<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

あの人に近づけば朴(ほう)の若葉の香り

2014年06月01日 14時58分26秒 | Weblog
こころの土がからからに乾いてしまったようだから、雨を待っているところ。



雨に濡れて潤いたい。



こころなごみたい。



「なごむ」は「和む」の漢字が当てられる。



だったら人と和すこと? 和解をした後のこころの状態?



それとも天地宇宙と調和すること? 大きいぞ。



ひとりのときのこころが、平和であること? 乱を起こさずにいられたらいいな。



さまざまな和(なご)みがあるようだけど、今日はあの人のところへ行ってなぐさめられたい。



あの人はなぐさめる気持ちを起こさないでも、かたわらにいて吹きすぎる薫風を浴びていればいいような気がする。



かたわらにいるだけで、人をなごませることができるのは不思議な能力。



おしゃべりは聞き飽きたというときにはなおさらそうだ。



あの人はかわいい山。おしゃべりは呑み込んでしまって、六月の山になってしっとりしている。



麓の森の朴(ほう)の木に若葉をつけさせて、そのかぐわしい香りでおめかしをしている。



なぜおめかしなどをしている? 



わたしの来訪を今か今かと待っているからだ。



待っていてくれる人のところへ行けるなら、こころは間違いなくなごむだろう。



近づくにつれてあの人の朴の若葉の、白い香りが強くなる。
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見栄えのいいものしか置けない

2014年06月01日 11時23分04秒 | Weblog
庭の片隅にヨウシュヤマゴボウがにょきにょきと伸びてきました。鳥の糞に混じっていた実が自然に発芽したものでしょう。これは北アメリカが原産の帰化植物です。2mを超えます。たっぷりした葉っぱが風を受けて団扇を作り悠々自適しています。もう次の実をつけようとしています。実には赤紫の汁をたっぷり含んでいます。これが服につきます。やっかいです。でもここまで大きく育ってくると力尽くで根を抜こうとしても容易に抜けません。剪定鋏で根元から切断するしかありません。また脇芽が生えてくるに決まっていますが、そのときにはまた切断です。山へ行くとこれがあちこちで栄えて我が物顔をしています。狭い庭の中ではさすがに愛玩するわけにはいきません。巨大で毒々しいのです。庭には見栄えのいいものだけしか置けないようです。人間はわがままです。
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冬の温情炬燵さん バイバイ

2014年06月01日 11時10分39秒 | Weblog
今日はもう6月です。とうとう炬燵をしまい込みました。昼間は扇風機を出して涼しくしないと我慢ができないくせに、夜中や朝方は寒いのです。炬燵の台にはパソコンが乗っています。火はつけていないけれど、炬燵布団に入っているとあたたまれます。でも、さすがに冬の炬燵とはバイバイをする時期が来ています。見ただけで暑いよ、と家族は言います。その通りなので今朝炬燵布団を畳みました。一冬ずっとこの<炬燵の温情>に温まりました。さすがにもうよれよれです。洗濯屋さんに出してまた身ぎれいになってもらいます。
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坊主憎けりゃ袈裟まで憎いのが感情だ

2014年06月01日 10時17分07秒 | Weblog
わたしは嫌な人間です

「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」のことわざ通りをしているのです。憎いがずっと尾を引いてしまうのです。

で、若い頃に裏切られた人(そう思い込んでいる人で、それをその人に確かめてもいないけど、ずっとそう決めつけて袂を分かったことがあります)に顔つきがよく似ている歌手が歌を歌うとすぐにテレビを消してしまいます。歌手が嫌いでもなんでもありません。人気もますます上昇中です。あれからもう数十年以上も経過しているというのに、こうです。わたしは嫌な人間です。自分でもあきれてしまいます。その人とはもうずっと会ってもいません。

嫌だという感情はすぐに相手にも見破られてしまいます。そうすれば相手だって嫌になるに決まっています。

解決法は相手を好きになることです。でもこれが簡単ではありません。手こずります。仲直りをしないと今生がもうすぐ終わってしまいます。こちらが一方的に拒否をしたにもかかわらず、仲直りをしようとすると相手の拒否が見えてしまって近寄れません。

拒否はいいことではありません。人間同士の拒否、国同士の拒否、どれもトラブルのもとです。まず第一に疎遠になります。恨みになります。戦争を引き起こします。



北朝鮮と日本との協議が再開される運びになっているようです。長いこと互いに拒否をして詰りあいをしてきた国同士が同じテーブルに着くことは難しいことです。互いに不幸なことですが、拒否をしている間は、いつも相手が不幸をつくった元凶だと非難攻撃をします。両国の不幸はこれではおさまりがつきません。これには下心があるからだと、気をつけろ、代償を払わされるに決まっているなどと日本側は北朝鮮を嫌疑しています。立場の違いで見方は分かれます。溝は溝に続きます。

坊主憎けりゃ袈裟まで憎い。国と国との間でもこの負の感情が支配をしています。感情のもつれという負の力は連鎖をします。イスラム圏の紛争も絶えません。強い国は弱い国を支配します。支配された弱い国はテロの手段で対抗するしかありません。それがまた互いに新たな憎悪を強めます。

自分が嫌な人間であるときには相手の非をあげつらう資格はないのです。せめて、国と国が復縁をしようとするときが来たのなら、協議がうまく進んでいけるようにと祈るしかありません。複雑な過去の因縁が絡み合っている拉致問題(日本側の表現では)が、過去の忌まわしい因縁から脱却してすみやかに解決することを祈ります。
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人に好かれる草 嫌われる草

2014年06月01日 09時38分33秒 | Weblog
朝早くから、西の畑、裏の畑に水撒きをしました。昨夕は南の畑だけで日が暮れてしまったからです。日照り続きで土の表面はもうからからです。水遣りをすると次の仕事が見付かります。伸び放題に伸びてきた夏草の除去作業です。夏草は水分補給をするために深く根を張っているので、抜くのに力が要ります。腕がこわってしまいます。

日照りが強いので日中は畑に出られません。熱射病にかかってしまいます。朝早くか、夕方日が西に傾いてからでないと外に出ていく勇気が生まれません。

ヤブガラシという雑草は藪を枯らしてしまうほどに頑健です。土の中を縦横無尽に根を張り巡らして増えていきます。蔓草です。藪の雑木に絡みついて茂ります。これで日光を遮られて藪が枯れてしまいます。これが我が家の畑にも侵入をしてきて侵略をします。肥料を施している畑なので魅力たっぷりなのです。至る所から若い芽が出てきます。これを抜いて回らねばたちどころに席巻されてしまいます。

同じように土の中で増殖するドクダミも侵入をしてきます。今丁度白い花を咲かせています。可憐な花です。ドクダミは毒を吸い取ってくれる薬草でもあります。

「医者いらず」とか「医者倒し」という名をもらった雑草もあります。これも頑健です。地べたを這って繁殖します。可愛い紫の花を咲かせます。薬草です。万能薬で薬の効き目が凄いので医者へ行く必要がない。そこで、昔の人たちはこの名を進呈したというわけでしょう。

人間に好かれる草とか嫌われる草とかありますが、これはあくまで人間の側が勝手に判断を下したに過ぎません。それぞれ暑い夏日にめげずに懸命に生き延びているところはみな賞賛ものに違いありません。
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