最後にブログを更新したのが昨年12月だったのでもう半年もたっていたとはおどろきです。
今年もバレエの姿勢を変更中で、同時にO脚の筋肉バランスも変更し、さらに上のレベルのレッスンに上がる準備中といろいろ欲張っていたらふくらはぎの肉離れになりました。2週間は安静で、動かしはじめて2週間、ようやくこれから本格的に復帰準備にはいれるようになりました。疲れが溜まっているときにターンアウトを広げたいと欲張って苦手なストレッチをギュウギュウひっぱりながら長時間やっていたのが直接の原因なんですけれど、ランニングの雑誌を読んでいたら「初心者は筋力不足でケガして、かなり走れるようになった人はフォームやカラダのクセなど蓄積したひずみからケガをする」旨の記事があり、今回の故障はそのパターンのようです。おかげさまで回復は順調なのですけれど再発防止には根本原因の解決が必要ということで3ヶ月ぐらいはカラダ改造しながらじょじょに再開していく予定です。
バレエはそもそも子供のカラダの成長に合わせて訓練することにより「長い首」「つま先」など骨格自体をバレエ向けにしていく教授法がベースになっていますし、さらにいえば身体的資質に恵まれた才能ある子供を限られた観客に見せるためのアーティストに育成するためだったわけです。現在のように情操教育などでいろいろな子供がバレエを習う状況でも同年代の子供たちが8歳から18歳ぐらいまでの間に一斉に上級、プロを目指す過程では容姿や柔軟性とは別に骨格、とくに骨盤からつま先が訓練によってどの程度ポワントで踊れるようになるかに大きく影響します。
それで大人のバレエですけれども、ワタシのようにO脚、骨盤前傾、ほぼストレートネック、関節が非常に硬くて柔軟性に欠ける人間もレッスンを受けるわけです。ですから「子供時代からやっていないとダメよね」みたいな雰囲気もあったりします。確かにバレエの基本テクニックである股関節を外旋してつま先を180度に開くターンアウトは15歳ぐらいまでの靱帯がストレッチすればのびる成長期に適切な訓練と努力で獲得されるものです。それも生まれつきの股関節の角度や靱帯の長さや骨格自体のバランスも大きいので普通の大人のバレエでは「長く続ければ柔軟性と筋力が向上します」という考え方はもっともなんです。
ただおよそバレエには不向きな身体条件のワタシが今のスタジオに通いはじめて3年目ぐらいにターンアウト効果で体型が激変わりしたのと、昨年初めから受けている「これまでにない教え方」で基礎に特化したレッスンにめぐり会うことができたおかげで骨盤の前傾がなおり(この効果は人生が変わったと言えるくらい大きいです)、腰から頚椎まで引き延ばしてターンアウトできるようになったので46歳のワタシの経験が大人のバレエの参考の一助になればということでこれまでの経緯をまとめることにしました。
昨年からレッスンを週3~6日に増やして受けていたこともあるのですけれど(基礎に特化したレッスンは週1回)骨盤の前傾がなおり、腰椎から引き上げてアシを股関節からはずさずに使えるようになり、腕の位置も決まり、O脚の筋肉バランスも変更したためヒザをのばせるようになってつま先重心もできるようになってきています。それで想定外にターンアウトの角度が広がりました(180度からは程遠いですが)結論から言うと細かい筋肉の使い方を教えていただいてバレエの姿勢がほぼ完成してからチカラがアシから床にじかに伝わるようになり、スカスカだった内転筋が使えるようになってきて5番がようやく集まるようになってきて回転系が安定してきたりアンシェヌマンが覚えられればなんとかなることも多くなってきました。
ですから年齢にかかわらずO脚の筋肉バランスを矯正したりその他余分に手間をかけてバレエでつかうべき正しい筋肉を使えるように訓練すればバレエに適した骨格ではなくてもバレエの仕組みをある程度つかえるようになるというのは言えると思います。
昨年からの「これまでにない基礎に特化したレッスン」を受けてから短期間で姿勢が大きく変わったんですけれど、柔軟性もなくアラインメントにも恵まれなかったにもかかわらず3年ぐらい前からターンアウト効果で両足が連動していたので次回はバレエを習い始めてから昨年までで「こういうところが効果があったのではないか」ということについてブログをアップします。
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