のんスケの‥行き当たりバッタリ!

ぐうたら人生を送ってきた私が、この歳になって感じる、喜び、幸せ、感動、時に怒りなどを、自由に書いていきたいと思います。

ナレーション(語り)の力!

2015-03-06 14:24:29 | 日記

 私は大分前から、NHK総合の月曜日の夜10:55から30分間放映されている、『サラメシ』という番組を、楽しみに見ている。

 『サラメシ』は、サラリーマンに限らず働く人たちのお昼ご飯を、いろんな角度から取材し、働く人々の思いや世相に迫ろうというものだ。

                     

 

 そこには、いろんな形のお昼ご飯(外食あり、社員食堂あり、野原での握り飯あり、愛妻弁当あり‥)が出て来て、それを見ているだけでも面白

い。

 しかし、この番組をさらに面白くしているのは、ナレーションを担当している≪中井貴一≫さんの絶妙なお喋りだ。

                        

 

 中井貴一さんと言えば、どちらかと言うと、渋い役どころがピッタリの役者さん、という感じがある。

 が、このサラメシでは、一転!めちゃめちゃハジケていらっしゃる!!

 働く人たちがお昼の時間を迎えたときの、何とも言えぬホッとした解放感をそのままに、中井さんの声のトーンは高く、何とも張りがあってつやや

かだ。

 見て(聞いて)いる私たちまで幸せな気分になり、ある時にはワハハ!と声高に笑い、ある時にはクスッ、ニタッと密かに笑みを浮かべたりする。

 

 だけど、笑うだけではなく、しんみりしたりちょっと涙ぐみたくなるような場面もある。

 そのときの中井さんのナレーションが、また泣かせるのだ。

 

 そして、毎回ではないが、番組の最後で、亡くなられた有名人が愛したお昼ご飯を、紹介するコーナーがある。

 そのときの中井さんのナレーションは、むしろ悲しみなどの感情を抑えた、静かでしっとりした語り口だ。

 

 サラメシを聞いていると、中井貴一さんこそ、“七色の声の持ち主”だとつくづく感じる。

 そして、番組の中で、ナレーション(語り)の占める役割の大きさを、強く思う。

 

 


 

 中井さん以外で、私が好きなナレーションの方々について、今思い付く何人か書いておきたいと思う。

 

 先ずは、『もてなしの国 もてなしの四季』を担当されている≪松本幸四郎≫さん。

                     

                         

 

 松本幸四郎さんに対しても、私は今まで“カタブツ”というイメージを、勝手に持っていた。

 でも、そのナレーションを聞いていると、彼がどれほど優しい心根の人であるか、全てのものに対して、柔軟で寛容な心を持っておられるかが、伝

わってくる。

 『もてなしの国 もてなしの四季』は、その題名が示すように、年4回しか放送されないが、近く放映されるだろう“春”の部を、私は今から楽しみにし

ている。

 

 


 

 次は、『アメイジングボイス』と『世界ふれあい街歩き』を担当されていた、今は亡き≪林隆三≫さん。

 『アメイジングボイス』は私の大好きな番組の一つだったが、だいぶ前に終わってしまった。

 藤井フミヤくんと元ちとせさんが司会をし、林隆三さんは、案内役ということで、声だけの出演だった。

       

                      

 

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 彼の声は、思慮深さに満ちた艶のある低音で、本当にステキだった。

 “ステキだった”と、過去形で書かなければならないのが何とも悲しい。

 でも、彼がナレーションをされた番組は、まだハードディスクに残しているので、時にそのディスクを聞いて、彼の美声に浸りたいと思う。

 

 


 

 

 ≪萩原聖人≫さんのナレーションも、魅力的だ。

 私は以前『アスリートの魂』という番組を見ていて、「この、出しゃばらないけれど人を励ます力を持つナレーションは、一体誰なんだろう?」と思っ

ことがある。

 番組の最後で、ナレーションを担当している人を確かめると、それが、萩原聖人さんだった。

 

 そして、先日の『世界ふれあい街歩き』(ナポリ)を担当していたのが、やっぱり萩原さんだった。

 (世界ふれあい街歩きは、その時々によってナレーションが変わる。)

                    

                         

 

 やっぱり、優しさにあふれた、素敵なナレーションだった。

 

 


 

 

 最後に、毎週木曜日の夜10時から放映されている、比較的新しい番組・『地球イチバン』のナビゲーターをされている、≪役所広司≫さん。

                     

                      

 

 役所さんは俳優なので、今までその演技の方に気が行っていて、彼の声に格段の印象がなかった。

 でも、この番組を見るようになって、役所さんの声そのものも、すごく張りがあって美しく、味わいのあるものだということを、知った。

 それに役者さんだけあって、語りがセリフ的なところもあって、なかなか面白い。

 『地球イチバン』は、内容的にもとても面白いので、これからも役所さんのナレーションとともに、この番組を楽しみに見ようと思っている。

 

 

  


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
個性的な俳優さん達 (まあちゃん)
2015-03-06 23:47:18
 中井喜一さんのサラメシは見たことがあります。  テンションが高くて、声色も変わっていて、聞いていると楽しくなりました♪

 林隆三さんは味わいのある俳優さんでした。   惜しい人を亡くしました。

 一人一人の分析を興味深く読ませて頂きました。

  
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まあちゃんへ (のんスケ)
2015-03-07 08:08:05
 (メールで催促する形になってゴメンナサイ
 今回は、一番最初の小さい字を太字にしてみましたが、まあちゃんのには、どんなふうに入ってるのかしら?私は、線が太すぎる(強すぎる)ような気がしていますが‥
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いいですよ~ お疲れさまでした (まあちゃん)
2015-03-07 19:04:58
 以前の文字を太字にされたのですね。  前回よりも小さいですが、はっきり見えます。  
 線は太過ぎることはありません。 (私のブログの方が太くて濃い です)  今回の大きさ ・ 太さで良い! と思いますよ。

 ところで、私のブログの方はどうでしょうか?  シンドクなって、 あのままで行こうと思っていますが・・・


 チョット気にかかりましたので・・・ 文章の途中で改行されている (右に余白を残して) ことがあります。
 知らないうちに、つい余分にエンターを押しているかも~ と、私も自信がありません。 見つけたら教えてくださいね。  
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まあちゃんへ (のんスケより)
2015-03-07 20:02:42
 文字の大きさ・太さについては、まだ決めていません。まあちゃんに、今のままでいいと言われたので、そうしようかなあと思ったり‥でもまだ迷っています。(文字の線について、「私(まあちゃん)の方が太くて濃い」と書かれているのですが、私のパソコンでは、線の太さ・濃さは、私の方が圧倒的に太く濃いので、??です。
 「文章の途中で改行されている」というのは、私のブログのことですよね?それだったら、私の方ではそうなってないので、パソコンの違いかなあ?と思います。でも今度は、加藤さんの方が画面が大きいので、何故そうなるのか、よくわかりませんが‥ パソコンはホントにヤヤコシイですね
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