(1)最近の政府案は趣旨説明の提案で中身の制度設計は後回しで省令などで決めていくという、手抜き都合主義だ。それで通る国会が問題だが、外国人就労者の受け入れがそうだったし、今回全国の国有林の伐採、販売権を民間業者に与える国有林野管理経営法改正案で伐採、販売期間を「最長50年以内」と明記(報道)しただけの改正案で、法案成立後は農水省の運用にゆだねられる。
(2)「伐採したあとの植え直し(再造林)が不十分になるなどの懸念」(報道)が残り指摘されるなか、来週採決される見通しだ。国有林は山林業者のなり手不足で管理が行き届かずに荒廃しているといわれて、近年の風水害による自然災害の被害拡大につながっているとも考えられる。
数百ヘクタールの山林伐採、販売権を与えるかわりに山林管理を民間業者にゆだねるというものだが、山林業者のなり手不足に近年は重機による伐採が主流となりそのためのインフラ整備も大きく、参入業者の負担も大きい。
(3)日本の山林は防災害とともに豊富で上質な水資源の確保の役割も果たして日本の高い自然資源(high quality of natural resources in japan)を構成している。
北海道では早くから民有林の中国などの海外資本の山林、買い占めが伝えられて、注目、関心を集めた。
こうした海外の山林参入業者は伐採、販売が目的であるいは上質な水資源の確保による利益拡大が目的であり、その後の山林管理には多くを期待できない。
(4)今回の国有林の伐採、販売にこうした海外業者の参入が認められるのか、日本の貴重な上質なあるいは防災害役割もする自然資源の育成、管理につながるのかは検討、検証が必要だ。
天皇、皇后両陛下は来月2日開催される愛知県内の全国植樹祭出席が即位後の最初の地方訪問となるが、山林、樹木はすぐには成長、生育するものではなく、一方で植樹活動を推進しながら一方では国有林の伐採、販売権を民間業者にゆだねるというともに山林管理には必要なものとはいえ民間利益優先のために植樹育成、生育するという本末転倒がみられて、国有林の植え直し(再造林)、育成、生育にも配慮が求められる。
(5)前述したように日本の山林は豊富で上質な高い自然資源であり適度な伐採管理は山林環境保全にも必要だが、防災害上の観点からも保護し残すことは有益であり国有林法改正で期間(50年以内)、面積(数百ヘクタール)限定とはいえ伐採、販売権を民間業者にゆだねることで、乱伐による逆進性の山林荒廃を招かないよう国の管理、指導は欠かせない。
(6)特になり手、人手不足から重機主流の伐採工程になっており、インフラ造成、集中大量伐採の利益優先により山林荒廃につながらない自然資源保護の制度設計が必要で、そこまで議論しての国有林民間委託だ。
(2)「伐採したあとの植え直し(再造林)が不十分になるなどの懸念」(報道)が残り指摘されるなか、来週採決される見通しだ。国有林は山林業者のなり手不足で管理が行き届かずに荒廃しているといわれて、近年の風水害による自然災害の被害拡大につながっているとも考えられる。
数百ヘクタールの山林伐採、販売権を与えるかわりに山林管理を民間業者にゆだねるというものだが、山林業者のなり手不足に近年は重機による伐採が主流となりそのためのインフラ整備も大きく、参入業者の負担も大きい。
(3)日本の山林は防災害とともに豊富で上質な水資源の確保の役割も果たして日本の高い自然資源(high quality of natural resources in japan)を構成している。
北海道では早くから民有林の中国などの海外資本の山林、買い占めが伝えられて、注目、関心を集めた。
こうした海外の山林参入業者は伐採、販売が目的であるいは上質な水資源の確保による利益拡大が目的であり、その後の山林管理には多くを期待できない。
(4)今回の国有林の伐採、販売にこうした海外業者の参入が認められるのか、日本の貴重な上質なあるいは防災害役割もする自然資源の育成、管理につながるのかは検討、検証が必要だ。
天皇、皇后両陛下は来月2日開催される愛知県内の全国植樹祭出席が即位後の最初の地方訪問となるが、山林、樹木はすぐには成長、生育するものではなく、一方で植樹活動を推進しながら一方では国有林の伐採、販売権を民間業者にゆだねるというともに山林管理には必要なものとはいえ民間利益優先のために植樹育成、生育するという本末転倒がみられて、国有林の植え直し(再造林)、育成、生育にも配慮が求められる。
(5)前述したように日本の山林は豊富で上質な高い自然資源であり適度な伐採管理は山林環境保全にも必要だが、防災害上の観点からも保護し残すことは有益であり国有林法改正で期間(50年以内)、面積(数百ヘクタール)限定とはいえ伐採、販売権を民間業者にゆだねることで、乱伐による逆進性の山林荒廃を招かないよう国の管理、指導は欠かせない。
(6)特になり手、人手不足から重機主流の伐採工程になっており、インフラ造成、集中大量伐採の利益優先により山林荒廃につながらない自然資源保護の制度設計が必要で、そこまで議論しての国有林民間委託だ。