ツルの日記

38歳からはじめたバレエ。49歳の今年はポワントでバリエーションを踊り動画アップがノルマです

「シェー!!」

2007年10月29日 | レッスン記録
土曜はショーダンスの個人レッスンだった。台風の大雨の中いつもの2レッスン目から行ったらなぜか先生がジーンズ姿でレッスンしている。しかも普段そんなことはしないのに私に笑顔で手を振った。なんか変だ。5時ぎりぎりに駆け込んだのであわてて着替えて後ろで待っていたら終了時間を10分過ぎても続けている。しかもいっこうに終わる気配はない。でも私が来たのだから2時間目とわかりそうなものだ。結局5時35分終了。なんと35分の遅刻だったそうだ。めずらしい。最近ちゃんと来ていたのに。そんなふうに思うなんて私も感覚がずれてしまっているかもしれない。


こういうとき友人は本当にエライと思う。絶対に先生を責めない。効果を考えて相手により対応を使い分ける。先生については以前生徒さんとの間で教え方等についていろいろあったという経緯もあり「気長に忍耐強く理解につとめる」というポリシーだ。そのかわり「本人が自分で何が必要かを考えて実行できなければそれまでの人」といって先生の仕事については一切アドバイスしない。また私にも「教えるというのはものすごく難しいから先生のおっしゃることをできるようになるために地道に続けること」とおっしゃって絶対文句は言わせなかった(お恥ずかしいけれど態度には出てしまっていたと思う)。


2年前からかなりの期間はしばしばレッスンをすっぽかされた。貴重な土曜に「踊るぞ!」と楽しみにして行ってすっぽかされると時間的に他のレッスンも受けられず「どうしたらいいの!?」とやるせなさを感じた。そんなとき友人は「何も言わない怖さを思い知らせてやるわよ」と言いながら怒りでワナワナされていた。見ている私のほうがコワかった。でも1時間以上も遅刻しても先生には「来てくれたからいいのよ。ありがとう」と表面上は絶対怒らなかった。何度もブチ切れた私をなだめすかし(私が怒ってしまったのでご本人は冷静にならねばと思われたのかもしれない)よほどの予定がないかぎり日曜出勤しても時間をつくって続けてこられた。友人がレッスンに遅刻するのは歌舞伎があるときだけだ。その点では1番長く習っている生徒さんもものすごく忍耐強く、先生が来るまで着替えないで待って、来ないとわかるとさっさと帰っていた。


是非はともかく友人の「基礎からきちんと教えさせる」という迫力に圧倒されたようで、ちょうど1年前くらいから先生も大遅刻はしてもすっぽかしはしなくなった。そして大遅刻したときでも友人は「来るようになったからエライ」と褒めて(!?)いらした。過去2度の夏はかなりひどかったけれどこの夏は遅刻すらしなかったので本当に驚いた(1度はスタジオとの連絡の行き違いがあったようだ。)あとは時間が延びてしまうということだけれど、これは最近いろいろな場所で教えていらっしゃるのでだんだん改善すると思う。


私の個人レッスンもいつの間にか10回目。ようやく先生に言われたことを直そうとすることができるようになった(笑)でも直してもらってもその場では定着できない。


そして家に帰って習ったことをやっていみたらダンナにおそ松くんの出っ歯のイヤミ(古いねえ)の「シェー!」のポーズをされてしまった!くやしいけど似てる!!いつかダンナに笑われないように踊れるようになりたい!!!
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「コンテンポラリー・ダンス徹底ガイド」乗越たかお 作品社

2007年10月25日 | Diary
昨夜に引き続き「みんなのダンス学校! コンテンポラリー・ダンス徹底ガイド Hyperライブ」に行った。今夜のテーマは「ダンス100年の歴史を100分弱で語り倒す」だった。今日の講師は評論家の乗越たかおさんという人。


モダンダンスの始祖といわれるイザドラ・ダンカン、ロイ・フラー、ルース・セント・デニスという民族舞踊でもバレエでもない、でもアカデミックなバレエの基礎もない踊りから、当時の時代背景、マーサ・グレアム、マース・カニンガムへの流れ、日本の舞踊、コンテンポラリーダンスについて当時の映像を交えながら解説。


