いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

1962で抱きしめたい。 I wanna hold your hand in 1962

2024-07-31 20:34:11 | 日記
 (1)これだけ猛暑の晴天が続けば、若い時に軽井沢で一服と行った記憶がよみがえる。あの日も晴天の暑い日でまだ高速道路ここまでの終点の小渕沢で降り、「リトルバッハ」に立ち寄った。
 財津和夫さんのソロアルバム「Naked Heart」は小渕沢の「リトルバッハ」でレコーディングされた。

 (2)財津さんが泊まり込み(2階が宿泊施設)でレコーディングした小渕沢のレコーディングスタジオの「リトルバッハ」には、仔馬のポニーがいて(同アルバム巻末に名前はLAYLAと書いてある)、管理人の話ではお子さんも夏休みで一緒で仔馬で遊んでいたということだった。

 (3)そこでレコーディングされたアルバム曲に「1962で抱きしめたい」がある。財津さんの詞、曲の中でも好きな曲で、タイトルからして1962年ビートルズが日本デビューした「I wanna hold your hand」(日本題名「抱きしめたい」:米国デビュー曲は「Love me do」)を意識した曲だとわかる。

 (4)曲調は小渕沢の晴天の原風景が心に響くような、財津さんにしてはめずらしい日本の原風景を想わせる親しみのあるなつかしい曲想で、そこにテンポよく心地よい気分にするメロディでイントロから「思い出すよ この曲だよ だまって聴いてみて」だから、ビートルズの「抱きしめたい」を意識したものとわかる。

 (5)しかし詞の内容からビートルズへという深い思索は感じられずに、多分夏の晴天の中でのひとときの日常をあっさりと表現したもので、日本の夏の原風景の中で気分がよくなって暑い頃なので野外でビールにサンドウイッチ、かき氷で気分よく酔った勢いで書いた曲という思いが伝わってくる。

 (6)その曲想、曲調、メロディ、テンポ、リズムがこちらの気分もアップテンポでいい気分にさせてくれる。こちらもビールにウイスキーでも飲んでいい気分で聴かせてもらえれば、何かどこか(小渕沢のあの日の暑い晴天の日本の原風景)にふっと浮かんで舞い上がり、飛んで行くメタバースのいい気分になる。

 (7)財津和夫さんが家族と一緒に日本の原風景を楽しんで、いい気分でビートルズをなつかしむ思いが素直に伝わってくる。

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政権交代が視野。 the view of alternation of government

2024-07-30 20:32:48 | 日記
 (1)通常国会で積み残した政治とカネの課題は物音もしないのに、来年度予算要求の概算要求基準を閣議決定した。物価高対策、賃上げ促進策を手厚く、「新しい資本主義」も特別枠(報道)とした。岸田首相は来年も政権維持に意欲を示したといえる。
 9月に総裁選を控えてまだ立候補の申し出者もいない中で、来年度予算の内容だけは気の早い特別枠扱いだ。

 (2)自民党総裁、首相に誰がなるかによって、政府政策方針、予算編成方針も変わってくるので、時期は時期とはいえ憶測も出そうな来年度予算要求基準の閣議決定だ。通常国会終盤では岸田首相に距離を置く議員、グループは会食を重ねて意見、情報交換、結束をみせていたが、通常国会終了にあわせてその後は表立った動きをみせてはいない。

 (3)今回は裏金問題を受けて最大派閥の安倍派ほか岸田派などが派閥を解消して、党内の表立った動きはみられないが、最近の報道では派閥解消の中でも議員たちはひんぱんに会食を重ねているようで、早くも派閥復活の動きともとられられている。
 
 (4)政策、理念、信条がわからない、示されない中で、世論調査で次の首相候補一番手の石破茂元幹事長は選挙区の島根での集会で島根から日本を変えると立候補に強い意欲を示したとも受けとられて、来月お盆あたりにははっきりさせる意向を示した。
 国民的人気は高いが党内基盤は弱く、推薦人20名を集めることが問題であり、派閥解消となったことで有志を集めるには都合よくなったともいえて、いち早く総裁選に前向きな姿勢をみせている。

