(1)秋の夜長は読書とか、秋は読書の季節で、読書週間もある。興味、関心、娯楽が限られて少ない時代には新しい知識を高める興味、関心は本を読むことが主流で、マンガ、少年少女雑誌も含めてよく読んだ。
(2)近年は若者層中心に活字離れが指摘されて、社会はパソコン、スマホ主流時代で勝手に動く情報が都合よくスマホ利用率は小学生40%、中学生67%、高校生94%(内閣府調査)と順々に高くなっており、小学生でも電子書籍を読んだのは36%と3人に1人の高い割合だ。
(3)これを単純に活字離れといっていいのか、スマホ利用では常習性、へい害性も指摘されて利用、活用の方法論も検証、検討されている。小中高での教育方針効果で読書時間、習慣も増加傾向、回復をみせている。
知識欲、何事にも興味、関心の高い10代で読書で考え、想像、理解、理論構成するのは人間形成、成長プロセスとしては重要な時期だ。
(4)活字離れ、読書離れ時代で本、小説など紹介でやたらと有名作家、著名人を使って過激な宣伝をしたり、直木賞、芥川賞選考を年2回実施して作家にとってステータスの機会が増えることで社会の興味、関心を引くのもいいが、直木賞作家、芥川賞作家があちこちに散見されて少々食傷気味、やりすぎ宣伝なところもある。
(5)そこでか、最近は「骨」のある作家が少なくなった。思想渾身の「豊饒の海」4部作を書き上げて出版社に送って、自衛隊市ヶ谷東部方面総監部に自ら立ち上げた盾の会会員とともに出向き、自衛隊員に憲法が認めない自衛隊の国体に抗議するクーデター決起をうながし賛同が得られずに自決した作家三島由紀夫は、直木賞受賞には強いこだわりがあったといわれて受賞を大いに喜んだと伝えられて、しかしノーベル文学賞にも候補者として報道されながら授賞を待つことなくしての自決行為だった。
(6)読み解くに、三島由紀夫は国粋、右翼主義者として当時革命思想の東大全共闘集会にも呼ばれてひとり乗り込み教壇から自らの主張を語り掛けたが、日本文学の直木賞には強い関心があっても世界のノーベル文学賞にはさほど興味がなかったのか、それ以上に自衛隊違憲状態と考える日本の政治、社会体制に危機、不満を抱いていたと考えられる。
(7)あるいは思想渾身の遺稿となった「豊饒の海」に書いた輪廻転生のとおり、いつの日にかは生まれ変わってノーベル文学賞は授賞するつもりだったのか、秋の夜長に考える。
(2)近年は若者層中心に活字離れが指摘されて、社会はパソコン、スマホ主流時代で勝手に動く情報が都合よくスマホ利用率は小学生40%、中学生67%、高校生94%(内閣府調査)と順々に高くなっており、小学生でも電子書籍を読んだのは36%と3人に1人の高い割合だ。
(3)これを単純に活字離れといっていいのか、スマホ利用では常習性、へい害性も指摘されて利用、活用の方法論も検証、検討されている。小中高での教育方針効果で読書時間、習慣も増加傾向、回復をみせている。
知識欲、何事にも興味、関心の高い10代で読書で考え、想像、理解、理論構成するのは人間形成、成長プロセスとしては重要な時期だ。
(4)活字離れ、読書離れ時代で本、小説など紹介でやたらと有名作家、著名人を使って過激な宣伝をしたり、直木賞、芥川賞選考を年2回実施して作家にとってステータスの機会が増えることで社会の興味、関心を引くのもいいが、直木賞作家、芥川賞作家があちこちに散見されて少々食傷気味、やりすぎ宣伝なところもある。
(5)そこでか、最近は「骨」のある作家が少なくなった。思想渾身の「豊饒の海」4部作を書き上げて出版社に送って、自衛隊市ヶ谷東部方面総監部に自ら立ち上げた盾の会会員とともに出向き、自衛隊員に憲法が認めない自衛隊の国体に抗議するクーデター決起をうながし賛同が得られずに自決した作家三島由紀夫は、直木賞受賞には強いこだわりがあったといわれて受賞を大いに喜んだと伝えられて、しかしノーベル文学賞にも候補者として報道されながら授賞を待つことなくしての自決行為だった。
(6)読み解くに、三島由紀夫は国粋、右翼主義者として当時革命思想の東大全共闘集会にも呼ばれてひとり乗り込み教壇から自らの主張を語り掛けたが、日本文学の直木賞には強い関心があっても世界のノーベル文学賞にはさほど興味がなかったのか、それ以上に自衛隊違憲状態と考える日本の政治、社会体制に危機、不満を抱いていたと考えられる。
(7)あるいは思想渾身の遺稿となった「豊饒の海」に書いた輪廻転生のとおり、いつの日にかは生まれ変わってノーベル文学賞は授賞するつもりだったのか、秋の夜長に考える。