18日(金)は、朝から忙しかった。
毎週金曜日の朝は、マンション下のスーパーが、お店の前で、魚市場直送の鮮魚を(野菜・果物も)、比較的安く売ってくれる。
私のお魚の調達は、この金曜日の店頭販売に、ほとんど頼っている。
そこで18日は、朝スーパーで魚(この日は蟹)を買い、その後すぐに歩いて血圧のお医者さんに行った。
この日は、かつて中国語学院のクラスメートだったSさん(学院をやめた後、会っていなかった)と、久しぶりに(十年振りくらいに)
会うことになっていた。
待ち合わせ場所は、JR大阪駅の中央改札口にしていた。
そこで私は、お医者さんの後その足で大阪駅に向かい、Sさんと会った。
Sさんは、10年前とちっとも変わっておられなかった。
「あと2年で80になるのよ」と言われたが、そんなふうには全く見えなかった。 皺も私より少ないし、姿勢もいいし…。
私には、「ちょっと太った~?」と言われ、最近とみにウエストが太くなっているのを自覚している私は、「太った、太った!」と答えざる
を得なかった。 (あ~あ、誰の目にも、私の太り具合は明らかなのだ…。)
それはともかく、私たちは大丸百貨店の中華のお店でランチを食べ、その後お店を変えてコーヒーを飲んだ。
食事中もお茶の時間も、私たちの(10年分の)お喋りは、絶えることがなかった。
そしてそれは、Sさんが、梅田近くの病院に入院されている友達のお見舞いに行かれるまで(3時半頃まで)、続いた。
本当に楽しい時間だった!
この日の夜は、前からチケットを取っていたコンサートだった。
Sさんと別れてコンサートまで大分時間があったので、私は一旦家に帰り、所用を済ませてから、コンサート会場のシンフォニーホー
ルに向かった。
コンサートの開始は夜の7時から。
シンフォニーホールに着いた時、空には5日目くらいの月が、ビルの向こうに懸かっていた。(写真はピンボケですが…。)
シンフォニーホールにも、控えめながら、イルミネーションが灯っていた。
ホール内の階段の上にも、普段とは違う明かりが灯っている。
この日のコンサートは、私がかつてより「一度ぜひナマで聴きたい!」と熱望していた<古澤巌(フルサワ・イワオ)氏>のヴァイオリンコン
サートだった。
しかも、かの<ベルリンフィルハーモニー>の弦楽器メンバー5人との共演という、素晴らしい企画だ。
私はこのコンサートの開催を知るとすぐ、チケットの予約をした。
ところで私が<古澤氏>の存在を知ったのは、2.3年前の「題名のない音楽会」だった。
その番組で、初めて古澤氏のヴァイオリン演奏を聴いたとき、その力強くて斬新な演奏は、私の心身に強い衝撃を与えた。
今までに聴いたことがないような、彼の強く巧みで艶のあるヴァイオリンの音色は、私の心を強く揺さぶった。
それ以来、私は古澤氏の大ファンになったのだった。
待望のコンサートが始まった!
しかし正直に言うと、随所に古澤氏の超絶テクニックや艶やかなヴァイオリンの音色が聴けたものの、私にとっては、全体を通して、
ウットリするって感じの曲が無かった気がする。
私が一番期待していた<チゴイネルワイゼン>も、もっとシットリ聴かせて欲しかった曲の前半が、意外にアップテンポで、ちょっと物
足りない感じがした。(もちろんこれは、私の勝手な思いでしょうが…)
しか~し!
アンコールになって、私の心は一気に満たされた。
アンコールの2曲、ヴィヴァルディーの<四季・冬>と、<チャールダーシュ>では、古澤氏のヴァイオリンの素晴らしさがいかんなく
発揮された!
私は、最後の2曲で十分に満足して、帰途についた。
帰る前に、再度シンフォニーホールの青い木を、ちょっとアップで撮った。 ついでに、車の後ろガラスに映った木も…(下)。
どれくらい太ったか、見てのお楽しみ~
シンフォニーの青い光を楽しんで?もらえて、ヨカッタです
シンフォニーホールの青い光の写真がとても綺麗! 暗い気分が一掃されました。