学生は2~3名、あとは外人部隊、
「すごい風景だ」
秋山さん、シャアーシャアーとしていた。
その学生の一人、面長で色白、
「沖縄のひと」
私は、沖縄の知識がなかった、
「あるいは この子は 琉球王朝の子孫だったのかもしれない」
それは、
「品があった」
その頃の私、公案禅にひっかかり、
「おれが死んだら献体するんだ」
「目が 青いうちはダメなんだ」
やたら元気のいいジジイに引きずりまわされていて注意がまわらない。
この子、秋山さんが紹介した5000円もする本を。
「買っちゃった」
なにか言いたかったのかもしれない・・・
渋谷の紀の国屋で見たのが最後、
南国の 真紅・しんく の花を 髪にさし
少女の君は はにかみ立てり