ダンスって私が思っていたより自由なんだ。


でもそれはアーティストレベルの話し。私はクリエイティブではないので現在「カタ」を身に付けているところ。「カタ破り」になれるか?むずかしそうだ。単なる「カタなし」ならせめて「よい観客」になりたい。


結局ナルシストなんだよね。
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ブレイン・ストーミング

2007年10月24日 | Diary
「みんなのダンス学校!2007 キム流ダンス批評講座」というものに行ってきた。

テーマは
 
 ○ダンスを通じて自分の言葉をみつけそれを「文章作品」として表現する

 ○その作業や他の人の言葉を聞くことで自分の見方・感じ方を再確認し「新しい自分」を発見する

 ○とにかく思ったこと、感じたことをそのまま言葉にして

 ○その後で自分の言葉・哲学に昇華させる


キムさんが考える批評の構成要素を元に3つのパートに分かれていてそれぞれのパートでキムさんが5分ずつ即興で踊ったものを批評文を書いたり、一語で表現したり、動きだけを言葉で描写するというものだった。


音なしでの即興の踊り。ストーリーがありそうで次の展開でそれが裏切られたり。静的な身体表現ではじわじわとスローモーションのように動く。


ついつい「ひじ関節、こんな使い方するんだ!」「うわあやわらかい!」「手が語る!」なんて感心してみていたら5分はあっという間に終わり批評文を書く段になって困った。しかもそれを一人一人発表(笑)。動きとテーマをうまくとりいれてまとめる人もいれば、自分の世界とお話しを作る人も。いろいろな感想があるものだ。しかし私を含めてほとんどの人の感想が「作品」にまでなっていないと言われた。


そういえば大学時代一般教養で「映画表現論」という科目をとった。1年間のテーマが「60年代」のハリウッド映画。そして3大スタジオ全盛期、カメラの撮り方、ラブシーンの角度(女性の肩越しに男性が立ち抱きかかえるポーズをする)等々の話しを聞いて「参考にはなるけどこれじゃあ映画が楽しめなくなっちゃうな」と思った。


私は自己表現の手段として「批評」を選択することはない。でもキムさんのダンスを見てコンセプトに基づいて全く知らない他の人の意見を聞くのは良いブレーンストーミングになった。それに地元にこんな場所があるとは知らなかった。12月に白井剛さんというダンサーの公演があるから見に行ってみようかな。









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めざせ脱力! カイロプラクティク初挑戦

2007年10月23日 | Diary
このブログにも何度も書いているけれど4月から脱力のためにいろいろしているけどなかなか効果が上がらない。何より肩。脱力できないかぎりどうしようもないと言われているから何とかしないと先へ進めない。それに脱力は実は何でも、ピアノでも他のスポーツでも非常に重要というのがわかった。是非マスターしたい。


脱力にはペアダンスや整体も良いと聞いたけれどペアを習うのは社交ダンスのデモでパーティーで踊るためと決めているので先生探しからしないといけない。友人もショーダンスの先生に習っても発表の場がないから社交ダンスもすれば良いと勧められてくださるし、前回デモでサンバを踊った方もその後いろいろなDVDをコピーして送ってくださるので先生探しは継続している。でも「この先生に習いたい!」という先生を見つけるのはなかなかむずかしい。しかしどの先生とデモに出るにしても脱力できないと話しにならない。


整体については「趣味のダンスだし、40代までいかり肩でO脚で生きてきて健康上特に問題あるわけではないからそこまでしなくても」と思い何もしてこなかった。


しかし最近「カラダのバランスが悪いから脱力できないのかな?」と思うようになった。動きの中での脱力は確実にできるようになってきて、そしたら肩自体の柔軟性のなさが明らかになってきた。その結果鎖骨のあたりも硬直しているようだ。しかし柔軟性もさまざまで前屈はかなり改善してきていてヒザの裏はだいぶ伸びた。開脚も同様。ところが仰向けから両足を上げ頭の先の床につけることはできない(実はこれは子供の頃からできない)。どう考えても脊柱が並より硬い。しかし腰椎は柔らかい。足首も柔らかい。結局体幹の問題だ。


