ねもばーばのはっぴーらいふ

バーバの山歩き、花めぐり

8月7日(月)栂池高原から白馬大池へ

2017年08月08日 | 山歩き
 昨日は6名の花好き女子で金山へ、夜は小谷温泉大湯元・山田旅館でゆっくり寛いだ。
 このまま帰るのはもったいないということで・・オプションの計画を立てた
 希望の一つは白馬大池に行ったことがないのでという者、昨日の疲れが残っているから山登りはちょっとという者。結果は3名は栂池高原の栂池自然園で花めぐり、3名は白馬大池へ往復することにした。

 5:30 朝は展望風呂を愉しみ
 7:15 美味しい朝食をお腹いっぱい頂き、お会計を済ませた。
    天気は午前中だけ持つが午後は雨になる。それを覚悟して出かけることにした。

 8:00 宿を出て栂池ゴンドラリフト乗り場へ 
 9:00 リフトとロープウェイを乗り継いで栂池平へ。
   (料金;往復3300円)
 

  
 ゴンドラから昨日歩いた金山~天狗原山がうっすら見えた(左端)
 
 
 乗り継いだリフトの窓から栂の森を見下ろした

    
 リフトを降りたところに咲いていた初見の花・・
 同行のNさんが「オニシオガマ・鬼塩釜」と、最近歩いた朝日連峰にあったと教えてくれた。

 
 ビジターセンターの奥にこれから登っていく乗鞍岳が見えた。

 10:00 ここで、栂池自然園を歩く3人さんと別れ、私たち3人は登山口へ向かった。

 
 登山道は最初は石や木道の階段、その後泥んこや石ゴーロの歩きにくい道。
 
1時間ほど登ると天狗原(てんぐっぱら)に出た
 
 ガスの隙間から一瞬、白馬岳が覗いた

 
 天狗原は昔より少し小さくなっているように感じた。
 木道の整備中でブルーシートをかけた材料が置かれており、できるだけそれが入らないように湿原を撮ってみた。

  


キンコウカ(金帰花・金光花)ユリ科

 
 イワイチョウ(岩銀杏)ミツガシワ科 白い花はおおかた終わっていた

 

 
 この湿原には多様なイネ科のススキやカヤツリグサ科のワタスゲが生えている。























 
 イワオトギリ(岩弟切)オトギリソウ科




 木道が終わる頃、右手に風吹大池への標識がある。今はお化け水芭蕉が繁茂する道になる。
 風吹大池は草紅葉が美しい秋がいい。昔の小屋番は冬は酒の杜氏をやる人で、茸をどっさり入れた味噌汁をつくってく入れた。
 今は小屋もきれいになったらしいが・・最近行ってない。


ここから乗鞍岳への急な登り、途中には雪田も残っており汗をかきかき登っていった。
 

  
 乗鞍岳2436mの頂上にはケルンがある。これを通り越して白馬大池へ向けてくだって行く。
 しかし、湖面は見えたが白馬小蓮華岳や湖の畔にある大池山荘も見えない。

 白馬大池は風吹大池に次ぐ北アルプスで2番目に大きい山上湖。
 その周囲にはハクサンコザクラ、ハクサンイチゲ、チングルマなどのお花畑がある。小蓮華岳に向けて雷鳥坂を少し上がると、ハイマツの根元にあのリンネソウがある。お天気は良くて時間があれば、そこに寄ってみたかった・・・

 また、お天気のいい日に出直そう・・とゆっくり引き返した。


 ケルンに寄りかかり風を避けながら昼食。一瞬 小蓮華岳がみえた!

 
 天狗原に下りてきた時、湿原はこのとおり霧に巻かれていた。



 15:00 ビジターセンター横の登山口に戻った途端、雷雨に見舞われた。
    ここにも台風5号の影響が出始めているのだった。   
  
 (栂池自然園の3人さんはお花を愉しんだ後は、足湯に浸かって帰ったようだった)

 この日の行動時間;5時間
 歩数;21,632歩 速歩39分 消費カロリー1072㎉



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8月6日(日) 金山 2,245m その2

2017年08月08日 | 山歩き
 昨年6月19日に初めて松本の山仲間とこの花の山に登り,感激しブログに書いた。
 それをみた山岳会が8月月例山行にして、根本が担当するよう指令が出た。

