「PIC AVR 工作室」サイトの日記的なブログです。
サイトに挙げなかった他愛ないことを日記的に書き残してます。
PIC AVR 工作室 ブログ



月刊チャージャーの特集がちょっと面白かった。
http://promotion.yahoo.co.jp/charger/200910/contents03/vol36.php

石油代替のエネルギーとして、単体金属としての
マグネシウムを使おうっていうお話。

一見、単体金属っていうと鉄とかを燃やして燃料に
しちゃうような変な印象をもってしまうんだけど、
イオン化傾向が大きいマグネシウムみたいな金属
なら単位質量あたりのエネルギーも大きくなりそう
だし、よく考えたらこういうこともアリだよな、
って思えてきた。ふむふむ。

ちなみにマグネシウムは海水からにがり成分として
取り出して、それを太陽光から強力なレーザー光
を作って単体のマグネシウムにしていくみたい。
ふぅーん。おいらはレーザーとか詳しくないので
この辺の仕組みは良く解らないな。

まぁ、こういう流れかな?

 ・太陽光のエネルギーを一旦レーザー光という
  カタチに変換する
 ・レーザー光の持つエネルギーでにがり中の
  マグネシウムを単体に分離する
 ・石油燃料の代わりにマグネシウムを持ち運ぶ
 ・マグネシウムを直接燃やすなり、電池の電源
  として使うなりする
 ・使って排出されるマグネシウムの化合物は
  再度太陽光レーザーによってマグネシウム単体
  に戻る

うん。循環するわけだ。これが上手く回るなら夢の
ようなエネルギー源になるな。


でも幾つか疑問点はでてくるな。

(1)太陽光レーザーのエネルギー効率

  →シリコンの太陽電池を使って電気分解する
   のとくらべて効率いいのか悪いのか…

   まぁ、マグネシウムの場合水溶液では
   電気分解できないから、加熱して溶かす
   エネルギーも考えるとそれなりに実用
   レベルなのかな?

(2)にがり中のマグネシウム成分

  →主に塩化マグネシウムだから、単体の
   マグネシウムを取り出すと塩素が余るわけ。
   そのままじゃぁ兵器になっちゃうし、
   水素と反応させても塩酸になっちゃう。

   ある程度の量のマグネシウムを取り出す
   までは何とか処理するとして、その後は
    マグネシウム単体←→酸化マグネシウム
   という往復で使うのかな?
   燃やしても二酸化炭素みたいに空中に逃げて
   行かないのが便利ではあるかも。

(3)他の金属では?

  →イオン化傾向の大きい金属は他にもいろいろ
   あると思うんだけど、なぜマグネシウム?
   海水ならナトリウムが超大量に含有してるし、
   岩石ならカルシウムが大量に含有しているはず。

   扱いがめんどくさそうで取り出すのも一苦労な
   マグネシウムじゃなくてもいいんでは?
   超大量にありますぜ。カルシウムやナトリウム。
   カルシウムやナトリウムは燃え難いのかな?

   ちなみにナトリウムはやっぱり塩素と結び
   付いていて厄介だと思うので、酸化カルシウム
   (生石灰)や炭酸カルシウム(消石灰)を使う
   案を個人的には推したいところ。

そういえば、単体の金属を使うんではなく、炭酸
カルシウムと酸化カルシウムを熱源として使うって
いう案はだいぶ検討がすすんでいるらしいって
話は聞いたなぁ。

貝殻や石灰石など(つまり消石灰)を900度以上で
ゴゥッと熱すると生石灰に変わり(このときに熱を
エネルギーとして貯蓄)、これに水を掛けると
発熱しながら消石灰に変化する、と。

でこの熱の吸収、放出の機能を利用して暖房など
につかうということみたい。駅弁を温めるような
用途ではお馴染みだし、カメラボックスの中に
入れてあるカビ防止剤もたしか同じ仕組み。

単体の金属だけじゃなく、化合物もその特性を
上手く使うと燃料として使うことが出来るって
いうことなんだろうな。他にもありそう。
でもカルシウムが一番扱いやすいんじゃぁ
ないかなぁ?


人類が石を道具として使い始めたのが石器時代、
人類がシリコンを使って半導体を作ったのが
第2の石器時代と例えられることがあるけど、
もし石灰石を燃料に使う日がきたら、人類は
それを第3の石器時代って呼ぶんだろうか?
マグネシウムじゃぁ石器時代には例えられないな。

なんにしても、一番難しいのは太陽光から
エネルギーを取り出す時のエネルギー効率なんじゃ
ないかな?
そういう意味でこの太陽光レーザーっていうのは
どんな代物か興味津々だな。



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いまさらながら、ストロベリーリナックスの
mega128ボード。
http://strawberry-linux.com/catalog/items?code=36004

WIZnetのW5300でネットワークにそのまま
繋げられて、外部にフラッシュROMやSRAMまで
ついて4300円かぁ。魅力的だな。

一つ問題なのは、ネットワーク用チップがW5100
じゃなくてW5300ってことかな。
速度的な問題のため、SPI接続じゃなくてパラレル
接続に限定されるみたい。

あと、mega128じゃなくてmega1280
だったらいいなぁってことが一つと、ネットワーク
チップがW5100でSPI接続だったらいいのに
と思うなぁ。

mega1280にW5100をSPIで接続してたら、
arduino-MEGAの置き換えで使えちゃって、
相当簡単にネット接続できるのにな…

まぁ、そうは言ってもmega128やmega1280
クラスともなると、やっぱデバッガがどうしても必要に
なってくるからな…

arduinoの環境が使えるのがいいのか、それとも
デバッガが使えるのがいいのか、それが問題だ…

それにしても、こう言う風に配線がきちんと済んでいる
ボードはいいなぁ。ちょと使ってみたい…。



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