いつも犬の散歩で歩く 山沿いの道
少し前から
赤い実で覆われた 大きな木があって
山のところどころが 赤く染められています
何の木? と気になっていました
やっと分かりました
ゴンズイという木だったのです
釣り人が嫌がる魚「ゴンズイ」
釣っても食べられず、下手をすると棘にさされるとか・・・
木のゴンズイも 何の役にもたたないという悪評判
おまけに 実は嫌な臭いがするらしい
そこから 魚のゴンズイと同じ名がつけられたようです
名前を知って 思い出したのですが
冬に皇居東御苑を訪れた時
赤い実が美しい木が植えられていて
名前をみたら ゴンズイと名札が書いてありました
近くの山のゴンズイは 夏に美しい白い花をたくさんつけていました
今は 山を明るく彩っています
多分 冬の枯れ木に この赤い実は残っていくのでしょう
気の毒な名をつけられた木です
ミツバウツギ科 ゴンズイ属

余談なのですが・・・
この皇居東御苑は 無料で入れる庭園なのです
いくつかの門があるので
入る時 札をもらって
出る時 その札を返します
東京の真ん中なのに
すごい自然が残され
きちんと管理されている 素敵な場所です
広い芝生もあり 雑草などなく きれいに刈り込まれているのですが
芝の中に生えている ネジバナが
刈られずに きちんと残されているんです
芝刈り機で 全部刈ってしまえば簡単なのに
ネジバナの周りだけをそっと残しておく・・・
その心づかいが さすがーー
このゴンズイも 何故この庭園に 大事に植えられているのかな~
って ふと思いました 