 (5)派閥解消が党総裁選にどういう影響が出るのか、出ないのか、これまで立候補した経験議員、意欲を示している議員で派閥に代わる政策勉強会と称して有志の囲い込みを始めており、まずは推薦人20名確保に向けての動きだ。

 (6)来年度予算要求基準で岸田首相の「新しい資本主義」実現に充てる特別枠として4.2兆円としたが、岸田首相が9月の党総裁選に意欲を見せているもので国民支持率が一向に上向かない中で岸田首相周辺からは立候補を前提とした話や意欲を伝える話が聞こえてきて、駆け引きが続いている。

 (7)次の政権は来年の衆院選での政権交代も現実的な視野に入ってきており、与野党ともそれを意識した対応が続く。

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日本はどこにある。 where is japan

2024-07-29 21:06:20 | 日記
 (1)パリ五輪が始まった。開会式では韓国選手団の入場で「朝鮮民主主義人民共和国」(北朝鮮)の国名がアナウンス(報道)された。100か国以上が参加する五輪でこれまでの通称と違って正式国名を告げるとなると、五輪開催運営する側も気を遣う、間違えてはいけないと(そういう心理的現象もある)かえって間違えることもあるのだろう。

 (2)国名なので取り違え、読み間違えがあってはならないが、仏のアジアへの関心の向かう先の違いが出たともいえる。仏マクロン大統領は世界経済を一方でけん引するアジアでも中国への依存、関心を強めており、日本、韓国に対しては来日もG7サミット開催ぐらいで関心は薄い。
 
 (3)日本が長年関与している太平洋地域の島しょ国首脳会議が日本で開催されたが、ハワイに近いと思っていた島国が豪州、ニュージーランドに近い島国だったりしてこちらも関心の薄さは仏と同じだと自覚させられる。

 (4)何十年前になるのかバンドTulipが英国を訪れた時(アビーロードスタジオでのレコーディングとは別の時期)に、P.マッカートニーさんがスタジオでレコーディングしていることがわかり、会えることになって、財津さんと姫野さんがスタジオのピアノ(姫野さんが弾いた)でポールがベースで合わせて即興でセッション(ビートルズのレディマドンナ)を行うことになって、日本から来たミュージシャンと紹介したらポールが日本てどこにあるのか(where is japan)と言った話を読んだことがあり、当時は日本は欧州からは遠い国だった。

 (5)日本はGNP,GDP2位の経済国であり、G7の主要国として首脳会議を開催して存在感は出てきていたと思うが、同じように欧州からは韓国は遠い国であり、朝鮮半島の北朝鮮問題は米国、日本を含めた同盟国問題という認識なのだろう。そういうことを認識させられたパリ五輪での韓国の北朝鮮国名での紹介、アナウンス(英語、仏語ともに)だった。

 (6)グローバル社会といわれる世界だが、何を基準にそう呼ばれるのか考えさせられて、言葉がひとり歩きして実体がつかみ切れていない、追いついていない世界情勢であり、世界の現実はあまり変わっていないことを知らされて、ウクライナ戦争もガザ侵攻も一地域の利害対立でしかない現実観だ。

 

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月と五輪。 the moon and the olympics

2024-07-27 20:52:59 | 日記
 (1)東北地方は夏の集中豪雨でこんな話もどうかと思うが、ここ1週間は深夜に満月(次第に欠けているのではあろうが)が高い夜空に浮かんで光って、心の中は少しはしずんだ気持ちにさせてくれる。月は動かないが、地球は動いているので月の夜空に出る位置も日々変わって、探すのも楽しみだ。
 月見はすがすがしい秋の楽しみでもあるが、夏の高い空に浮かんで光る夏の月も暑さをしのぐだけいいものだ。

 (2)最近の新聞紙面を見ていると、めくれどめくれどスポーツ記事でスポーツ新聞化しているが、真夏開催のパリ五輪が参加選手も含めて不評、批判を受けているが日本でも夏のスポーツ大会全盛時代でもある。
 夜空に月を見れば少しは清涼感が伝わってくるものだが、地球温暖化前の原生的地球では夏の開放感の中一休みの季節ですがすがしい青空の中でのスポーツ大会は多かったので、その名残として地球環境がすっかり変わり温暖化による猛暑となっても夏の風物詩としてスポーツ大会の全盛だ。