 梅雨明けした直後に〝戻り梅雨”が長く、お天気がはっきりしない日が続いた。
 また、小谷では大雨で金山への林道が崩れてしまって・・と、宿の予約に大女将が切ないことを言われた。
 村役場に問い合わせると修復工事中が7月末まで行われ、開通が8月1日には何とか・・という。
 林道入り口まで車が使えないとすると、コースタイムが3時間多くなる。日帰りは不可能。
 3日前に会長に相談すると「温泉宿が取ってあるのなら、ダメなときは引き返してお湯に浸かって楽しむ、そうゆう山行もいいよ」というアドバイス。
 それですっかり気楽になり参加者に「行きますよ!」と連絡。

 
 
 当日の朝、家の近くからみた美ヶ原の上空の朝焼け。
 天気予報は雨飾山~妙高山方面、午前中は晴れ午後は下り坂・・

 4:30に上田市丸子に5名が出発、松本で私を拾ってもらい、小谷温泉に向かった。
 7:30 小谷温泉
 7:40 金山登山口
 
  登山口の駐車場は先着の車5台でいっぱいになっており、そこから500mほど上がり道幅が広い所を見つけて駐車。(昨年は林道のゲートが開くのが6月25日~だったので、宿の車で送ってもらった)
 
 昨年より、大きな掲示板が増えていて登山口は判りやすくなっていた


 最初から急坂、「水場」まで1時間余り大きなブナを誉めながら登る。
 それにしても、蒸し暑い!  気温26℃、湿度多分90%以上 全身油汗を流しながらがんばる・・
 水分の補給を頻繁にと声をかける

 
 
 
 山紫陽花がしっとりと濡れていて、アジサイ色が鮮やか
 



 今回は花の名前に(メンバーの要望もあったので)できるだけ和名・漢字を添える事にする。

  
 早くもサンカヨウ(山架葉)が秋姿、青い実になっている


 
 蘭「ショウキラン」うっすらと紅い花が酒好きな鐘馗さまのよう?とか。
 昨年はもっと大きな株が2つあったが、登山道脇の草刈の犠牲に・・


 ミヤマママコナ(深山飯子菜)をみながら登っていく
 アルプスの尾根筋のママコナより草丈が大きいので、最初迷ったが・・多分これでいいだろう
 

  



 
 ミヤマホツツジ(深山穂躑躅)
   

 
 ソバナ(蕎麦菜)キキョウ科・・
 別名ソマナ(杣菜)山仕事の杣が食べる菜っ葉という意味「ソマナが転じてソバナ」になったと習っているが・・
 

  
 登山道は中ほどから沢底を通る・・・
 昨年のガイド氏から〝雨が降ると川になって難儀するよ。前日に雨だったり、当日雨降りなら、この山は避けた方がいいよ”と指導されていた。
 今回帰り道の15時頃からその通りになってしまった。

  
 湿っぽいところが好きなオオバミゾホウズキ(大葉溝酸漿)ゴマノハグサ科
      

 
 この花も湿っぽい登山道脇に続いていた
 クロクモソウ(黒雲草)ユキノシタ科。暗紫色の花が着いていないが・・
 同じくユキノシタ科のダイモンジソウ(大文字草)が少し離れたところに咲いていた・・


 
 ミヤマカラマツ(深山唐松草)キンポウゲ科

 





 スミレ(菫)は難しい・・
 
 白いスミレ名前は?

  
 黄色いスミレは「タカネスミレ」でいいだろうか・・

      
 オオバキスミレ(大葉黄菫)は標高が高くなってから、天狗原山のあたりに
   

   


 登山道は先行ツアーのふみあとがしっかり残っていた。
 先頭を歩いていた私はサブリーダーに代わってもらい、最後尾で花やメンバーの様子を撮影しながら登っていくようにした。



 さあ!いよいよキヌガサソウ(衣笠草)のお出ましだ~

 

 

      

 
 

      

 

     

 

    
     
  この花は萼片だけに




  
 サンカヨウはここではまだ花がが残っている

    

 



 
 オオレイジンソウ(大麗人草)トリカブト属 キンポウゲ科


 狭い沢を抜けるとガレ場だ・・今年は左に巻く道が造られたいたが、濡れた根曲がり茸の切り株が滑りやすく難儀した。
 しかし、その斜面はいろんな花が咲く場所。
 皆さんは必至でよじ登っていくが、私はここでこの花たちから目が離せない・・足元に注意しながら撮る

 
 ふつうのタカネナデシコ(高嶺撫子)ピンボケでした・・

 おお!こんな濃い紫のナデシコははじめてだ!
 白馬岳の「シナノナデシコ」よりもっと濃い赤紫色

 

