The orthodox civilization is the festival politics of Japan

「安藤真の『世界文明の正統は』」の続き、祭政は人間中心を超え物質文明を越える、これを受け継いでいるのが日本の伝統と文化

NANIWADA経済学 夏

2015-10-10 05:16:12 | 世界経済
         Nicolaus Cusanus 1401-1464

 市民社会を秩序づけ根拠づける学問を追究したA・スミスは、神学からスタートしたが、すでに神の威光は失せていた、彼らを、導くもの・導けるものは何か、それは、
 「いかに生くべきかの倫理学」

 ここに、神学から倫理学へのジャンプ、セロ金利から金融緩和にグズグズしたどこかの中央銀行とは違うね、ところが、この人間というどーしょーもない生き物、神のクサリから解き放ったら、ケータイ・ピコピコ、スマホ・シュルシュル、老いも若きも・男も女も、キャアーキャアー・ワーワー、右にヨロヨロ・左にフラフラ、道の真ん中で立ち止まって、
 「ワタシは どこへ行くんでしょうか」

 朝からふらふらよろよろ、ちいさいイヌをつれて道の真ん中を占拠する、かつての老人のような貫録や威厳がない、おそらく一冊の古典も読んでこなかった、ただ齢をとっただけなのだ。

 うまいもんを食って、何も考えないで生活しているとこうなる、もー ニンチが入っている、町の中は退職したダンカイがゾロゾロと列をつくる、
 「Walking Dead とは こういうことか」

 さて、倫理学は、スタバのコーヒー・気のぬけたビール・カラシのないトンカツ・フンドシのはずれたスモー取り、そこで、
 「規則を守らないと 罰しますよ」

 倫理学から法学へジャンプ、大衆には強制力が必要だ、だが、そこから、さらに発展する。

 当時のパリとロンドン、パリには数十数百の法律、ロンドンは数条、だが、パリの犯罪は数百・ロンドンは数件、その原因は、国の豊かさ、産業革命をものにしたイギリスは、
 「衣食足りて モノを盗まず・ヒトを襲わず」   

 かくて、近代社会を支える学問は、法学から経済学に、近代世界の学問の王者は「経済学」、これが「上り道の体系」になる。