

2009-05-30 20:14:00 | 日記
 日本の治安は悪化。捜査能力が主な原因。いくつも事例を見て
きた。社会に蔓延する不法行為に適切な安全対応ができていない。
 
 世界に冠たる「KOBAN](コウバン)に人手をまわせない。緊急
な対応に交番を見つけても、人はおらずテレビ画面での交信。

 世間では、誰が見ても不法改造の車が昼中、公道を縦横無尽に
走る。パトロールしている警察官には目につかないのか。いうま
でもなく、こういう日常的な不法に緻密な対応が治安維持には不
可欠。
 
 最近の事件。特徴として、現場での犯人と思われるものの証拠
の数の多さの報道。しかし、犯人に直結できない捜査現状。
 捜査能力の欠如とともに、その「質」の問題も多く出てきた。

 「飲酒運転撲滅」の「指導担当警察官」による「警察署駐車場」
からの「飲酒運転」による逮捕。
 これ、どうやったらこれだけ完全無欠のパズル合わせになるん
すか。理解不能だけど現実のもの。

 生命、財産を守る国の能力、大丈夫かい。やっかいなことに、
治安というのは絶大なる信頼関係がない限り、こういう輩(やか
ら)に何がなんでも結果を求めると、極めて危険な社会ともなる
ことは、すでに歴史が証明。

 まさか、警察力も民営化で自警団というわけにもいかず、国民
の生命、財産を守ることは国の基本政策、予算を適切に投資して、
国民の目に見える緻密でオープンなカタチとしての安全対応を望
む。ちょっと、パズルのタガ緩んでないかい、間違ってないか。

 もっとグローバルな大きな視点で見ると、アジアの時代錯誤の
妄想で揺れる安全、平和の現状はどうか。
 
 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

学校は、休みの日でもコミュニティ。

2009-05-29 20:09:34 | 日記
 子ども達には、もっと学校で時間をかけて勉強してもらおう。
 正午前、街に出ると午前中なのにもう生徒達がウロウロしてい
る。あまり風景にマッチした光景ではないし、ふさわしくもない。

 教育は、「詰め込み」教育が思考能力を開発しないという弊害
で、「ゆとり」教育に転嫁した。そしたら、基礎学力が落ちたと
いうことで、また見直して、土曜日も授業を復活する。

 小、中、高の教育がそうだし、高等教育の大学も学生確保のた
めの目先だけの受験制度で、毎年コロコロ(たとえば受験科目)
変わって、これで大学教育の水準が維持できるのかという現状。

 教育方針は国の基本的な指針だから、多角的に検証して長期
的な展望にたった一貫性のあるもの。
 「ゆとり」教育は大事。ただし、「ゆとり」とは時間的な取り
入れ方ではなく、こころのあり方。

 1日の時間を目いっぱい使って、余裕をもって課題、教育に取
り組むこと。ひとつの課題に半日使ってもいいし、時間を区切ら
ずに「ゆとり」をもって徹底的に、多角的に学習に取り組むのが
「ゆとり」教育の本質。

 そこからは、「モノ」の見方、捉え方、組み立て方が整理され
て、論理的な思考が育ち、知識がリンクして構築されていく。
 
 大学も、いまや年間の授業時間をフルタイムで確保し、大学院
大学とか高等教育の本質にせまる改革に乗り出しており、年中、
また朝から夜遅くまで自由に時間を活用してけっこう学習してい
る。

 小、中、高も「ゆとり」を時間ではなくこころに宿して1日中、
学校で勉強しよう。
 学校は、休みの日でも生徒であふれるコミュニティであるべきだ。
 夕焼けが近づいたら、家に帰ればいい。
 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

かしこいコンシューマー

2009-05-28 19:36:16 | 日記
 常々、かしこい消費者にならなければと思っている。なにしろ
われわれを消費者とみなす相手(一部の善良な管理者は除き)は、
あの手この手で、二重、三重の仕組みを弄して、それが商売とば
かりに「モノ」の価値をどうとも取れるあいまいなスタンス(お
薦めですよ、というおせっかいな価値判断)で市場に提供してく
る。

 食品安全、品質管理に神話のあった国産品を謳(うた)って、
実は外国産だったとか、お値打ちと言って、結果(調理したら)
として品質管理ができていなかったモノとか、平然と市場信義に
背いてきた。

 そういう業界体質の歴史があるから、「低価格+品質保証+サ
ービス精神=消費者サービス」という図式が、いまだに消費者か
ら認められてこない。

 バーゲンセールで買いたいモノは除外品だったり、どうみても
通常セールの売れ残り品の一掃セールという概念がつきまとう。
消費者の信頼を得ていない現状を自ら生んでいる。

 上昇気流に乗れない急激な景気悪化の中、高速道路料金の土日
一律1000円、夏の繁忙シーズンの航空料金のいっせい値下げ
(空席があればどこに行くにも国内1万円)、外食産業、衣料品
雑貨販売の値下げ競争と、ここにきて需要拡大、獲得に向けた業
界の覚悟もでてきた。

 業界も、無理をとおせば足元が危なく、しかし企業精神を失墜
する小手先のツジツマ合わせもできずに、消費者は善良な管理者
としての企業マインドを選別し育てる時がきた。

