いい天気に誘われて(私はウエストン祭はパスさせていただき)岳沢小屋まで登って見ることにした。7時半朝食だから・・・8時に宿を出て、12時の「終わりの会」の間に合わせるには、4時間で往復しなければ・・とでかけた。
登山道は雪崩でなぎ倒された樹木でふさがれ、道は作り直されている。
羊歯のいろいろ
エンレイソウ
白花のエンレイソウ
ヤマエンゴサク
1時間ほど登ると、夏道にも残雪が
上高地の向う、雲のかかった乗鞍岳がなんとかみえる・・・
ズームしてみよう
霞沢岳は
上高地の中心部、河童橋付近をズームしてみよう。ウエストン祭が行われているウエストン・レリーフは河童橋から5分ほど下ったところ。そろそろ始まる時間だね・・・
岳沢小屋に近づいてきた・・山の尾根から雲が下りてきた・・
タカネザクラ〈高嶺桜〉
写真を撮りながら2時間登って、岳沢小屋が見えてきた。上部の沢から2~3パーティーが下りてきて、すれちがって下っていった。残雪や登山道の状況は槍ケ岳グループのそれぞれの小屋が頻繁に出してくれるブログの情報から知ることができ、ここまで安心して登ってくることができた。
小屋の坂本支配人は休暇で里に下りており、留守は新人さんと大天井ヒュッテ支配人の小池氏だった。下りに必要な時間をひくと、ここでの休憩時間は30分しかない。コーヒーをご馳走になり、宿に残っている友人に頼まれたこの小屋のバンダナを買った。
そうこうしていると、顔面を真っ赤にした単独行らしい登山者が現われた。傷は鼻頭に有るだけで、言葉ははっきりしないが意識は問題ないように思われた。急いで材料を出して手当てをお手伝い。小池氏は“・・・・その装備だと、ここから上には行っちゃダメだって言っただろう!だからこんなことに!”と本気で叱っていた。
実は、今回ここまで登ってきた目的のひとつは、この帽子を坂本支配人にみてもらうためだった。
北海道士別に住む友人(槍ケ岳OB会員のMさん)がこの帽子を作ってくれたのだが、使った材料は岳沢小屋のバンダナなのだ。それを被っているいるモデルは汗だくで草臥れているbabaでイカサないけど・・下界で被った時はとっても感じがよかったんです。
さあて、私も急いで下らなくっちゃ! と出発し、西糸屋に到着したのは12時15分。「終わりの会」の挨拶が始まった時だった
ウエストン祭は成功裏に終わったそうで(他人ごとですみません) 終わりの会も大いに盛り上がったのでした。