今年も全国で、お米のコンクールが開催されている。
当然、自分もそのことについて投稿するだろうと、多くの人が待っているようで、メールでも問い合わせが来ている。
結論から言えば、自分は、個人の実力だけのコンクールについては、既に関心が薄れてきているので、投稿する気持ちは正直言って無くなってしまっている。
お米の実力を知るのであれば、地域の実力を知りたいというのであれば、穀物検定協会の「食味ランキング」でいいだろう。
・TPPがそこにある。
・担い手が不足している。
・地域の衰退が止まらない
・減反政策が無くなる。
・補助金もカットされた。
・お米のブランドも無くなった。
・消費者の買い方が2極化してしまった。
・消費者の食べ方も変わった。
産地にとっては、厳しい現実ばかりだ。
だからこそ、個人で何とかしなければという人もいる。
自分の実力を示すことで、付加価値を付けて販売しようという人もいる。
そういう人たちには、勲章としてコンクールは必要だろう。
だが、コンクールで優勝したからと言って、それを買う人たちは、実際にはどれくらいいるのだろうか。
さらに、この前の投稿にもあるように、コンクールの金賞米は、そんなに沢山あるのだろうか。
「●●さんが金賞を取った。だから、●●さんのお米は全て金賞米だ」という事は、誰が聞いてもおかしな話であろう。
オカシイと思っているから、自分の所にメールが来たのだし・・・
何度も投稿しているので嫌気が出ていると思うが、自分一人で産地が活性化できるというのなら別だが、それが出来ないというのであれば、個人で何とか出来る時代は終わったと思っている。
そうだとしたら、個人のコンクールは過去の物だろうと思った方が良い。
個人の実力を試す場所、地域の足並みを揃えるとしてコンクールに出す、コンクールを開催するというのなら、これからもコンクールは必要だろう。
と自分は思うようになった。
まとまりが無い話となってしまったが、これが自分がコンクールについて語らなくなった理由だ。