The orthodox civilization is the festival politics of Japan

「安藤真の『世界文明の正統は』」の続き、祭政は人間中心を超え物質文明を越える、これを受け継いでいるのが日本の伝統と文化

三内丸山に行く 5

2010-09-13 05:31:25 | Weblog

 
 大広間の電気が消えて就寝の時間となる、十数人のオトコ達の大小のイビキが湧き上がる、その中に、
  ♪ つーるーとかーめーがすーべったー
    うしーろーのーしょーめーん だあーれー・・・
 ローカル色一杯の寝言だ、それでも寝てしまった。

 「ドタドタ・ドタドタ」
 目を開けると、下半身ハダカのオトコが駆けてくる、台に上り、正面の壁まで直進、そして、ポスターの端に指を入れ、引っ掻く、1回2回・・・
 すごい光景だ、やはり、ここは東北の街、座敷わらしや山姥(やまうば)・ナマハゲが生活している風土なのだ、このオトコ、なにかに取り憑かれているんじゃあないかな、じっとして見守るしか方法がない。

 やがて、クルリと振り返り、ハダカのケツをこっちに向けて、ダッーと広間を出ていき、二度と戻っては来なかった、2時半、あのままのかっこうで、がらんとした青森の街を走っていったのであろうか。

 「明日、いや今日は三内丸山、ちょっと寝ておこう」