ツルの日記

38歳からはじめたバレエ。49歳の今年はポワントでバリエーションを踊り動画アップがノルマです

町の個人経営の手芸用品店が絶滅状態になって久しいですが

2023年08月03日 | Diary
ここにきて手芸用品の大型チェーンも各地で閉店していました。


子供時代、おとなの女性の趣味といえば刺繍やレース編みなど手芸は一般的でした。


それがワタシが属する50代後半世代になると趣味が手芸という人口は激減します。一応家庭科の授業でスカートやスモックを作ったりしましたし、大学時代は当時流行りだった手編みのセーターを夫にプレゼントしたりもしました。しかしどうみても既製品のほうが便利でオシャレな時代にワタシが編み物する必然性はなく、また手芸が趣味になることもありませんでした。(参考までに「母さんが夜なべをして手袋編んでくれたー」で知られている童謡「母さんの歌」は1956年発表でした。)



バブル期前後からほっかほっか亭や小僧寿し、コンビニなどそれまで主婦が多くの時間と労力を費やしていた食事作りを代替する各種サービスが現れて状況が一変しました。家事全般に関わることを敬遠する同世代も少なくありませんでした。



ところがワタシが30代の頃、子供が幼稚園や小学校に入るときお道具箱を入れる袋や雑巾を手作りしなければならなくなり既製品ではダメなのかと問題になりました。そんなことを問題にすること自体アホらしいのですけれど当時は依然として母親の手作り信仰が強力でした。



デフレ経済期以降は100円均一ショップや300円ショップが爆発的に増え、パートを含む子育て世代の女性の就業率も上がったため、今では母親が手作りしなければならないのは有名私立小学校だけではないかと思ってしまいます。



なにしろ駅ビルやショッピングモールに行けば手頃な値段のカラフルでかわいい袋ものがわんさかとありますし、ちょっとした手芸用品は100均で揃ってしまいます。余談ですが100均市場は2023年度いよいよ1兆円を突破する見込みです。手芸好きになり道具や素材に凝るとネット通販や日暮里の繊維街という選択肢もあります。



ここに引っ越してきた20数年前には綱島駅の駅ビル商店街にも買ったことはないのでですが小さな手芸用品店がありました。そういえば渋谷駅前にも10年位前まで生地店がありましたね。



戦後から1960年代あたりまでは既製服の種類が限られていたので生地を買って自分で洋服を縫ったり、仕立屋さんに作ってもらったりと生地の需要はあったのですけれどそれ以降は渋谷のファッションスタートアップを地味に支えていたのでしょうか?



いつの間にか渋谷系ファッションって言わなくなりましたね。ファッションだけでなくワタシより10歳位上のan non族以来続いていた渋谷カルチャーみたいなもの、たとえば手作りの衣装や小道具がアニメやバーチャルに変化したからでしょうか?



駅周辺は今後どのようになっていくのでしょうか?



高周波騒音は相変わらずとてもひどいです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 珍しく近くに雷雲 | トップ | 無限に9が続く0.99999 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