ツルの日記

38歳からはじめたバレエ。49歳の今年はポワントでバリエーションを踊り動画アップがノルマです

意外な展開でターンアウトの基点が決まりその後2ヶ月弱たちました

2013年06月14日 | バレエ

前回の更新から2ヶ月ちょっと経ちました。その間に股関節がひらく角度が変わりアシの内側の筋肉がとつぜんはたらき出したのでリアルタイムで更新していたツイッターをまとめました。

 

バレエをはじめて以来ずっと「ターンアウトの基点がはやく決まらないかな」ということでやってきました。意識的に股関節を回して背骨をのばしてつかえるようになったのは昨年からで前傾していた骨盤もじょじょにまっすぐになったので「ワタシなりのターンアウト」が成立していましたし、できるそのターンアウトとO脚の筋肉バランスなりにつま先がのびていました。

 

上級をめざすには「バレエの姿勢の精度を妥協しないで高める必要がある」というのはバレエをはじめたばかりの頃「インサイドバレエテクニック」を読んで知っていました。ただここまでの過程ではあまりにカラダが硬いため何度か「姿勢はそろそろこのへんで手を打って踊ろう」と思っているとレッスンで「ここまでやりなさい」みたいな大きな変更のイメージを教えていただいてここまできたということもあります。

 

それで地道にやってきたんですけれどワタシは股関節からのO脚で、もともと股関節から足の小指までは骨と靱帯に体重をよりかからせることでしっかりしたつながりはありました。その分だけアシの付け根のあたりの内モモを外旋するのがすごく難しく、そこが膝下とつながらなくてふくらはぎで調整しようと外旋する練習しすぎで細かいキズがついていて疲労がたまり最終的には肉離れになってしまったんです。

 
ところが結果的にはその後アシの付け根から外旋しました。腰を上げようとしてチカラが入っていたのがケガで2週間ヒザ下を安静にした後に最初からやりなおしたら軽く腰が上がるようになり、つまり最終的にはチカラが抜けたので股関節が回ったということになります。ターンアウトはやはり腰が上がらないと。です。なぜ股関節が回ったのがわかったかというとケガ前にレッスンで指摘されていた縫工筋&薄筋、つまり内モモの付け根からヒザの内側までの筋肉が1本線のようにつながってそれまでのアシの内側の感覚が劇的に変わったからです。
 
 
大人のバレエではターンアウトは「しぜんに開くところで」と習いますし、そのようにやってきたわけですけれどやはりある程度の角度以上に開かないと機能しない筋肉もあるとわかりました。O脚だから内側が縮んでいたのでその角度のままストレッチしてものびなかったはずです。かま足の矯正は姿勢の矯正です。ようやくつま先の重要性がわかった気がします。
 
 
 
「真面目にやっていたのにアシは太いのに半分も使えてなかったんだと」思うとゲラゲラ笑い出しそうになりました。アシの筋肉の半分って胴体の半分に匹敵するぐらいですから真っ青です。立ったときトウシューズのプラットフォームの面積の内側の半分に体重がきちんとかかっていなかったと考えると捻挫しなくてよかったです(^^;)
 
 

ケガ前もだいぶ骨盤をまっすぐにして腰も脱力して上げられるくらいの筋力があったのでレッスンをたくさん受けて自分でも練習して筋肉痛になるというパターンでした。いまターンアウしっかり太モモを回してプリエするにも内側の筋力がすごくいるというのは新鮮な発見です。5番がスカスカだったわけでいま足裏から内転筋、中殿筋のつながりができて筋トレ状態です。

 

今は自分のカラダに慣れていない感じです。なにしろ40半ばすぎまで無意識に両足の小指側で全体重を分散して支えていたのがそれぞれ1cmぐらい中心よりになったので2cmぐらい狭くなったところで全体重を運ぶので、感覚的なちがいがものすごくあるんです。

 

それで足裏の3点を調整していたら、ここまでくると大笑いなんですけれど、とうとうチカラを入れずにしぜんに太ももの間がくっつくようになりました。ケガ前は両アシが股関節におさまるように立てるようになっていたんですけれど。とにかくバレエを習いはじめて以来ずっと存在した両アシの間の空間(すき間ではない)がなくなったんです。ラクに立っているだけなのに。

 

40年以上アシの外側に体重がのっかって生きてきたので、急に内側が使えるようになってふつうにつま先をそろえて立ったときアシの裏のチカラも抜けて太ももの間がくっつくというのは「あり得ない」と思ってしまいます。

 

バレエをはじめてからずっと「カタチを作らない」ように努めてきました。これまでも正しい筋肉が使えていなかったので意図せず結果的に「カタチを作ってしまう」ことは多々ありました。でも「正面から見られるからココはもっとこうする」みたいなことはやらなかったんです。末端が固まるとよくないと思ったので 。もっとも初心者時代はそんなことを考えたり変えられるなんてことはできませんでした。この「カタチをつくらない」方式だと内側の筋肉を使えるようになるんですけれど見栄えというかバレエらしいカタチに見えるようになるまで時間がかかります。

 

でもいまのところまで回すとターンアウト自体の難しさも感じます。可動域が違う股関節と膝関節と足関節の間の筋肉のあいだでうまくつながりをもたせて使うために調整していますけれどやっぱりもとの骨や靱帯のつきかたでなかなか均等にまわらなかったりします。これって大人のバレエだけじゃなく子供でも上級レベルにいって高度なうごきを練習する過程で努力だけではどうにもならない骨格からくる筋肉バランスの不整合で大きなケガにつながったりする可能制があるんだろうと感じました。

 

そうしているうちに足首がさらに緩んでようやく引き上げられるようになったのはよかったのですがもとのO脚がつよくて小指側によりかかって立っていたためにアシのアーチがつぶれていた左アシ全体がどんどんバラバラになって収拾がつかなくなるのではとあせりました。先週からようやく左アシもしっかりしてきてそろそろレッスン復帰と筋トレ開始の時期を検討中です。

 

はやく「踊ること」についてブログに更新したいんですけれどワタシの場合踊ろうとすると「カラダを調整する」ことになってしまいます。ターンアウトの完成には今年いっぱいかかります

 

 

 

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