嵐の大野智さん主演の月9ドラマ 鍵のかかった部屋 の原作である 防犯探偵榎本シリーズ から、今回は 硝子のハンマー を読んでみました。
ドラマでは前編・後編に分けて最終章を飾った作品ですが、小説では榎本シリーズの初作品に当たります。
あらすじ・・・・
日曜日の昼下がり、株式上場を間近に控えた介護サービス会社で、社長の撲殺死体が発見された。
エレベーターには暗証番号、廊下には監視カメラ、窓には強化ガラス。
オフィスは厳重なセキュリティを誇っていた。
監視カメラには誰も映っておらず、続き扉の向こう側で仮眠をとっていた専務が逮捕されて・・・・・・。
弁護士・青砥純子と防犯コンサルタント・榎本径のコンビが、難攻不落の密室の謎に挑む。日本推理作家協会賞受賞作。
600ページに及ぶ長編で、「見えない殺人者」・「死のコンビネーション」という二つの物語で構成されています。
「見えない殺人者」で事件は起こり、時系列に沿って概要が説明され
社長殺しの犯人にされた専務を弁護することになった純子が、協力を求めるべく防犯ショップを経営する榎本に近づきます。
そして榎本と純子の二人によって、あらゆる角度から犯人の可能性があぶりだされていくのですが
どれもこれも空回りで一向に犯人にたどり着くことが出来ないばかりか、より密室が強固なものとなっていきます。
そしてようやく犯人にたどり着いたのか?・・・というところで「見えない殺人者」が終了し
全く別の物語かのように、淡々と「死のコンビネーション」が始まるのです。
狐につままれたような、肩透かしを食らったようなそんな気分で読んでいくと
しだいに元の話に重なっていき、唸るほどの巧妙な展開で物語は佳境に入っていきます。
素晴らしい物語構成と人間模様に、身震いするほどの感動を覚えました。
そして・・・ちょっぴり切ないです。
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ドラマでは前編・後編に分けて最終章を飾った作品ですが、小説では榎本シリーズの初作品に当たります。
あらすじ・・・・
日曜日の昼下がり、株式上場を間近に控えた介護サービス会社で、社長の撲殺死体が発見された。
エレベーターには暗証番号、廊下には監視カメラ、窓には強化ガラス。
オフィスは厳重なセキュリティを誇っていた。
監視カメラには誰も映っておらず、続き扉の向こう側で仮眠をとっていた専務が逮捕されて・・・・・・。
弁護士・青砥純子と防犯コンサルタント・榎本径のコンビが、難攻不落の密室の謎に挑む。日本推理作家協会賞受賞作。
600ページに及ぶ長編で、「見えない殺人者」・「死のコンビネーション」という二つの物語で構成されています。
「見えない殺人者」で事件は起こり、時系列に沿って概要が説明され
社長殺しの犯人にされた専務を弁護することになった純子が、協力を求めるべく防犯ショップを経営する榎本に近づきます。
そして榎本と純子の二人によって、あらゆる角度から犯人の可能性があぶりだされていくのですが
どれもこれも空回りで一向に犯人にたどり着くことが出来ないばかりか、より密室が強固なものとなっていきます。
そしてようやく犯人にたどり着いたのか?・・・というところで「見えない殺人者」が終了し
全く別の物語かのように、淡々と「死のコンビネーション」が始まるのです。
狐につままれたような、肩透かしを食らったようなそんな気分で読んでいくと
しだいに元の話に重なっていき、唸るほどの巧妙な展開で物語は佳境に入っていきます。
素晴らしい物語構成と人間模様に、身震いするほどの感動を覚えました。
そして・・・ちょっぴり切ないです。
【送料無料】硝子のハンマー [ 貴志祐介 ]価格:780円(税込、送料別) |
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