こころの土がからからに乾いてしまったようだから、雨を待っているところ。
*
雨に濡れて潤いたい。
*
こころなごみたい。
*
「なごむ」は「和む」の漢字が当てられる。
*
だったら人と和すこと? 和解をした後のこころの状態?
*
それとも天地宇宙と調和すること? 大きいぞ。
*
ひとりのときのこころが、平和であること? 乱を起こさずにいられたらいいな。
*
さまざまな和(なご)みがあるようだけど、今日はあの人のところへ行ってなぐさめられたい。
*
あの人はなぐさめる気持ちを起こさないでも、かたわらにいて吹きすぎる薫風を浴びていればいいような気がする。
*
かたわらにいるだけで、人をなごませることができるのは不思議な能力。
*
おしゃべりは聞き飽きたというときにはなおさらそうだ。
*
あの人はかわいい山。おしゃべりは呑み込んでしまって、六月の山になってしっとりしている。
*
麓の森の朴(ほう)の木に若葉をつけさせて、そのかぐわしい香りでおめかしをしている。
*
なぜおめかしなどをしている?
*
わたしの来訪を今か今かと待っているからだ。
*
待っていてくれる人のところへ行けるなら、こころは間違いなくなごむだろう。
*
近づくにつれてあの人の朴の若葉の、白い香りが強くなる。
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雨に濡れて潤いたい。
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こころなごみたい。
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「なごむ」は「和む」の漢字が当てられる。
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だったら人と和すこと? 和解をした後のこころの状態?
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それとも天地宇宙と調和すること? 大きいぞ。
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ひとりのときのこころが、平和であること? 乱を起こさずにいられたらいいな。
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さまざまな和(なご)みがあるようだけど、今日はあの人のところへ行ってなぐさめられたい。
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あの人はなぐさめる気持ちを起こさないでも、かたわらにいて吹きすぎる薫風を浴びていればいいような気がする。
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かたわらにいるだけで、人をなごませることができるのは不思議な能力。
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おしゃべりは聞き飽きたというときにはなおさらそうだ。
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あの人はかわいい山。おしゃべりは呑み込んでしまって、六月の山になってしっとりしている。
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麓の森の朴(ほう)の木に若葉をつけさせて、そのかぐわしい香りでおめかしをしている。
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なぜおめかしなどをしている?
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わたしの来訪を今か今かと待っているからだ。
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待っていてくれる人のところへ行けるなら、こころは間違いなくなごむだろう。
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近づくにつれてあの人の朴の若葉の、白い香りが強くなる。