日本農業新聞e農ネットに「生産数量目標 米卸の受け止め 試算 冷静に見極め (2013/11/29)」という記事が出ていた。
内容は以下の通り
農水省が28日に開いた食料・農業・農村政策審議会食糧部会で、2014年産米の生産数量目標が前年産の目標に比べて26万トン減の765万トンと設定したのに対し、関東、関西の複数卸は短期的な需給への影響については静観の構えだ。
ただ、減少傾向が長期的に続いた場合の契約の在り方については一層、確実な結び付きが求められるとの見方もある。
前年産よりも数量を一層削減したことに対し「思い切った数字を出した」と話すのは関東の中堅卸。
「最近の米の消費量を考えるとそうせざるを得ない事情なのだろう」と観測する。
10年前は860万トン台だった需要見通しも70万トン強減る計算。
さらに6月末時点の民間流通在庫も224万トンと「非常に高い数字」(農水省)になっている。
こうした状況を踏まえると「生産数量目標が765万トンになっても前年産までの在庫分が積み重なるだけだ」(関西卸)とする。
また「あくまでも机上での計算の世界。需給均衡には疑問もある」(関東の中堅卸)「本当に絞り込めるのか」(関西の大手卸)との声も上がる。数字は従来の需要実績からはじいた数字の延長だからだ。
一方で、小売店への確実な販売を進めるために契約栽培に力を入れる関東の別の卸は「今後、一層、産地との結び付きを強めていかなければならない」と強調する。
というもの。
各卸は冷静だな。
自分も冷静というか、冷ややかに見ているけど・・・