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まだあったというか

まだあったというか、まとめというかの「クレオパトラ」。

男娼(あー自動変換しないっ)シーンで気付いてしまったこと。
立場が従来と逆で新しい?って書いたけど、考えてみたらクレオパトラにはそうだけど、まわりのお付の女性達にとっては普通のハーレム状態と変わらなかった・・・残念だ orz
(彼女達もあれはあれでhappyなんですってことなら何も申しませんが)

女王は選択権があるけど、「あんたたちは並んだ順でね(拒否権すらないんかーい)」なんてことなら、いつか侍女に寝首をかかれそう(苦笑)

というのはそれくらいにしておいて。

ラストシーン
浅川パトラは「ヘビになってしまった」と思ったけど、中村パトラはスイッチを切り替えるがごとく、自分の意志でヘビになった~と思った。

話的に救いはあったのかなあ・・・あんまりなかった気がするけど、不思議と後味は悪くない。あまりにかけ離れた世界感だからか。
全体的に、これだけのスケールで1から新作を創るというのは、並大抵のことではないでしょう。素晴らしい出来です。

ただ、好きか嫌いかと聞かれると・・・。
元々こういったドロドロ系は苦手なので。もう一つコンテっぽいのもあまり得意ではなく・・・。どうしても他の作品のように集中して見ていることが難しい。(ところどころ意識が飛んでたのが自分でも信じられないというか)。
だからここに書いたことは大して説得力はないでしょう。

踊りはひとつ、自分でも踊ってみたいかどうか、という点があるけど、この作品、ちーっとも踊りたいとは思えない^^;
難しすぎて。

第一、きれいじゃなくていい、汚くてもいいというのは、元が美しいダンサーだから言えることであって、そうじゃない人が踊ったら目も当てられないことになるでしょう?(ほんとにタコ踊りだわよ、まったく・・・)

という点も私の中の評価に影響しているのだった。
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クレオパトラ 続きの続き

さて問題の男娼のシーン^^;

ミュージカルにはほんと娼館のシーンが多い。作品的になくてもいいでしょ、と思うのにあるから、これは奥さんや彼女に無理やり連れてこられた旦那や彼氏の眠け防止のために挟んであるのか?と疑うほどだった。
ミュージカル以外でも、ハーレムシーンはよくあるもの。
でもそこに侍るのは女で、支配するのは男で・・・

クレオパトラはそこがまるっきり逆になっているのが、これまた革新的。
(似たような話は徳川の将軍が実は女で、大奥が男だらけっていう漫画ぐらいしか知らない)

しかもかなり濃厚な振付^^;
(あれは風邪でも引いて、鼻呼吸ができないときには踊れませんな・・・)

でも!よくよく考えるとその位置付けが、これまたようわからん。

男性と違って、女性の場合妊娠する可能性があるわけで。
(あの薬は経口避妊薬!?)

うっかり子供ができてしまったらどーするんでしょ?父親なしなら問題なし?
しかも今のように医療が発達していない時代、妊娠出産は命にかかわる重大事。

あえてその危険をおかす意味はなんぞや、と。

文字通り快楽ですよ、というならそれまでで。
はあ、そうですかい。

で、もっと深読みすると、

何事もぶっつけ本番ではうまくいかないもの。(実用例:カエサルを篭絡させる)
ので、彼女は日々トレーニングを積んでいる・・・?
そうあってほしいものですか?>男性諸君

ヘビになるとああなるんです・・・?

と、つらつら考えるうち、やっぱりあまりどれもしっくりこないなあ・・・と。

この辺のことから、男性目線のクレオパトラ像だな、と感じた次第。

まだ続く・・・かな~

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クレオパトラ続き

で、大問題のクレオパトラ自身。

最初に見たときに思った。
・・・恋愛しかしてないじゃん(弟殺しもしてるけど)。

一国の女王だし、もっと政治的なこととかがあるのかな、と思っていたのかもしれない。
でもその辺をやり出すと収まりきらなくなるから、大胆にカットしたんでしょうか。

ので、ああ、そうかこれは彼女のロマンスの話なのね、と。

で、どうやら蛇的要素が強いらしい、と。

蛇ってあまりポジティブな意味がない(金運的には良いらしいが、白いのとかも)。特に古代エジプトではコブラ以外は厄とか混沌とか、まるで良くないのに。
でもその暗い面に魅力を見出したんでしょうね。それはクラシックの作品に出てくる姫様や妖精とは真逆なので画期的。

しかし困ったことに・・・蛇には手足がない^^
ので、人間の身体で表現するのが難しいんじゃ? だから「うねうね」感を出すために「タコ」になれとか・・・
なんでタコ?としばらく考えていた^^;

最初に見たとき、あの足ポジが大きな2番で、ぐらんぷりえで、たんりえして、腕をうねうねしている動きが、私にはタコというより「カニ」に見えてしまい、アントニウスの死を目前にして
「クレオパトラがカニになってしまわれた・・・orz」
と、激しく消化不良を起こしたのだった。
プロローグのあの変身をまったく理解していなかったとも言えましょう。

