テレビドラマの脚本家としても有名で、2004年に自殺した野沢尚さんの 砦なき者 を読みました。
TBSの青い鳥とか、フジテレビの眠れる森なんかが、今でも印象に残っている脚本家です。
こちらの作品は2002年に出版、2004年にテレビ朝日でドラマ化されたそうですが、その2か月後に彼は自殺したそうです。
あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
報道番組『ナイン・トゥ・テン』に売春の元締めとして登場した女子高生が全裸で首を吊った。
恋人を番組に殺されたと訴える青年八尋樹一郎の姿は、ライバル局の視聴率を跳ね上げた。
メディアが生んだ一人のカリスマ。
その邪悪な正体に気づいたのは、砦を追われたテレビマン達だった。
『破線のマリス』を超える衝撃。
メディアの勝手な報道に、人生を狂わされた弱者の話だと思って読んでいたら
実はそのメディアを逆手に取り、大衆を味方につけ、嘘を塗り固めてカリスマにのし上がるという危険なストーリー。
2002年の出版ですが、さらにSNSが進化した現代の風潮を予測したような、空恐ろしさが漂っています。
自殺、他殺、事故死、不審死・・・死がいっぱいちりばめられていて
その後に作者が自殺したことを考えると、死に対する憧憬があったのかな~と思わずにはいられない作品です。
ただ踊らされた大衆相手に、マスコミも警察もここまで手が出せないものでしょうか?
そのあたりに、若干のモヤモヤを感じました。
TBSの青い鳥とか、フジテレビの眠れる森なんかが、今でも印象に残っている脚本家です。
こちらの作品は2002年に出版、2004年にテレビ朝日でドラマ化されたそうですが、その2か月後に彼は自殺したそうです。
あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
報道番組『ナイン・トゥ・テン』に売春の元締めとして登場した女子高生が全裸で首を吊った。
恋人を番組に殺されたと訴える青年八尋樹一郎の姿は、ライバル局の視聴率を跳ね上げた。
メディアが生んだ一人のカリスマ。
その邪悪な正体に気づいたのは、砦を追われたテレビマン達だった。
『破線のマリス』を超える衝撃。
メディアの勝手な報道に、人生を狂わされた弱者の話だと思って読んでいたら
実はそのメディアを逆手に取り、大衆を味方につけ、嘘を塗り固めてカリスマにのし上がるという危険なストーリー。
2002年の出版ですが、さらにSNSが進化した現代の風潮を予測したような、空恐ろしさが漂っています。
自殺、他殺、事故死、不審死・・・死がいっぱいちりばめられていて
その後に作者が自殺したことを考えると、死に対する憧憬があったのかな~と思わずにはいられない作品です。
ただ踊らされた大衆相手に、マスコミも警察もここまで手が出せないものでしょうか?
そのあたりに、若干のモヤモヤを感じました。