(1)政治、外交に「機密」など本来あってはならない。国民の知らないところで(密室政治)国の方針、責任、負担、義務が一部の権力者によって決められることなど、結果として国益に反することがあってはならない。
「手の内をすべて見せる訳にはいかない」などとは、一部の権力利益享受者の都合のいい政治私物化、自己願望保身、力量不足、交渉努力不足隠しの言い訳にすぎない。09年の政権交代を選択した国民によって従来の既得権政治、密室政治は完全に否定されたのだ。
そういう民主党政権首相からいまだに「手の内を」発言が公然と語られるのは、政治に対する国民の意思、期待を正しく理解していない、把握できない政治能力、裁量不足を示すものだ。
(2)尖閣諸島沖中国漁船衝突事件で、同事件の推移を記録したビデオテープ映像を事実関係の確認のために公開すべきだとの要請に反して、結果としてその後の政府の対応のまずさを隠すために対外関係、国益保護を守るなどと言って非公開とした政府に対して、海保庁職員がネットワークに勝手に映像漏えいした事件の本質が機密不要論の構図だ。
本末転倒の政府はあろうことか、このあってはならない「機密」の保護(結果としての政府の過失保護)のために公務員に対して「秘密保全法」まで制定して規制、制御する意向だ。
国民とともにがテーゼ(these)の民主党政権の、反国民的な秘密保護主義、強権政治だ。もちろんすでにマニフェスト中止、後退、見直しで、民主党政権のテーゼは崩壊しているが。
(3)28日夜にメディアとの非公式と言う建前の懇談会での解任沖縄防衛局長の非人道的暴言(speak violently)問題、政府職員の脇が甘いとかの事務的問題ではなくて人格、資質の人間性の問題だから、通常はオフレコらしい「非公式」とか機密とかで隠し通せる事柄ではなかった。
メディアが政府関係者と接触するのは、どんな場所、条件、慣例であっても「情報収集」が目的で、そこで収集した情報は将来にわたって事態の背景として記事、ニュースの核心として広く開示されていくのが当たり前だ。そうでなければ、政治をチェックする健全なメディアの存在意味はない。
そんな当たり前の前提の中での解任防衛局長の、ひとり高揚した(酒の席であったらしいが)劣悪な、立場を誇示したい自慢情報の歪(わい)曲した披露だったのだろう。
人格、人間性の劣悪さ、程度の悪さを自ら演じるピエロ(pierrot)の暴言(government pierrot speak violently)だった。
(4)普天間基地移設先問題は、日米合意により辺野古沖周辺への移設決定に沖縄が全面反対する構図の中で、米国からの来年6月までの同移設工事工程完了の強い要請が示されて、今年中に辺野古沖環境影響評価書(assessment)を政府が沖縄県に提出する予定という緊迫(県知事は回答の義務)したステージを迎えていた。
解雇防衛局長はこの政府の方針に添ってかなり強行な地元対策を推進していた(報道)人物と言われており、今回は身から出たサビの政府ピエロを演じた。
こんな政府のピエロが沖縄問題の防衛責任者のひとりであったなどとは、沖縄に失礼千万だ。政治、外交に「機密」など、本来あってはならない結果だ。
「手の内をすべて見せる訳にはいかない」などとは、一部の権力利益享受者の都合のいい政治私物化、自己願望保身、力量不足、交渉努力不足隠しの言い訳にすぎない。09年の政権交代を選択した国民によって従来の既得権政治、密室政治は完全に否定されたのだ。
そういう民主党政権首相からいまだに「手の内を」発言が公然と語られるのは、政治に対する国民の意思、期待を正しく理解していない、把握できない政治能力、裁量不足を示すものだ。
(2)尖閣諸島沖中国漁船衝突事件で、同事件の推移を記録したビデオテープ映像を事実関係の確認のために公開すべきだとの要請に反して、結果としてその後の政府の対応のまずさを隠すために対外関係、国益保護を守るなどと言って非公開とした政府に対して、海保庁職員がネットワークに勝手に映像漏えいした事件の本質が機密不要論の構図だ。
本末転倒の政府はあろうことか、このあってはならない「機密」の保護(結果としての政府の過失保護)のために公務員に対して「秘密保全法」まで制定して規制、制御する意向だ。
国民とともにがテーゼ(these)の民主党政権の、反国民的な秘密保護主義、強権政治だ。もちろんすでにマニフェスト中止、後退、見直しで、民主党政権のテーゼは崩壊しているが。
(3)28日夜にメディアとの非公式と言う建前の懇談会での解任沖縄防衛局長の非人道的暴言(speak violently)問題、政府職員の脇が甘いとかの事務的問題ではなくて人格、資質の人間性の問題だから、通常はオフレコらしい「非公式」とか機密とかで隠し通せる事柄ではなかった。
メディアが政府関係者と接触するのは、どんな場所、条件、慣例であっても「情報収集」が目的で、そこで収集した情報は将来にわたって事態の背景として記事、ニュースの核心として広く開示されていくのが当たり前だ。そうでなければ、政治をチェックする健全なメディアの存在意味はない。
そんな当たり前の前提の中での解任防衛局長の、ひとり高揚した(酒の席であったらしいが)劣悪な、立場を誇示したい自慢情報の歪(わい)曲した披露だったのだろう。
人格、人間性の劣悪さ、程度の悪さを自ら演じるピエロ(pierrot)の暴言(government pierrot speak violently)だった。
(4)普天間基地移設先問題は、日米合意により辺野古沖周辺への移設決定に沖縄が全面反対する構図の中で、米国からの来年6月までの同移設工事工程完了の強い要請が示されて、今年中に辺野古沖環境影響評価書(assessment)を政府が沖縄県に提出する予定という緊迫(県知事は回答の義務)したステージを迎えていた。
解雇防衛局長はこの政府の方針に添ってかなり強行な地元対策を推進していた(報道)人物と言われており、今回は身から出たサビの政府ピエロを演じた。
こんな政府のピエロが沖縄問題の防衛責任者のひとりであったなどとは、沖縄に失礼千万だ。政治、外交に「機密」など、本来あってはならない結果だ。