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くるみ割り人形

12月7日(土)の昼公演を、初Kバレエの方3名ほか1名を引率して観に行った(^^
前後するけど、マリー姫の岩井さんがプリンシパルに昇格され、アナウンスもあった回。
岩井さんは生き生きと、あの難しい音取りの金平糖も余裕を持って踊っていた(ように見えた)ので、納得で、本当に良かったねと思ったし、あの場にいられたことが嬉しかった。クラッカーまで鳴るとも思っておらず・・・

観ている間は初回の方が一緒だと、どこまで分かるかなーが気になった。
ポリシーとして、あまり事前に説明しないので。
ただ、子どもの頃に戻ったような気持ちで見ているといいかもーとは言ったけど。

あらためて見ると、人形国とねずみ国がバトル中で、姫や王子はじめ多くの人形にねずみの呪いがかかっている、という設定も舞台だけ見ていてわかるかな、とか
ドロッセルマイヤーがコートを脱いだら誰?にならないかとか、そもそも彼は何?
王子なのか人形なのかどっちなんだい?とか
あれがマリー姫なのだろうか、とか
王子と姫が婚約中ってわかるかな?
どうして天使?とか
疑問が湧くような気がした。

ただでさえくるみ割りって、クララとマリー(金平糖)が同一とか別人とか、王子とくるみ割りが同一とか別人とか、いろいろなバージョンがあるから。

まーでも、そんな心配はよそに?皆さん大満足で安心したのだが。
で、冒頭の昇格アナウンスのサプライズまで目の当たりにして、泣きそうになったとも。

後日(やっぱちょっと消化不足だったか)Blu-rayで出ていないの?と聞かれた。
残念ながら・・・ない。
DVDはまだ販売されてもいて、くまさん♪王子だし、メイキング映像ディスクもあって(今でもあるよね?)、価値はあるけど、演出がだいぶ今と違うからどうかな・・・
そう思って久々に見返したら、思った以上に変わっていてプチびっくり!
総じて「人形国はねずみ国に押されていて、くるみを割らないことには戻らない」という部分が分かり易かったかと。
巨大くるみと、人形国の王と王妃の役割が多かったのかも。あとドロッセルマイヤーも。
プロローグにも出るとなると、着替えが大変なのかなあ・・・

当時のキャスティングにもしみじみ・・・
男性外人ダンサーさんが多かったなーとか、今ではすっかりベテランの先生になっている方がいらっしゃるなーとか、みゃーおさんが花ワル、浅川さんがスペイン踊ってるし・・・他にも懐かしい顔ぶれが沢山。
あと、昔は車椅子に乗っていたのはおじいちゃんだった。いつから居なくなっていたのだろう?
一番の違いは日本人男性ダンサーが増えたことか。全体の踊りのレベルも上がっている気が(当時の方を貶めているわけではありません、もっと良くなっているという意味で)。

美術も結構変わってた。
前はくるみ割り人形がジオラマ付きだったとか、ラストの窓の外の風景とか
DVDは二幕の背景が小さいのかな?な感じだったり。

舞台はやっぱり生ものなのね・・・
行く前は中の人でもないのに、なんか責任感じちゃって、舞台大丈夫かなーなんて緊張もしたけど(過去にはいろいろアクシデントが・・・)、複数で観に行くのも楽しいと思った。めでたし。
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外出記録

11月末から2回絵画展に行った。

1回は「アルフォンス・ミュシャ ふたつの世界」@府中市美術館
2回目は「モネ 睡蓮のとき」@国立西洋美術館

今の時期?あちこちでミュシャ展を開催している模様・・・
その中の1つか。

ふたつの世界、の意味は前期のポスターや商品パッケージなどで大活躍していた時代と、その後の精神的、民族主義的な絵画を描いていた時代を対照的に展示する、という意味だったかと(説明をよく読んでません)。
どちらも前に見たことはあるけど、何度見てもいいなーと思う。
俗っぽいと言われそうだけど、やっぱり前半のポスターとかの頃の方が好き。今回特に気が付いたのは、ミュシャさんの女性はポージングが綺麗、ただ立っているだけな感じでも重心の掛け方が普通ではない・・・(舞台風^^)とか、表情が凄くリアル。一見で何考えてるかわからないような表情じゃないのが面白い。
(食品のパッケージとかだと、「どや?おいしいじゃろ?」風というか)
背景のぼんやり感と、縁の飾りも粋。
後半になると、その表情のリアルさがちょっとコワイ・・・

モネ展の方は・・・まあ、本当に「睡蓮」ばかり^^;
前に行った「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館蔵」展だったか、「モネ 連作の情景」展だったかで、
”言うほど睡蓮じゃなかった"と言ったのが聞こえたかのよう 笑(・・・連作だから睡蓮だろうと勝手に思っただけだけど)

それは良いのだけど、これまたやっぱり人気がありすぎて、人多過ぎ・・・orz
壁一周睡蓮の部屋は特にぎゅうぎゅうで、人垣ができてしまうから全くクリアに見えないorz
写真撮影は可だから、写真でも撮って家でゆっくり見ろってこと?(それだけに余計混む)
おとんなんて早々にリタイヤ。
1週間後くらいにチェックしたら、入場制限が始まったらしい。
一番混雑した時期に行っちゃったかも。

しかし・・・紙の展示リストを見ても「睡蓮」「睡蓮」「睡蓮」・・・だから、気になった作品がどれだかが分かりにくい。
この部屋の〜番目だから、この睡蓮、という感じで確認するのが大変。番号だけでも大きく貼っといてほしかった。
人をかき分けて、さらに眼鏡をかけないと番号も見えなくて(厳密には説明のところに数字が入っていたかも定かでない)。
本場フランスの美術館でも、やっぱりこうなるのだろうか・・・
(こんなに貸し出ししているなら、いつ行っても置いてないとか!?)

アート番組収録で、貸し切りで見られる村雨さんがほんと羨ましかったー!

この展示会はモネさんの作品がわりと時系列的に見られた。
面白いことに?
わたしは初期の細かい頃の作品が好きで、晩年近くのになってしまうと、もの哀しさが先だってしまうのだけど、むすこは晩年近くの方の作品が好きなのだそう。
目が悪くなっても描き続けた執念のようなものがぐっとくるらしい。・・・若いからかしらねえ。
おとんはその中間の、細かさと大胆になる間あたりのが好きだと言っていた。
・・・人気が高いだけありますねえ。
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