 (3)中東でも夏の五輪開催立候補都市があり、こちらはカケ値なしの超高温地帯での五輪ということになり、オイルマネー投入によるドーム主体、空調設備完備の五輪といわれてここまでやるのかのまるで地球ではなく「月の砂漠」で五輪を開催している気分になってくる。

 (4)そうまでして五輪を開催する「意味」はIOC、開催国、都市にはあるのだろうが、「意義」はあるのか疑問だ。「月」で五輪を開催しても、地球では夜空の月を見上げてそうかあそこで五輪をやっているのかで感動もないだろう。

 (5)かっての五輪の原点はギリシャで毎回開催するものであったようで、昨今経費が膨らむ五輪開催地に手をあげる国、都市が減ってきていることから、ギリシャ毎回開催に戻してそれに共同開催国、都市を加え同時開催する考えもあるようだ。

 (6)五輪が人類の成長、進歩のための参加主義から、国別対抗意識の勝利主義、ハイテク技術開発、プロ参加の記録主義、さらにメディア投資の商業主義と変遷して、これから「月」開催でも目指すのか、どこまで飛んでいくのだろうか。

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政治が変わる日。 the day of the politics changed

2024-07-26 20:53:25 | 日記
 (1)岸田首相は就任以来任命した大臣に問題が続出して更迭、交代をくり返して、秘書、自民党議員の不祥事も重なりとにかくよく謝る、何でも謝るだけは謝る首相という印象だ。「火の玉」となって、先頭に立って改革に取り組むと言葉は威勢はいいが、言葉だけで責任をとろうとしないし、積み残しばかりが増える不条理さが国民の不評、支持率低迷につながっていると考える。

 (2)今年は春闘の賃上げが平均5%超と高い上昇率となり、中小企業にも波及してパートも賃上げとなり税収も増えて、通常経済が好調という時には内閣支持率は上昇するものだが、賃上げを上回る大型物価高に無策で内閣、与党自民党に不祥事が続いて決断も出来ずに、国民の支持は上向かずに国民の70%以上が岸田首相にやめてほしいと回答している。

 (3)米国バイデン大統領は高令を理由に国民の60%が大統領として期待していないという反応だが、米国経済は高いインフレ率も落ち着きをみせてGDP、雇用統計数値も良好で堅調といわれる。
 こちらも通常経済が良好、堅調なら大統領は支持されるのが通例だが、それは評価されずにバイデン大統領の高令による精彩を欠いた対応が問題となって民主党内からの一斉の大統領選撤退論に押しまくられて、大統領選からの撤退を表明した。

 (4)国民のバイデン大統領の高令による不評、不人気はあったけれども、民主党議員からの撤退論が大勢を決めた。政治に対する国民の見方、考え方、理解が変化してきていることを強く感じる。
 もちろん政策、方針、理念、信条は重要で基本事項だが、それだけやっていれば国民の支持、人気は底堅いというわけにはいかなくて、大統領、首相の発言、発信力、説明力、説得力、影響力に国民の注目、関心がより高く、多く集まる事情が見受けられる。SNS効果、影響ともいわれる。

 (5)つまり、リーダーシップ力、存在力、率先力、イメージ力が国民の評価を決める政治事情だ。それは本来、これまでの貿易、市場、企業活動、景気、雇用という実体的、社会構造的な経済力とは結びつかいもので、それが経済が好調、堅調でも大統領、首相の政治指導者の評価につながらない、結びつかい昨今の政治事情といえる。

 (6)それは今夏の東京都知事選でもはっきりして、政治で何をするのか、したいのかわからないけど、これまでの仕組み、制度は批判して、何かはわからないけどこれまでと違っていることへの期待感だけで有権者の支持を集めた。
 政治のどちらに行くのかの転換点を感じる。


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