   

 
 傍にはタテヤマウツボグサ(立山靭草)シソ科


   
 
タカネニガナ(高嶺苦菜)キク科 ニガナ属は白花もたくさん咲いているが撮らなかった・・


 白花のホタルブクロ(蛍袋)キキョウ科
 この山ではいつもの淡紅色のホタルブクロは見かけなかった



 クガイソウ(九蓋草)ゴマノハグサ科 葉が4枚~6枚輪生、
 その葉が茎に9階着くことからクガイソウとなったと読んだことがあり、数えてみたら8階~9階だったり・・


 
 クサボタン(草牡丹)キンポウゲ科 落葉低木だが草のように見える。
 鐘状のガクの先が反り返りさまが愛らしい。上高地や乗鞍高原、常念一の沢にもよく見る
 
 
 ガレ場を登りきると、黄色い花の草原が広がる





 シナノキンバイ(信濃金盃・信濃金梅)

 ↓ミヤマキンポウゲ(深山金鳳花)キンポウゲ科









 シラネアオイ(白根葵)シラネアオイ科
 

        

      

 
 昨年の6月19日の山ではこの花がもっとたくさん咲いていた。白花に近い花もあった
 今回花弁が落ちているところがあったので、多くの花が終わりの時期だったんだろう


 天狗原山2197mや神の田圃になると
     


11:39~12:00 ここでお昼ご飯を済ませて、ザックをデポして金山へ往復する。



 
 ハクサンコザクラ(白山小桜)
   

 

    

   

 


 
ハクサンチドリ(白山千鳥)
   

      






 
アオノツガザクラ(青の栂桜)ツツジ科







 チングルマ(稚児車)バラ科
 

     

 

 
 チングルマの種が飛ぶ(集合果)



 
  
コイワカガミ(小岩鏡)






雪解けしたばかりのところにショウジョウバカマ(猩々袴)ユリ科
 






金山頂上近くなると
  

 

  


  

12:45~13:00

私は撮る人、自動シャッターの方法がマスターできていないのです・・

 
天頂だけ青空が‥しかし周囲の眺望が効かない。 入道雲がもくもく、急いで下ろう
 妙高山・火打・焼山など頚城山塊、戸隠連峰、近くには雨飾山、白馬岳、後立山連峰などすべて見えない

 

 
この先に2,5㎞先に活火山の焼山がある。それで、火打岳への道は通れない・・

 
 金山の直下には大きな雪渓・雪庇
 


 これ!コレ!危ないよ!

 

下山しながら、流し撮り


ミヤマリンドウ(深山竜胆)

 

 
 


 ツマトリソウ(端取草)サクラソウ科


 
 マイズルソウ(舞鶴草)ユリ科 
 標高の低い所では同じ仲間のツバメオモト・燕万年青と同じように果実を付けていた


ハクサンボウフウなど、セリ科


 イワショウブ(岩菖蒲)ユリ科 

 
 
イブキトラノオ(伊吹虎ノ尾)タデ科

  
 ヨツバシオガマ(四ツ葉塩釜)ゴマノハグサ科

 
 シダの仲間、大きな葉に成長するだろう


 アザミ(薊)タテヤマアザミだろうか・・キク科 蜜蜂がお食事中



16:00 登山口に帰り着き、車で山田旅館へ (昨年は林道を旅館まで1時間半歩き大変だった・・)
  夜は古えの雰囲気いっぱいの風呂へどんぶり~
  美味しい地物中心の食事とビールなどに舌づつみ。

 この日の行動時間約9時間
 歩数;20100歩、消費カロリー1100㎉
  
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8月6日~7日 金山&白馬大池

2017年08月08日 | 山歩き
 長寿台風5号が南から進んでくる気配がしている中、山岳会の花好き女子6名で2つの山を歩いた。

 6日(日)小谷村小谷温泉から天狗原山~金山往復 行動時間9時間
 7日(月)小谷村栂池から天狗原~白馬大池往復 行動時間5時間

 
 金山を登った帰り、雪渓を下る仲間と花たち
   

     
  



  
 白馬大池の途中、天狗原(てんぐっぱら)の湿原

 今、2日間の山歩きで汗と雨の産物を大洗濯しながら、ブログを更新してます。
 詳しくは午後にでも報告できるかな?


 台風はここ松本は静かな雨ですみました。これから県北部を通過するようです。
 
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