
私は、空中に張り付いている、はるか下に、ハバが数百メートル・長さが十数キロメートル、巨大なヘビが泳いでいく、
「ゼッタイの存在」
「戦慄的な美しさ」
「ヒトは まったく無力である」
ところで、
「ヘビは 無意識世界のシンボル」
書くことは、無意識を意識化するコトでもある、そして、カトリックの背後には、ギリシャ・ローマさらにゲルマン社会がうずくまっている、それらを上手に支配してきたのがカトリックだったのだろう、
その頃、ちょっとした論文をまとめるために、部屋を探していた、
「葉山に ありました」
バス停を下りた時から、ムナサワフギが襲ってきた、
「どうしたんだろう」
5月の陽光のの下に、その家があった、
「黒ネコが うずくまっているようだ」
貸主は老婦人で70を超えているはずだが、ぬらぬらとした白いハダ、真っ赤なクチビル、
「枯れていない」
ムナサワギは、ますますひどくなった、
「とんでもないコトが まちうけているのかもしれない」