埼玉県三郷(みさと)市に来ています。2010年も明けて1月30日(土)。財津和夫
さんの「コンサートツアー2010」がいよいよ、ここ三郷市文化会館から、今日から始ま
ります。
早稲田公園と道路を挟んで向かい側、長方形の前面ガラス張りの三郷市文化会館が
見えてきました。
会場前はすでに長蛇の列で、17時に予定どおり開場です。ホールに入ります。アイボ
リーの壁に囲まれたステージ。向かって左から、ドラム、ベース、ギター、キーボードの順
にバックバンドの楽器がセットされています。
中央にはセンターマイクとその右側には財津さん使用のキーボード。ステージ後方の天
井からブルーのサーチライトが一点、センターマイクを映し出しています。
ステージ両脇には銅製(黄金色)のちょうど大根の皮を剥いたような縦の長いオブジェ
が左右に6本づつ下げられています。
17時30分過ぎにバンドメンバーを先頭に財津和夫さんがステージに登場してきました。
財津さんは、グレー地に胸に切り返しのある細いストライプのシャツスタイルです。
ステージ全体にライトが映えて「wake up」で、財津和夫コンサートツアー2010はオ
ープニングです。よく伝わる響く、財津さんの声がホールを包みます。
軽快なギターのチップ(tip)音のイントロから「セプテンバー」が始まりました。「恋
は素顔で」、「今日と明日の間に」と立て続けに80年前後のチューリップの流れるように
スピード感のあるポップで美しい財津メロディ、サウンドが続きます。第1のクライマック
ス・ステージ(climax stage)です。
「急行の停まる街」、「メルティング」。この「メルティング」は、とてもシンプルなサウンド
に仕上げて、感情を抑えてどちらかというと淡々と財津さんのメロウな高音がストレート
に伝わってくるアレンジのあたらしい「メルティング」にして、聞かせます。財津さんの歌
のうまさが、聞かせどころの歌にしました。
「君の指」のあと、ここで昨年発表したアルバム「ふたりが眺めた窓の向こう」から、揺
れて流れるようにメロディラインのきれいな「幸せは始まっていたのに」と「こもれび」の
2曲。「こもれび」はクラシック・オペラを想わせる重厚で幻想的なライブアレンジで、そ
こに表現力のある財津さんの歌のうまさがこの曲を引き立てます。
そこから、次の、幅と深みのあるスケールの大きい流れるように美しい財津メロディの
「たったひとりのオーディエンス」への移りがあざやかで、見事です。80年代のチューリ
ップを代表する、艶と華やかなメロディラインの財津サウンドです。ここが第2のクライマ
ックス・ステージです。
後半にはいって、チューリップの芦ノ湖のパゴダ・コンサートで印象深い「our song」4
小節から、「まるで愛のように」の途中から、見事な変調で「3フィートの高さから」でし
っとり、財津メロディと印象的な言葉(lyrics)を聞かせて、再び「まるで愛のように」に
帰結する、80年代チューリップと90年財津和夫の見事なコラボの組曲風のコンポジット
(composite)。これが、第3のクライマックス・ステージです。
後半は、545日のライヴ&トークのアコースティックアレンジのセットリストから、今
回バンド・アレンジにして歌います。
アンコール終了後も、再びアンコールを促すオーディエンスの手拍子が延々と鳴りや
まずに、ついに再びステージライトが射して、財津さんはじめバンドも登場してダブル・
アンコールに「二人だけの夜」で応えます。
80年前後のチューリップの香りを随所に漂わせて、財津和夫さんの企画力のある質
の高いライヴ音が、これからさらにスケールアップしていく期待の大きい、初回からダブ
ルアンコールの財津和夫コンサートツアー2010です。
まだ、声と楽器、楽器と楽器のアンサンブル(ensemble)がもうひとつで、今後、セット
リストの意図と音楽のロマンに賭けた企画構成の完成度がスケールアップするのが楽
しみです。音感に厳しい財津さんのことです。キチッと調整してくるでしょう。
ミュージシャン
財津和夫(V G Pf) 柳澤二三夫(G) 山内和義(B) 小泉信彦(Pf) 田中トオル(Dr)
