■「柳生かやの木瑠璃光薬師如来」資料集・カヤの木
■樹齢1300年のカヤの木
■樹齢1300年のカヤの木・瑠璃光薬師如来堂
■樹齢1300年のカヤの木/薬師如来堂・瑠璃光薬師如来
■樹齢1300年のカヤの木
■振舞われた赤飯・カヤの実薬師如来せんべい・手作り料理
5月10日、仙台市太白区柳生2丁目の樹齢1300年と伝えられるカヤの木を囲んだお祭りが開催されました。
新聞記事を見て、「おやぐっさん」と地元で親しまれている薬師如来像のご開帳もあるとのことで、年1回のご開帳ということもあり、どんな薬師如来様なのか興味もあって行ってみました。
もう一つ行くきっかけがありました。
前日の夜、5月8日に放送されたNHKのドキュメント72時間「屋久島・巨木に集う人びと」の録画、世界遺産・屋久島の森にそびえ立つ、樹齢数千年の"縄文杉“を見ていました。
偶然にも屋久島の縄文杉のテレビ番組を見ていたこともあり、樹齢1300年のカヤの木に触れてみたいと呼び寄せられるような気持ちになりました。
先ず、仙台市太白区柳生はどこなのか地図で調べてみました。
樹齢から言って、きっと、うっそうとした森の中にあるのではと思いながら行きました。
意外でしたが、県道258号線から程なく入った住宅街にそのカヤの木がありました。
JR仙台南駅が近くにあり、名取方面に抜ける道路で、ファミリーレストランなどの店が連なり、賑わいのある市街地でした。
カヤの木は高さが13メートル、幹周りは4メートル、仙台市では最も古いとされ、市の保存樹木に指定されていました。
この木を管理する人たちは毎年5月、親族らで寄り合いを開いていたそうですが、今年から大勢が集まる祭りを開催し、地域のつながりが薄くなる中、祭りをきっかけに、顔なじみを増やしていきたいという記念すべきお祭りになっていました。
私が行った時は、既にお祭りの準備が整い、参拝客を迎えるようになっていました。
お祭りの準備を進めている人にお話を伺うことができました。
仙台柳生「かやの木薬師様保存会」で作成した「奉納 柳生かやの木瑠璃光薬師如来」の資料集をいただくことができました。
その資料によると、
「阿部家の広い敷地の西北はこんもりとした杉の屋敷林で、この北端にカヤの古木をみることができる。大阪城夏の陣の戦い(1615年)に敗れ落ちのびてこの地に土着したという旧家で、地元の人は阿部家を「関根」と呼ぶ。そのむかしこの木の根元から薬師如来が発見され、阿部家を中心とした隣組を「関根組」といい、この人たちがお堂を建てて仏像を祭った。この付近は1200年前と推定される布目瓦らが出土した古墳であり、このカヤも仙台のおける最古のものといえる。別説には平泉攻め(1189年)の際、源頼朝がここに陣を構えて馬をこのカヤの木につないだとも伝えられている。」
とありました。
カヤの木は、隣にマンションが建ち、住宅街の一角にありますが、昔は、杉林が林立し、お堂に続く参道があり、カヤの実を拾う人たちで賑わっていたという話を伺うことができました。
お祭りの裏方として頑張っておられたスタッフ、阿部家のご親せきの若い男性にお話を伺う機会がありました。
カヤの木は、樹齢1300年も経っていることから古木のメンテナンスにも力を入れていてその効果が出てきているので、これからも大事にしてきたいと話していました。
お祭りには、阿部家のご親族や地区の「カヤの木会」のメンバーや、新聞記事を見たという方や、通りがかりの方など沢山の人が来られていました。
カヤの木の下では、阿倍家のご親族や地区のご婦人さん達が作った手料理やオードブル、赤飯やカヤの実で作った「薬師如来せんべい」が振る舞われました。
空くじなしの大抽選会も開催され、お祭りは盛り上がっていました。
赤飯や薬師如来せんべい、お菓子、地場産のほうれん草と沢山のお土産をいただいてきました。
私の古里の親戚にもお堂があり、田植えが終わった後、親族や地区の人が集まり、「お堂まつり」をしていたことを思い出しました。
昔の懐かしい古里の思い出が蘇ってきました。
柳生の「カヤの木祭り」のような地元のお祭りは、年月の経過とともに減ってきているのではと思うと、地域とつながりを深めていくきっかけとしてこういう取り組みも大事にしていかなければと思いました。
初めて行った「柳生かやの木 瑠璃光薬師如来ご開帳のお祭り」でしたが、阿倍家ゆかりの方々やスタッフの方々、地区の住民の方々が温かく迎えてくれたのには感動でした。
最後に樹齢1300年のカヤの木に触れた感想です。
正直、本当に触れていいのかドキドキでした。
空洞化している太い幹に触れた時は吸い込まれていくような不思議な気持ちになりました。
上を見上げるとスーッと天空にでも昇るような気持ちになりました。
ありったけのパワーをいただいたような気持ちになりました。