体幹の柔軟性の改善には深層筋、具体的には肩関節周辺、脊柱、股関節周辺の筋肉群のストレッチが有効だそうだ。でもカラダが硬いのは背骨のゆがみで常に筋肉が緊張しているためであることもあるそうだ。私の体幹が硬いのは何が原因なんだろう?自分でもストレッチしていて伸びるところは伸びているのだから改善しない部分はどうするべきか?何しろ首から肩の柔軟性は何を踊るにしても非常に重要だ。しかし矯正するにしても目的はあくまで「私の健康状態全体の向上に役立つこと」だ。


知り合いが通っている治療院も検討したけれど整体は結構ビミョーだ。医療や鍼灸とはことなり国家資格はない。それに対処療法ではなくホリスティックメディシンが希望だ。その中で背骨専門といえばカイロプラクティク。しかし大切な背骨だ。可能なかぎり安全策をとりたい。しかし整体院のHPなどでプロフィールを見るとなんだかよくわからないものも多い。そこで海外の理学療法士の資格を持っている先生がやっている治療院に早速予約を入れて行ってきた。


まずは問診。ダンスをならっているけれど肩と体幹が硬いことを説明。初見で肩に「力み」があると言われた。ついでに「この肩なら肩こり知らずでしょう!」。いかり肩にもメリットはあるんだ(笑)。「いかり肩は治らないけれど肩の可動域を広げたい、全体的に上体を柔らかくしたい」という希望を伝えた。先生が状態を確認したいとおっしゃるので前屈と脚がつかないのをやって見せた。確かに硬いのは一目瞭然。通常カイロに通う人はどこか悪い人が多く、私のような希望は少ないらしい。どこまで改善できるかはやってみないとわからないといわれた。


肩の力み(肩を縮めて上げる)のはデスクワークの人の特徴だそうだ。長年にわたり継続したためすっかりカラダのクセになっていて矯正してもすぐもとに戻ってしまうことも多いらしい。私の場合右肩が特にひどくその結果背中の左側の筋肉が発達していて骨盤もどちらかが前になっているそうだ。それから背骨は胸椎下部と腰椎上部がとても硬いらしい。肩が硬いので鎖骨周辺の筋肉が弱く硬い。ああ悪循環。ただ幸い腰と股関節周辺の柔軟性はあるそうなので一安心。


そして矯正。腰、胸椎、首の順。左右にひねって先生が力を加えるとボキボキッとすごい音がするけれど痛くはない。痛かったのは肩の矯正で指示に合わせて息を吸ったりはいたりしながらストレッチして伸ばしたとき。施術後肩を動かしてみると心もち前より内側から動くような気がする。


「今まで上体のストレッチはしなかったんですか?」と聞かれてしまった。私は肩も背中も首もストレッチしてたのに!!でもその後先生が教えてくださった3種類のストレッチはやってない。1つは知ってたけど腕の位置が下すぎでストレッチするところがストレッチできていなかった。ああ。

2回目だけは初回の後1週間以内ということで次回は来週。その後は特に悪いわけではないので2週間から3週間に1度で気長に続けることになった。多分最低3ヶ月。どうなるでしょう。


これは努力の問題だけど先週の金曜のショーダンスのレッスンでは腹筋を使い果たしてしまい最後パッセの脚を速く上げ下げするとき脚が上がらずパッセとクペの間くらいになってしまった。腹筋が弱いのも背中の柔軟性に関係してるかも。でもカイロプラクティクは自律神経にも効きそうだから更年期障害対策としても有効かしら。
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ルンバのレッスン

2007年10月15日 | スペイン語
この2年ほどルンバかヨルバ、つまりアフロキューバンダンスのレッスンを週1度ほぼ欠かさず受けてきた。でも今はヨルバの先生がキューバに帰国されてから約1ヶ月半、アフロキューバンフリーだ。


私の目論見ではヨルバがお休みの間はショーダンスの先生にルンバを習おうと思っていたけれど土曜に一緒にレッスンを受けている方々はルンバが大嫌いだ。先月はじめは一応2クラス目のはじめに「ルンバは!?」と尋ねてみたけどお二人に「ルンバを受けたいなら○○(日曜に先生が教えているスタジオ)に行きなさい!!」と先生の前で言われてしまったのであきらめ。その代わり(!?)先生はショーダンスのレッスンでルンバやヨルバの曲を使っている。


