先ほどアップしたプロを目指す若いバレエダンサー達はそもそも素材も違えば育成方法も違う精密で繊細な美術品のような存在です。
40前からバレエを習い始めたので「ワタシの骨格で最大のターンアウトすればいいじゃない」というお気楽な素人考えでスタートしたことはたびたびこのブログでも書いてきました。
数年後前に「ワタシがターンアウトした感想」をアップしている予定だったのがいまだにできないのは首の緊張が取れなかったからです。
バレエのカラダの使い方の基本は「完全に脱力して股関節からアシを外旋してつかう」です。
いま第1頚椎の後ろと肩甲骨の内側下端を治療中です。
昨年秋に骨盤の高さのバランスが改善してこれからまた背骨のラインが変化するはずです。すると股関節から脚を外旋する起点が決まると予定しています。
それで背骨のラインがきまれば胸郭の上に載っている肩甲骨と腕の位置が決まりみぞおちと首の緊張がとれるはずです。
大人、とくに中年にもなれば利き手利き脚の影響でカラダの左右差も大きくなることが多いですし、40代ともなれば組織や関節の変性も起こってきますから部分的な緊張を通り越して硬化し、それがさらに悪循環になってヘンなバランスが固定され脳にインプットされて「肩が凝っている」状態を知覚できなかったりします。
「大人バレエで完全に脱力してターンアウトなんて無理」というのは全く正しいのですけれど中高年の意識も10年前とは変化していますしワタシもいろいろな方法でカラダの緊張がとれてきて「今ターンアウトを始めても脱力できない」とわかってしまったのでまた経過を改めてご報告します。とりあえず背骨のラインが整うと柔軟性が向上するのかは動画にアップします。
骨の噛み合わせと骨格のバランスが改善すれば柔軟性が向上するのであれば無理なストレッチをせず治療をうけるというのも選択肢になるかもしれません。