来年の5月、再び元気に訪れてみたいと思いました。
■樹齢1300年のカヤの木
■樹齢1300年のカヤの木・瑠璃光薬師如来堂
■樹齢1300年のカヤの木/薬師如来堂・瑠璃光薬師如来
■樹齢1300年のカヤの木
■振舞われた赤飯・カヤの実薬師如来せんべい・手作り料理
5月10日、仙台市太白区柳生2丁目の樹齢1300年と伝えられるカヤの木を囲んだお祭りが開催されました。
新聞記事を見て、「おやぐっさん」と地元で親しまれている薬師如来像のご開帳もあるとのことで、年1回のご開帳ということもあり、どんな薬師如来様なのか興味もあって行ってみました。
もう一つ行くきっかけがありました。
前日の夜、5月8日に放送されたNHKのドキュメント72時間「屋久島・巨木に集う人びと」の録画、世界遺産・屋久島の森にそびえ立つ、樹齢数千年の"縄文杉“を見ていました。
偶然にも屋久島の縄文杉のテレビ番組を見ていたこともあり、樹齢1300年のカヤの木に触れてみたいと呼び寄せられるような気持ちになりました。
先ず、仙台市太白区柳生はどこなのか地図で調べてみました。
樹齢から言って、きっと、うっそうとした森の中にあるのではと思いながら行きました。
意外でしたが、県道258号線から程なく入った住宅街にそのカヤの木がありました。
JR仙台南駅が近くにあり、名取方面に抜ける道路で、ファミリーレストランなどの店が連なり、賑わいのある市街地でした。
カヤの木は高さが13メートル、幹周りは4メートル、仙台市では最も古いとされ、市の保存樹木に指定されていました。
この木を管理する人たちは毎年5月、親族らで寄り合いを開いていたそうですが、今年から大勢が集まる祭りを開催し、地域のつながりが薄くなる中、祭りをきっかけに、顔なじみを増やしていきたいという記念すべきお祭りになっていました。
私が行った時は、既にお祭りの準備が整い、参拝客を迎えるようになっていました。
お祭りの準備を進めている人にお話を伺うことができました。
仙台柳生「かやの木薬師様保存会」で作成した「奉納 柳生かやの木瑠璃光薬師如来」の資料集をいただくことができました。
その資料によると、
「阿部家の広い敷地の西北はこんもりとした杉の屋敷林で、この北端にカヤの古木をみることができる。大阪城夏の陣の戦い(1615年)に敗れ落ちのびてこの地に土着したという旧家で、地元の人は阿部家を「関根」と呼ぶ。そのむかしこの木の根元から薬師如来が発見され、阿部家を中心とした隣組を「関根組」といい、この人たちがお堂を建てて仏像を祭った。この付近は1200年前と推定される布目瓦らが出土した古墳であり、このカヤも仙台のおける最古のものといえる。別説には平泉攻め(1189年)の際、源頼朝がここに陣を構えて馬をこのカヤの木につないだとも伝えられている。」
とありました。
カヤの木は、隣にマンションが建ち、住宅街の一角にありますが、昔は、杉林が林立し、お堂に続く参道があり、カヤの実を拾う人たちで賑わっていたという話を伺うことができました。
お祭りの裏方として頑張っておられたスタッフ、阿部家のご親せきの若い男性にお話を伺う機会がありました。
カヤの木は、樹齢1300年も経っていることから古木のメンテナンスにも力を入れていてその効果が出てきているので、これからも大事にしてきたいと話していました。
お祭りには、阿部家のご親族や地区の「カヤの木会」のメンバーや、新聞記事を見たという方や、通りがかりの方など沢山の人が来られていました。
カヤの木の下では、阿倍家のご親族や地区のご婦人さん達が作った手料理やオードブル、赤飯やカヤの実で作った「薬師如来せんべい」が振る舞われました。
空くじなしの大抽選会も開催され、お祭りは盛り上がっていました。
赤飯や薬師如来せんべい、お菓子、地場産のほうれん草と沢山のお土産をいただいてきました。
私の古里の親戚にもお堂があり、田植えが終わった後、親族や地区の人が集まり、「お堂まつり」をしていたことを思い出しました。
昔の懐かしい古里の思い出が蘇ってきました。
柳生の「カヤの木祭り」のような地元のお祭りは、年月の経過とともに減ってきているのではと思うと、地域とつながりを深めていくきっかけとしてこういう取り組みも大事にしていかなければと思いました。
初めて行った「柳生かやの木 瑠璃光薬師如来ご開帳のお祭り」でしたが、阿倍家ゆかりの方々やスタッフの方々、地区の住民の方々が温かく迎えてくれたのには感動でした。
最後に樹齢1300年のカヤの木に触れた感想です。
正直、本当に触れていいのかドキドキでした。
空洞化している太い幹に触れた時は吸い込まれていくような不思議な気持ちになりました。
上を見上げるとスーッと天空にでも昇るような気持ちになりました。
ありったけのパワーをいただいたような気持ちになりました。
来年の5月、再び元気に訪れてみたいと思いました。