ねもばーばのはっぴーらいふ

バーバの山歩き、花めぐり

10月4日(木)塩の道歩き

2018年10月05日 | 街道歩き
 今回の塩の道歩きは『地蔵峠越えコース』
 “姫川沿いを避けながら日本海に繋ぐ最短の道、地蔵・三坂峠越えコース
 古代から和田峠の黒曜石や糸魚川のヒスイを運ぶ道であり、奈良時代の官道でもあった。
 半年は雪に閉ざされている峠越えは厳しいが、絶景であることはもちろん、実に味わい深い・・”

 岡田公民館事業「自然と歴史に親しむ講座」今年4回計画されており今回は3回目。
「今回のコースは厳しいよ」と脅され前回のメンバーから2~3名交代し・・参加者18名。
 空のご機嫌をうかがいながら小谷村の古道を歩いた。
 今回も私は救護係だが、他に3名のnurseが参加しており、ちょっと気楽・・。
 結果的には問題なことは何も起こらなかった。

 
 
 
 今日は夕方まで「曇り」の予報で決行となった
 7時に松本市岡田を出発し、ここは安曇野。
 アルプスはおおかた雲の中。この写真の中央には餓鬼岳の山頂がわずかに見えている

 
 白馬村の青木湖に入った。晴れていれば白馬連峰が見えているはず・・

 小谷村役場で現地ガイド田中氏と合流した。
 9:00 今回の出発地「峠道の分岐点」まで車で移動した。
    (このコースは北小谷駅前から始まるのだが、厳しい林道をマイクロバスで入り、1時間半余りの時間稼ぎに)
 


  
 今回から標識が全て石柱に替わっていた。これで半永久的に持つだろうと。
これまでの木製の標柱は防腐剤のコールタールが塗られているためか、その匂いが好きらしい熊さんにかじられてしまっていた。
  
  


 半年間、雪の重みに耐えて多くの木々はこのような姿に

 このコースの見どころは沢山あるが、何といっても巨木群だ






 この樹にたくさんの茸、なめこのようだ・・だが高い所で取れない


 武田氏と合戦する平倉城主・飯森氏の援護を知らせるほら貝を吹いたが、落城する姿を見て“地団駄”を踏んだという伝承で・・

 
 夏にはイワカガミやイワウチワ、イチヤクソウなどが咲き乱れたのか・・
 
 
 「観音菱」というところ、 崖に祀られた観音さま
   

      
 優しいお顔の観音さま
  

 


 ブナには熊さんの爪痕が





   

 
 村の天然記念物「乳房の木」目通り5,8m
6月の縁日には子供を負ぶったお母さんたちがこぞって登り、お乳の出が良いことや安全を願い乳房の木に触れたものだという。遠くは大町や糸魚川からも・・
  

     

 
 この辺りは「巨木の森」幹回り3メートル以上~6メートルも
 

     

 

       


 
 ダイモンジソウ(大文字草)
       

 
 この辺りにはサルナシやマタタビ、野ブドウ、栃の実が豊富だった
 
   


   
 サラシナショウマの花も残って




11:40 三坂峠(地蔵大峠とも)最高地点1264m 
 内陸深い古道から海が望めるところ
 戦国美談の「義塩」のコースは古道を通ったという伝承も・・峠に立てば信越文化の交流の歴史を実感できる場所

 向こうに日本海が見えますか?

 
 ここで昼食後、いつもは撮らない参加者全員の記念撮影
 さあ!峠を下りましょう。

 
 少し下ると、右前方に「雨飾山1963m」↑  ↓「頚城駒ケ岳1487m」
   
  この脇を通って雨飾山への登山道があるはず

 
 ↑頚城駒ケ岳の手前には南戸倉山・・

 ↓戸倉山と白池は塩の道「大網コース」10月終わりと11月初めに歩く予定
   



 糸魚川市街と日本海は霧の中

 
 ツリバナ
  

 
アザミ  ↓トチの実(橡・栃)
    


 そして、再びマタタビの実

    

 
 これは??? 寄生植物・ツチアケビだったっけ

   
      

  







 
 またまた巨樹が現れる
   
     

  


     

 
 幹回り6m余りとか 橡の大樹
   





 ここは「金の鉱山」という多分、廃坑でしょう・・
 
      

 そろそろ今日のゴール横川・長者平

 14:00 ゴール 長者平
  中世末期には70戸の集落があったが、戦国期上杉・武田の戦場になり、武田側に焼き払われたという伝承をもつ
 
 17:00 松本・岡田公民館着
 次回は今月下旬、冬支度して「大網コース」を歩く予定
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