その後、いや、あれはヘビなのだと(無理やり)記憶を矯正したが。

男娼シーンのラストは分かり易いでしょう、と言われてもあれは前の方の席だとほとんど見えません。

次はその男娼シーン。
でも一旦休憩。

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クレオパトラいろいろ

プログラムの解説を読んでから観ると、ああ、そうか~と分かることもあり、それでも はて?となることもあり。

1つは、カエサルとクレオパトラが出会った場所。
初めてみたときはよく分からなくて、カエサルがいるんだからローマなんじゃろ、と思っていて、あとでエジプト(たぶんアレキサンドリア)だったとわかり、あ、そうなんだ、と。

カエサルとブルータス二人だけでくるわけないから、他にもローマの人は来てただろうけど、戦時(よね?)に一般市民みたいな人がいるから混乱した。
プトレマイオスも豪勢な輿に乗ってくるし(それなりに遠くから来た設定?)。

ポンペイウスとクレオパトラの関係も相変わらずちょっと?
親の代の恩人で助けはしたものの、弟を始末するきっかけになれば殺害されても良しとするのか? ポンちゃんが殺されるシーンの彼女が悲嘆にくれているのか、笑っているのかちょっと判別がつかないので。

あと、あんまり突っ込んでも仕方がないと思うけど、「ガイド」って何者?^^


全体的なこと。
くまさん♪は極力説明っぽくなく、最大限踊りで表現しようとしたのだな、と思った。
で、台本でいうところの「あて書き」っぽく振り付けたに違いないと。
バレエなんだから踊り第一で、というスタンスは大いに支持。

美術・・・ホルス神ですかね、幕の絵は。なんか意味あるのかな??

大きなセットは抽象的なので、なんとでも取れるのだけど・・・ちょっと飽きる^^;舞台の上の部分に横に大きなパーツがあるので、額縁みたいな構図になっている時間が長くて、ずっと屋内にいるような気分になるし、戦いの場面でもなんかせまっ苦しいな、と(狭いところで剣を振り回すと相打ちになりそうで^^;)。客席の位置によっては階段で見切れる部分もあり。
階段は時間も表していて、演出的にはいいな、とは思うけど、横幅はもう少し狭くても・・・(バランスの問題もあるのか~)
最初、少し遠目から見たときのプロローグのインパクトが凄く大きかった。

衣裳は面白い。特にエジプトのは。
プトレマイオスのぱんつの色、には多少問題が残るのかもしれない(そう力説されているのを耳にした・・・)。白じゃなくて衣裳と同じでも良かったかもねえ・・・^^
衣裳の色はターコイズブルーかな、と思ったけど少し違うみたい。調べていたら「クレオパトラ」っていう名前の青もある。近いといえば近い。
4人のお付の女性と同じかな、とも思ったけど微妙に違う模様。舞台で一番といっていいほど目立つ。

4人の女性バリエーションの衣裳もそれぞれに凝っていて楽しい^^ 絡まりそうでちょっと怖いのもあるけど。

男娼のは・・・思い切りましたねえ。履くのに時間がかかるのかな、かからないのかな(笑)

アントニウスの衣裳の丈と、ブルータスの袖の長さはびみょん。
アントニウスの、オクタヴィアヌスと色違いじゃダメだったかな。オクタさんのは肩が出ててチュニック丈も短くて文句なくかっこいいから。
ローマの方々はヘアスタイルが素敵だし(男性)、可愛かった(女性)。

この作品、小道具は少なそうだ・・・

と、また一旦締め。
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どこから

昨日今日といろいろあって、どこから書いたものだか悩むけど、勢いで。

昨日は久々に「レディ・ベス」を観て、ほぉ、と思い、ミュージカルは歌詞があるから分かり易いな~と感じる(歌詞があっても外国語だとわけわからなくて面倒とか言うくせに 笑)。
試しに歌詞がなくて、音楽と演技とダンスだけで通じるかな?なんて想像してみたりして。
レディ・ベスはたぶん歌詞やセリフがなくても、ほぼ分かると思った。だからあえて歌詞は覚えないんだな、ワタシ^^;

主役の平野さんも加藤さんも、すっかり舞台での貫禄が付いていた。初演の頃の危なっかしさ(こら)やフレッシュ感もなかなか良かったんだけど。
まあ、それはそれで喜ばしいこと。
やまぐちさんはじめ、他の方々も高め安定。もっと各人の歌を聴きたいけど、それをやると終わらなくなってしまう(笑)
少し演出が変わって、説明っぽいところがわかり易くなっていた。

これもDVDになるのだとか。検討しましょう(←えらそう)。

TVではフィギュア グランプリシリーズ第2戦カナダ。

宇野君優勝おめでとう。フリーは取りこぼしが多かったけど、伸びしろがあるということでしょう。
先が楽しみ。

しかし相変わらず地元の爆上げが凄いなあ・・・。


で、「クレオパトラ」。
初めて観るキャスト。

・・・たしかに色々印象が違う。

不思議なことに?
中村パトラはカエサルよりアントニウスが好きだったんだな~と思った(カエサルとはなかば?政略的な仲)。
浅川パトラは同じくらいか、かえってカエサルの方が好きだったんじゃ?と感じた。

つづきは石が一杯とんできそうだから一旦切るのであった・・・


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