さんの「コンサートツアー2010」がいよいよ、ここ三郷市文化会館から、今日から始ま
ります。
早稲田公園と道路を挟んで向かい側、長方形の前面ガラス張りの三郷市文化会館が
見えてきました。
会場前はすでに長蛇の列で、17時に予定どおり開場です。ホールに入ります。アイボ
リーの壁に囲まれたステージ。向かって左から、ドラム、ベース、ギター、キーボードの順
にバックバンドの楽器がセットされています。
中央にはセンターマイクとその右側には財津さん使用のキーボード。ステージ後方の天
井からブルーのサーチライトが一点、センターマイクを映し出しています。
ステージ両脇には銅製(黄金色)のちょうど大根の皮を剥いたような縦の長いオブジェ
が左右に6本づつ下げられています。
17時30分過ぎにバンドメンバーを先頭に財津和夫さんがステージに登場してきました。
財津さんは、グレー地に胸に切り返しのある細いストライプのシャツスタイルです。
ステージ全体にライトが映えて「wake up」で、財津和夫コンサートツアー2010はオ
ープニングです。よく伝わる響く、財津さんの声がホールを包みます。
軽快なギターのチップ(tip)音のイントロから「セプテンバー」が始まりました。「恋
は素顔で」、「今日と明日の間に」と立て続けに80年前後のチューリップの流れるように
スピード感のあるポップで美しい財津メロディ、サウンドが続きます。第1のクライマック
ス・ステージ(climax stage)です。
「急行の停まる街」、「メルティング」。この「メルティング」は、とてもシンプルなサウンド
に仕上げて、感情を抑えてどちらかというと淡々と財津さんのメロウな高音がストレート
に伝わってくるアレンジのあたらしい「メルティング」にして、聞かせます。財津さんの歌
のうまさが、聞かせどころの歌にしました。
「君の指」のあと、ここで昨年発表したアルバム「ふたりが眺めた窓の向こう」から、揺
れて流れるようにメロディラインのきれいな「幸せは始まっていたのに」と「こもれび」の
2曲。「こもれび」はクラシック・オペラを想わせる重厚で幻想的なライブアレンジで、そ
こに表現力のある財津さんの歌のうまさがこの曲を引き立てます。
そこから、次の、幅と深みのあるスケールの大きい流れるように美しい財津メロディの
「たったひとりのオーディエンス」への移りがあざやかで、見事です。80年代のチューリ
ップを代表する、艶と華やかなメロディラインの財津サウンドです。ここが第2のクライマ
ックス・ステージです。
後半にはいって、チューリップの芦ノ湖のパゴダ・コンサートで印象深い「our song」4
小節から、「まるで愛のように」の途中から、見事な変調で「3フィートの高さから」でし
っとり、財津メロディと印象的な言葉(lyrics)を聞かせて、再び「まるで愛のように」に
帰結する、80年代チューリップと90年財津和夫の見事なコラボの組曲風のコンポジット
(composite)。これが、第3のクライマックス・ステージです。
後半は、545日のライヴ&トークのアコースティックアレンジのセットリストから、今
回バンド・アレンジにして歌います。
アンコール終了後も、再びアンコールを促すオーディエンスの手拍子が延々と鳴りや
まずに、ついに再びステージライトが射して、財津さんはじめバンドも登場してダブル・
アンコールに「二人だけの夜」で応えます。
80年前後のチューリップの香りを随所に漂わせて、財津和夫さんの企画力のある質
の高いライヴ音が、これからさらにスケールアップしていく期待の大きい、初回からダブ
ルアンコールの財津和夫コンサートツアー2010です。
まだ、声と楽器、楽器と楽器のアンサンブル(ensemble)がもうひとつで、今後、セット
リストの意図と音楽のロマンに賭けた企画構成の完成度がスケールアップするのが楽
しみです。音感に厳しい財津さんのことです。キチッと調整してくるでしょう。
ミュージシャン
財津和夫(V G Pf) 柳澤二三夫(G) 山内和義(B) 小泉信彦(Pf) 田中トオル(Dr)