 かしこい消費者はサービス精神、品質管理の「高い付加価値」
が、厳しい時代を成長する企業エネルギーになることを発信する
購買意欲、役割も持っている。

 低価だけじゃなく、消費社会のニーズにあった品質管理、サー
ビスによる企業努力の「高い付加価値」が試される時代に、消費
者もかしこい選別、選択により優良企業を育成する課題も持って
いる。

 

 



 

 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リスペクト・マインド

2009-05-27 19:52:26 | 日記
 落としどころも見えない、取り返しようもない年金問題(いうまでも
ない時間と仕事の膨大な欠損)の対応に、降って沸いた新型インフルエ
ンザへの対応で厚生労働省、とりわけその大臣が連日スポークスマンと
してメディアに登場して、寝る暇もないそうだ。

 おかげで、せっせと納めてきた年金がどうなるのか、その調査のステ
ージがどのあたりなのか、きちんと対応できるのか、国民にはさっぱり
わからない。(二つ前の政府は、二つ前の内にすべての対象者を調べあ
げ報告すると言った。)
 
 新型インフルエンザも、冬には第二波のパンデミックスの予見もあり、
一方、弱毒性で警戒も限定されるとの見方もあって依然先行き不透明。
 追い打ちはかかり、雇用悪化の対応だ。
 
 身内のサビもあるが、あれやこれやが一気にやってきて、厚生労働省、
従前の厚生省と労働省に戻して機能を分化させたらという話が政府から
聞こえてくる。

 ちょっと待てよ、だよ。今まで国債発行(借金)による見せかけのツ
ジツマ合わせの予算編成の失敗を認め、後世にその負担を先送りしてき
た政策改善として、ムダを省く行財政改革の一貫による省庁再編成だっ
たはず。

 国策たるものが、市場の動向に場当たり、場当たりで方針が右往左往
なんかして、こっけいじゃないか。
 危機管理にあたって「機能」してない。政府機関が、危機管理の対応
で「機能」してないのだから、まず、機関として当然あるべき機能を働
かせるシステムの構築(まったく、いまさらだけどね)を当然のように
やるべきだ。ゆきあたりばったりの省庁編成見直しの前に、やるべきこ
とがある。

 現実に起きていることへの対応と、将来への行財政再建への道筋とが
リンクしていないむなしい現実の問題。
 増税(消費税他)で国民に負担を強いる安易な前に、揺るぎない本筋
に沿った再建の展望の「取り組み」を示して、その政策を国民全体が
「共有財産」として支える努力が急務が望まれる。

 そういう国づくり、政府、政策を国民の手(選挙)でつくりあげる。
 今望まれるのは、根幹となる「情報」の公開、分析、活用であり、
右往左往しない「情報」の共有だ。

 国が道に迷ったら、国民が探し出して進むべき道を指し示そう。
 省庁再編成は始まったばかり。「機能」しているのか、その見極めが
ことさら大事だ。

 行財政再建で「カジ」を切った道、息が切れるからといって、踏ん張
りどろまで見えない見識では、リスペクトへの道はない。

  
 
 




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

教訓2〔安心の共有〕

2009-05-26 19:40:23 | 日記
 中国製のウナギから殺虫剤(ジコホルと発表)が検出。
 シジミから除草剤が検出。
 ハム製造会社の地下水からシアン化合物が検出。

 どれもが関連する食品衛生法に基づく法体制の中に、なぜか確固
たる安全基準値の定めがなく、海外の例をとっても安全上の問題(
健康への影響がない)のない範囲内の数値ではあるが、同法の暫定
処置の基準の最低値を適用して回収、破棄することになった。

 大気中、また地下資源中が無菌状態のわけもなく、われわれは体
内も含めてそれこそ健康に影響のない範囲内で雑菌と共生している。
 
 一方、日本の暗い歴史の中で、過って水俣病(水銀汚染)、カネ
ミ油症(PCB汚染)、イタイイタイ病(カドミウム汚染)を象徴
するように、経済発展優先の名のもとに、ズサンな安全管理による
公害汚染列島で社会を震撼させ、その後の想像を絶する病魔を背負
ってきた人々のことも忘れない。

 冒頭の事例で「今後は、日本でも健康への影響があるかどうかで
回収の是非を判断するような合意づくりが必要だ。」との専門家の
意見を聞くと、「いまさら」何をだ。

 過去の暗い公害歴史が「いまさら」も活かされず、法整備があい
まいのまま「安全」の確立と元に戻ることのない深い「キズ」が捨
て去られている。

 今頃になって、健康への影響評価の合意づくり、とはどうした。
 食品衛生の本当の深い論議が、経済偏重社会の中で置き去ら
れている。

 もう日本も、安定不況の時代、過っての経済成長社会へ回帰す
べきもなく、それに見合った社会へ進化し、成熟しつつある。
 そのための「幸せ社会」づくりの条件、基準がひとつひとつ整備
され「共有」されなければだ。

 そしてもうひとつ、殺虫剤、除草剤、シアン化合物が簡単に魚介、
水源に流れていく実態を、安全基準内のものだからという管理能力
の希薄さで片づけられては、今も背負う過去の悲惨で暗い歴史の
「教訓」が浮かばれないぞ。

 「健康への影響があるかどうかの合意づくり」にも、とても安心し
てまかせられない本質が、そこにある。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする