The orthodox civilization is the festival politics of Japan

「安藤真の『世界文明の正統は』」の続き、祭政は人間中心を超え物質文明を越える、これを受け継いでいるのが日本の伝統と文化

シンガポールの政治の花火 5

2018-06-15 09:57:09 | 世界経済
 
 北朝鮮への帰還事業は、1950年台から1984年まで9千数百人の人々が海を渡る、当初は、一戸建ての家が与えられ、電機や水道がある、 
 「ここを おつかいください」
 「ありがとうございます」

 高度経済成長前の日本は、まずしかった、
 「あっちへ行くと リンゴが食べられる」
 そんなうわさが飛んでいた、北の役人が、
 「それでは 日本にいる親類や友人に手紙を書いてください その終りには 一日も早く 北朝鮮に来るようにとつけくわえてください いいですね」

 手紙を書き終えると、態度が一変、
 「荷物をまとめて さっさとここを出るんだ」
 「・・・」
 「ここは おまえたちの住むところじゃあないんだ」

 帰還事業の後半になると、さすがに気づき始め、向こうから手紙を書くが、名前がカタカナなら手紙の内容はハンタイである、そう言って船に乗った、厳しい検閲があるのだ、だから、
  とってもいい国です → とてもひどい國です 
  地上の楽園です   → この世の地獄です    
  はやく来てください → ゼッタイに来ないで下さい  

 脱北に成功した人の手紙に、
 「ニッポンのコジキが うらやましい」  

 だから、一日もはやく手を打つべきだ。