だから昨日は○○のレッスンに行ってきた。レッスンを受ける目的の1つは脱力具合を先生に見てもらうこと。なにしろルンバの代わりにヨルバのレッスンを受けたのは先生に「ヨルバは脱力を練習するのにすごくいい」と言われたからだ。6ヶ月の効果を確認するにはもともと習ったルンバがいいだろうと思った。でも日曜のルンバのレッスンはワワンコーだ。私が習ったヤンブーより速い。音楽としてはヤンブーもワワンコーも好きだけどムーブメントも速さが違うと戸惑いそうだったので先週はちょっとだけベーシックステップをワワンコーの曲にあわせて練習した。何しろ日曜のレッスンなんて滅多に行けないのだ。1時間なんてムーブメントに迷ったらあっという間だ。


そしてだんなに快く送り出してもらいスタジオに行ったら何と友人が大人数にまじってルンバの基礎クラスを受けている。ショーダンスから来ると言っていたのに。そしてまもなく基礎のクラスが終わったのはいいけど何と次のルンバのレッスンは友人と2人だった。友人は「次もショーダンスよね!」、先生も「ショーダンス」と言うので私も必死に「ルンバ!ムーブメントの練習に来たのに!」と主張した。友人もしぶしぶ承知してくださり無事ルンバに。しかもラッキーなことにヤンブーだった。


実はワワンコーは曲は好きなんだけどバクナオが苦手だ。別にダンスだから嫌ではないけれどそもそも私が持ち合わせていないものなのだ。他の先生のワワンコーのレッスンを受けたときに男性の手を振り払うというのがあったんだけど私がやると犬のお手みたいになってしまい「それじゃOKになっちゃう。もっと力を入れてバシッと振り払わないとだめでしょう」というようなことを言われてしまった。そういう意味では私はルンバの本質を理解できない。キューバに行ってシントゥーラやそれ自体生き物のようなボディームーブメントを見て根底の文化の違いを実感した。私には入れない部分だし、だから無理やり真似しようとも思わない。


でもルンバのムーブメントは曲を楽しむにはやはり最適なのでムーブメントをマスターして男性のコルンビアのように1人で長いスカートをひらひらさせてヤンブーのインプロができるようになったら楽しいと思うし、ルンバの曲にあわせてルンバのムーブメントを入れたショーダンスも踊れるようになりたい。


ただルンバにかぎらずアフロキューバンのムーブメントを習っていると外国語を習っているようなものだと思う。私の英語が母語である日本語とは全く別物であるのと同じだ。


話は日曜のレッスンに戻るがヨルバの効果はあらわれていて「チカラヌイテ」とは一度も注意されなかった。ひさびさだったので最初は鏡に映る自分の姿を見てちょっとキンチョーしたけど途中から脱力のチェックなんてどうでもよくなって好きな音楽に集中してゆったり踊ったらとても楽しかった。ルンバはヨルバほど複雑ではないのでリラックスして踊れるし特にヤンブーを踊ると幸せな感じがする。


しかしその後のショーダンスのレッスンではまたまた「カタニモノスゴクチカラガハイッテル」と注意された。脱力の道のりは長い!
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2007/10/12

2007年10月12日 | Diary
年に一度の彼の両親の墓参り。札幌は今日から寒い。
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ディベロッペ

2007年10月10日 | レッスン記録
今日はバレエのレッスンだった。


この先生のクラスではモモを持ち上げてそこからさらにヒザ下を伸ばすディベロッペが多い。先生は160センチくらいで腕も脚も私の半分くらいの太さ。そして清楚なかわいい顔。容姿も才能のうちなのねとつくづく思う(これはショーダンスの先生にも言える)。そして細い脚をディベロッペ、アチチュード、エカルテ等で美しく上げて教えてくださる。見ているだけで幸せな気分だ。バレエを習っているんだなあという気がする。


