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ダメだこりゃ

新型コロナ、厚労省が最新検査法を導入しない呆れた理由
ニュースポストセブン
っちゅう記事で医療ガバナンス研究所理事長の上昌広という人が

「スイスの製薬会社『ロシュ』が開発した遺伝子検査キットで、喉の粘膜をとればいいだけの簡単なものもすでに実用化されています。しかし、日本政府はなぜか頑なに導入していません。理由は、厚労省が検査方法を独自開発するために予算をつけ、公共事業にしたからです。最初からロシュの検査キットを使っていれば、クルーズ船の感染拡大をもう少し抑えられたかもしれません」

と語っているけど、大嘘!
インフルエンザのような、鼻の奥などをぐいっと拭って、その場でわかるような検査キットはない(ロシュだろーがキアゲンだろーが)。

1日20万件の検査ができる企業が~というのも、この人の言っていたことで、「ん?」になっていたけど、なんなのこの人(怒)。

一応経歴も当たってみた
上昌広 KAKEN 研究者をさがす
どう見ても感染症の専門家じゃない。てか、研究成果を見ても専門は何?って聞きたくなる。

このような怪しげな人が理事長なんだから、医療ガバナンス研究所というのも一体何なのやら。

これは「女性セブン」に載っているのかな?
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BSL3

これは備忘録代わり。 検査をもっとたくさんの人にすればいいでしょ、と気安く言う人がいるので・・・。

COVID-19の検査をするとなったら、必要な実験室はBSL(BioSafety Level)3
以下はウィキペディアの抜粋

レベル2
(レベル1に加えて)・・・レベル3で厳しくなる項目を省略

実験室の扉には、バイオハザードの警告が表示されなければならない。
実験中は窓・扉を閉め、施錠されなければならない。
実験者は、作業着または白衣を着用しなければならない。

レベル3
(レベル2に加えて)

廊下の立ち入り制限。
白衣などに着替えるための前室(エアシャワーなど)を設置しなければならない。そのとき前後のドアを同時に開いてはならない。
壁・床・天井・作業台などの表面は消毒・洗浄可能なようにする。
排気系を調節し、常に外部から実験室内に空気を流入させる。
実験室からの排気は、高性能フィルターを通し除菌した上で大気に放出する。
実験は生物学用安全キャビネットの中で行う。
オートクレーブは実験室内に設置されることが望ましく、実験室壁内に固定の両面オートクレーブも推奨される。
動物実験は生物学用安全キャビネットの中もしくは陰圧アイソレーターの中で行う。
作業員名簿に記載された者以外の立ち入りを禁ずる。

つまり・・・誰でもが簡単に近づけないし、実験室までドア1枚じゃいけないし、排気も廃棄物も病原体がきちんと始末されて出ていかないといけない。

これは部屋の問題だけであって、その中に一度にたくさんの検体が処理できるような、もろもろの機材が揃っていないといけないし、それを間違いなく使いこなせる人がいないといけないわけで、そうそう簡単じゃない。

1日に20万件の処理ができる民間企業があるというけど、その企業だって日常的にそれだけの仕事があるから、そんな設備を備えてるのだろうし、それをいきなりコロナに使えといわれても困るんじゃ?
本気で増やせというなら、中国の大病院みたいに、突貫工事でもして作らなきゃ~

って、改めて見たら、実験室は「BSL2+で」、になっていた。
2+って微妙~ようするに3じゃないの? 3が望ましいけどダメなら2で、の意味??
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