教えるのがヘタな私や旦那と違って、
息子は意外と人に教えるというのが上手。
恐らく、空手教室で白帯の子に教える役を担ったり、
教えるのがとても上手な日本語先生、英語の家庭教師などから、
マンツーマンに教わっているのが影響しているんだと思う。
娘の宿題プリントなんかも、
息子が勝手に説明して済ませてくれていることもある。
先日、息子の部屋から「心臓」について、
息子と娘の会話が聞こえてきたので、
何々?と聞きに行ってみたら、
「心臓」模型に興味を持った娘に説明しているところだった。
「心臓には4つの部屋があってね、
上下の部屋の間にバルブ(弁)が付いてるのね。
それが閉じるときの音が、心臓のドクドクっていう音なんだよ。
見て、赤色と青色があるでしょ?
ここを血が流れているんだけどね、
赤いのがartery(動脈)といってoxgenをいっぱい含んでいるの。
青いのはvein(静脈)といって、こちらは体の隅々まで回って、
疲れきった血が流れているのね。
carbon dioxide(二酸化炭素)っていうのが多いんだけどね。
心臓の(向かって)右側の2つの部屋にはフレッシュな血があって、
ここからプッシュして体中に流れていくの。
(向かって)左側の2つの部屋は、汚い血が集まって、
ここからプッシュしてlung(肺)へ行ってoxgenをもらいに行くんだよ。
凄いんだよ。」
と説明してた。
そしてまだ続いた。
「その血を送り出すプッシュの力が弱いのがLow blood pressure(低血圧)と言って、
僕みたいに朝起きれなかったりするの。
プッシュの力が強いのがHigh blood pressure(高血圧)で、
こっちは心臓に良くなくて、Heart attack(心臓発作)起こしたりするんだよ。」
と、かなり詳細なことを説明できてた。
まだ続く、
「赤色の食べ物あるでしょ?そういうのは血の流れがサラサラになるんだよ。
苺やスイカ、赤ピーマン、トマト、クランベリー、ザクロなんか。」
栄養学にまで続いていく。
私:「凄いじゃん!よく知ってるね?どこで習ったの?」
と聞くと、
息子:「お母さん教えてくれたじゃん!本にも書いてあったけど、
お母さん、そう教えてくれたじゃん!」
って・・・、教えたっけ・・・?(覚えてない・・・)
教えたとしても、息子が心臓に興味を持っていた頃といえば、
1年半か2年以上前の話。
私:「ずっと前じゃない?」と言うと、
息子:「うん、でも教えてくれたでしょ?」
ということだったんだけど、
覚えてんだなぁ~と鳥肌が立った・・・。
教えたほうはもう忘れてんのに。
きっと、どうせ分かんないだろうけど・・・っていう気持ちで、
ざっと説明したんだと思う。
でも、子供の好奇心や記憶力って侮れないわ。
「子供だと下に見てはいけない。」
「教えるときは大人に教えるように教えること。」
というのは、頭では分かっていたけれど、
まあまあ、そういうもんなんでしょうね、くらいの感覚しかなかった。
いや、ほんとに理解出来てるんだわ、と、
実体験で分かった。
息子は
人に教えるのが上手なこと(活き活きしてる)。
興味がある、関心のあることは、1回聞いただけでもちゃんと学んで覚えていること。
という特徴が最近になってまた明確になった。
学校の先生とかが向いてるタイプなのかな?この子。
将来、何になるんだろう・・・?
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