美しい見本を見た後現実に戻り自分がやるときは柔軟性が足りないから股関節からヒザは上がるけどそこからヒザ下をディベロッペなんてとてもできない。それでも先生はばんばんディベロッペで脚を上げる練習をさせる。上げた脚をキープするってこんなに筋力がいるんだと驚いた。4ヶ月前はどうにもならない感じだったけど今は上がらないなりに懸命に軸足を踏ん張って背中を上げてなんていろいろ努力してどうにかバランスがとれるようになってきた。でもヒザ下は90度まで上がってない!!ディベロッペで一番伸びたときは一瞬90度より上になるけどそこではとてもキープできない。顔は汗だく。完全な筋トレ。他の人から見たら単なるバランス運動にしか見えないだろう。これができる人が何人かいてあれだけ脚が上がったらきっと気持ちがいいだろうあと思う。


こんなレッスンを4ヶ月続けたら脚が強くなってきた。前は5番ルルベ、寄せてパッセのときは必ずバーにつかまっていたけど今のクラスでは手は離す。最初はパッセした方の脚がクルッと前にきてしまい軸足で踏ん張れなかったのだけれど今はキープできるようになった。アテールのパッセでもそこからルルベアップがひょいとできる。とにかくできなくてもやり続ければ効果は出てくるんだ。


これで脚(腕も)の太さがせめて半分だったら少しはましに見えると思う。でもスペイン国立バレエ団の人、O脚じゃないけど結構脚も腕も太い人がいた。


体型を言い訳にしてはいけないのだ。


帰りは60代で社交ダンスのモダンを習っている方と一緒だった。モダンでは常にヒザを曲げてバウンスを使うのでヒザを伸ばすことがないから癖がでちゃうと笑っていらした。バレエも社交ダンスのためでちょうど9月で4年目に突入で最近ちょっとわかってきたそうだ。ダンスってそういうものかもしれない。私は硬いと言ったら時間をかけて伸ばしていくのよと励ましてくださった。楽しかった。





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マルセル・ブルガ著一川周史訳 バレエ入門 白水社文庫クセジュ

2007年10月09日 | ダンス
バレエをはじめていつの間にか来年の1月で丸3年。ショーダンス、アフロキューバン、バレエの3本立てでそれぞれ週1回ずつだからどれかに専念している人と比べると上達はカタツムリのように遅い。


それでも3年近く続けているとようやく自分が何をしようとしているのか少しだけわかるようになってきた気がする。そしたら本屋で偶然この本が目に付いた。(後で友人にこの本を読んだといったら『有名な本よ』とあきれられた)


本書(原題 Technique de la Dance)は1945年の著作で、著者のマルセル・ブルガはパリオペラ座のソリストになりその後舞踊学校を創立した人だ。本書は舞踊についての総論、クラッシックバレエの主要な動きの技術的分解のイラストと説明、全般技術の発展等で構成されている。


お恥ずかしい話しいまさらながら普段自分が習っていることを文字で読むと「ああ、こういうことだったの」なんて思う。


そして総論を読むとショーダンスの先生が私のダンスについて「私の健康に役立ち、先生のレッスンを受けたことが良い思い出になればそれでよい」というようなことをおっしゃる理由がよく理解できた。


そんなときスペイン国立バレエ団を見て技術的には一生かかってもプロレベルには到達しないわけでそういう自分のダンスを見せるに値するエネルギーを出せるようになるのか、またそれに意味があるのかと自問する。


マイペースでほんの小さなことでも一つずつでもできるようになって、いけるところまでいく、それ自体が目標になってきた。
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スペイン国立バレエ団@オーチャードホール

2007年10月08日 | ダンス
Bプログラム、ボレロ、ゴスペル・ラ・ビダ、グリートを見てきました。


2年前、レジェンドを見て感激して今回も目玉はAプログラムと思いましたが友人がボレロは絶対見るべきというし公演3週間前でもS席16列目(中央一番前のブロックの後ろから3列目)があっさりとれたので行くことにしました(でも10列目ぐらいまでがベスト)。


ボレロはやはりすばらしい群舞でフラメンコなんだけどフラメンコという感じがしない!?。衣装も照明も美しく本当にあっという間でした。


ゴスペル・ラ・ビダは老若2人の男性ダンサーの話しで芸術監督のホセ・アントニオ自身が踊りました。腹が出ているけれど鋭い脚さばきで驚きました。それにすごい存在感。若い方のラファエル・カンパージョの踊りもフラメンコのことは全くわからない私でもすごいと思いました。照明もターンの余韻が残る効果を使用したり、真っ暗なところに一筋だけ白い光をあてたりしてフラメンコらしい作品だと思いました。


