とにもかくにもゴタゴタしたまま過ぎて行った、浦和レッズの2008シーズン。

リーグ優勝の望みもすでに消え去り、天皇杯の道も途絶え
かろうじて他チームの結果いかんで、来年のACL出場に少しばかりの可能性があるかも?という状況下で
開幕に敗れ、天皇杯に敗れたFマリノスを、ホーム埼スタに迎えて
せめて最後くらい、なんとか勝ってよ

内容は、何かの余興かと思うくらいの破たんゲームで
全く攻める体制が作れず、こちらの打ったシュートわずかに2本で1-6の敗戦。
終盤になって試し始めた4バックは、結局最後まで機能せず
笑っちゃうほどの不思議をたくさん残したまま・・・・シーズンが終了してしまいました。



この日をもって退団が決まっている、岡野選手が後半途中出場。
最後の試合がこんなありさまだったのは、本当に気の毒でたまりません。

終了後の藤口代表のあいさつ時には、スタジアム中に轟くブーイング・・・
それでも形ばかりのお詫びのあいさつで、反省とか謝罪とかそんな気持ちは全く汲みとれませんでした。

その後は、和やかな岡野選手のあいさつで笑わせてもらって

同じく退団が決まった内舘選手のあいさつでホロリ。
全く、この二人の最後を大切にしてあげたいという理性が働かなかったら
スタジアム内がどうなっていたことか?

確かに疑問の残る采配の連続ではありましたが、すべてをこの人の責任にして解雇してしまえば
来年に向かって、明るい見通しが立つとも思えず・・・・

最終戦のセレモニーがこんなに切ないものになろうとは、シーズン当初は思ってもいませんでした。

この日一番場内を沸かせたのが、この場面・・・・

ではまた来シーズン!と座席のご近所さんとあいさつを交わし、薄暗くなったスタジアムを後にしました。
みんな文句は垂れていても、来シーズンも足を運ぶという気持ちには変わりはないんですね。
さて来季に向かって、何が変わるんでしょう?
監督の首を挿げ替えても、いい方向に変わる保証はありませんし
見通しも暗く難題山積み、あと数年は過渡期だと思って
サポーターも、根性を据えて我慢したほうがいいのかもしれません。
貯金を取り崩したら、また一から地道に積み上げるしかないですしね。

かつての王者ヴェルデイは再び降格、飛ぶ鳥を落とす勢いだったジュビロも入れ替え戦へ・・・・
奢れるもの久しからず・・・・を、リーグ全体で感じるシーズンとなりました。

