I felt an uneasiness on the bus going to that house .
When I got down , it became stronger .
It was spring and full of sunshine , but the house seemed gloomy as if the black cat craunching .
The owner was the old woman who was over 70 years , but she seemed to be 50 yeares old.
She looled so erotic that I could not say anything .
先日の電車の赤ん坊はキミョーだった、とてもなつかしそうな顔をしたのだ、まるで、かつて「千年の契(ちぎ)り」を交わしたかのようだ、
「やっと お目にかかれましたね」
「ドヒャアー」
身に覚えがない、産まれる前のことは時効だろうが、
「ふふふ にがしませんよ」
むっちりした手が、ぐっとつかんできた、これが、意外と強いんだなあー、
「ひひひ」
「うっうっうっ」
「みっけ」
その時、
「いけません」
「バブ・バブ」
赤ん坊にもどった、ざまあみろ、
「いーだー」
「バブ・バブのバーブ」
うらめしそうな目、かわいくないんだから、あやうくひどい目に会うところだった、ところで、以下は、もうひとつのキミョーなエピソード、なんとか切り抜けられた。
その頃、ちょっとした論文に取りかかっており、閉じこもって研究できる場所を探していた、
「葉山の近くに いい家がありました」
仲介の人に連れられ、葉山の御用邸の近くのバス停を下りる、その瞬間、胸騒ぎが強くなった、
「あの家です」
5月中旬のうららかな日を浴びて、葉山の緑が湘南の海が輝いている、一年で一番いい季節だろう、しかし、その家だけがうす暗い、まるで黒猫がうずくまっているようだ、胸騒ぎが烈しくなった。
上品そうな婦人が家を案内する、
「ひとり息子のために増築したんですが 悪いおんなにひっかかって 出て行ってしまったんですのよ」
この婦人、かなりの年齢のはずだが、真っ白な肌、ぬらぬらと紅い唇、なまめかしい腰つき、そう、まだ枯れていない、胸騒ぎはMAX、
「どうしたらいいんだろー」
- 上の写真はメソポタミアから出土したシュールな人物、どこの人か ー