3作目のグリートも群舞中心で振付も美しく次から次へと展開しあっという間でした。

プリンシパルのミゲル・アンヘル・コルバチョは3人で踊る場面でも相変わらずひときわ目立ちステキでした(友人は少し髪が薄くなったといってましたが)。それに特にグリートのエレナ・アルガドもパワーがあって華がり、やっぱり主役の人ってオーラが違うのねと思いました。


「ダンスを見た。エネルギーをもらった」という感じです。


レジェンダももう一度見に行けばよかったです。
残念だったのは後ろのほうがほとんど空席だったこと。どうしてでしょう?
ボレロもグリートも何度か日本でやっているからでしょうか?


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サルサのベーシックステップ

2007年10月01日 | レッスン記録
少々前の話だけど最近ショーダンスのレッスンの音楽はメレンゲが多いねという話になり友人がめずらしく「この人(私のこと)メレンゲうまいわよ」とほめてくださったので「いや、前はできると思っていたけど脱力を習ってからよくわからなくなった」といって実際にステップを踏んで先生に見せた。


そしたら22日のショーダンスの個人レッスンはサルサのベーシックステップだった。先生はお手本を見せてくださりしばらく並んでステップを踏んでから前で友人と2人で私がステップを踏むのをジーッと無言で見ていた。


2人がギロッと見ているので私のベーシックステップに問題があるというのはわかるし鏡に映る自分の姿を見れば確かにカッコ悪い。


「どうすればよくなるかな。でも私スタイル悪いしねえ。それにここ3年くらいは年に2、3度しかサルサなんて踊らないし、ショーダンスのレッスンではサルサのステップは入ってないもんね。ぎこちないなあ。そういえばサルサのペアのレッスンは最初はこんな感じだったよね。身についてなかったのねえ」なんて思いながら神妙にステップを踏み続けた。面白くないけど基本の基本だから粗略にはできない。無言のプレッシャーで冷や汗が出そうだった(笑)。


友人がとうとうたまりかねて「足の位置が違う!」と助け舟を出してくださり、そうしたら先生も「ソウソウ!」。友人は「あんまりヒドイからなおしようがない感じ」とあっさり。


それから延々とベーシックを踏み続け最後の10分くらい2-8のコンビネーションを練習して90分でレッスン終了。いつもよりしっかり踏み込んだのでふくらはぎがジワーッと痛くなった。友人と途中から加わったもう一人が部屋を出たところで先生にいきなりまくし立てられた。要約すると以下のような感じだった。


ショーダンスにもサルサのステップはこんな風に入っているだろとやってみてくださり、次は腕を伸ばしながら上げて、こういう派手な動きは簡単。普通の基本的なステップをきれいにするのが難しいんだ!ちゃんとやれ!


図星。ダンスの先生というのは生徒が思っていることが手に取るようにわかるらしい。


課題のベーシックステップは歩き方の延長のようなもの。だから脚を高く上げるみたいに柔軟性による制約はないから気をつければ私でも直せる部分。美人でスタイルがよければ立ってるだけでもきれいだけど、私のように顔が地味でO脚のがっちりしたチビとなるとせめて基本的なことのときは指先まで神経を行き届かせないと。それに正論とはいえあそこまでがみがみ言われるとどうも悔しい。


だから先週は毎日ベーシックステップを練習した。足の位置は指摘を受けてからすぐに直したけれど上体の脱力ができない。上体の脱力にしても私は四苦八苦してるけど女性ではもともと上体をとてもやわらかく遣える人も少なくない。あーあ、と思いながら30分くらい踏み続けていたら4日目ぐらいから少しだけ脱力した感じがした。でも当然だけどとても先生のように上体が大きく左右に動くようにはならない。


金曜のレッスンのとき見せたら友人は「だいぶマシになったわよ」、でも先生は「まだは跳ねてる、ダメ」でおしまい。今月の個人レッスンまでには完成してやる!
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