とうとう最後まで安定しなかった今シーズンも、いよいよ最終節。

目の前での胴上げだけは回避したいと、選手もサポも祈る思いで始まった試合でしたが・・・
今年は雨の予報だったからか、フラッグでのパフォーマンスでスタート。


前半はピッチを広く使って、良く動きよく走りよく繋ぎ
昔のレッズがよみがえったかのような、ワクワクシーン炸裂。
敵ももちろん得点を狙って来るものの、それ以上にレッズの執念のようなものを感じる時間帯が長く続きました。
でも決定力不足って、一度陥ると簡単に浮かび上がれるものではないのでしょうか?
ため息のままに、前半終了・・・・

ハーフタイム中に、フロンターレが3-0で勝っているとの情報を得て
このまま引き分けでも、アントラーズの優勝は阻止できることが判明。
優勝どころか3位以内も、もしかしたらおこぼれACL圏内の4位もなくなった今
せめてせめて意地を見せるとしたら、ここでアントラーズを悔しがらせることだけでしょう!
なのに後半はまたまた運動量が落ちて、いつもの再現フィルム状態。
あちらはフロンターレの結果を聞いて、焦っているのが確実なのだから
それを逆手にとって、攻めさせておきつつ、こっちがカウンターを狙ってきりきり舞いさせるべきのはずが
まさかまさかの、不用意な展開から持ち込まれての失点。
そこから先は、アンタラーズの得意パターンで、レッズあたふた・・・

3人の交代枠を早めに使い切るものの、よくなるどころか
結局得点に結びつくような攻撃に持ち込めず、恐れていた時を迎えることになってしまいました。

試合終了後には、こんなものが始まってしまいました。



アントラーズの選手たちが、優勝に沸き喜んでいるその間・・・・

レッズの選手たちは、最終戦のセレモニーのためにベンチで待機状態
この屈辱、この悔しさを、スポーツマンなら心に刻んでくれたことでしょう。


それでもサポーターたちは、アントラーズのセレモニーから目をそむけず
最終戦のパレードを見守り、今季をねぎらい来季への期待の拍手を送っていました。


それにしても、試合が進むにつれて激しさを増す雨の中、気持ちも身体も寒かった・・・
行きは降っていなかったので、自転車で行ってしまったのだけれど
試合中も雨が吹き込み結構濡れて、帰り道もカッパのフードがすぐに脱げるので
もうやけくそで、水浴び状態で帰って来たのだけれど
ずっと頭の中を流れ続けていた曲が、さだまさしの 「無縁坂」
暗がりの中で 「無縁坂」 をリフレインしながら帰る最終戦・・・なんて悲しいシーズンだったのでしょう。
それでもご近所の席の方々と、「また来年もよろしく」と声を掛け合って別れてきました。
そうやってブータレながらも、レッズサポは打たれ強いのですよ、全くね。

