国道を「酷い道」にもじった言葉は「酷道」。
読み方はどちらも同じ「こくどう」ですが、後者の「酷道」は国道でありながら、国のものとは思えないほど険しく狭い道を意味します。
日本橋を起点にする国道は東海道の1号、東北の4号、常磐の6号、千葉方面の14号、京浜方面の15号、関越方面の17号、中央道の20号。
首都圏の回りを描くような16号、奥多摩方面の411号。
奥多摩の411号線でさえもちゃんと2車線を確保しているので、「酷道」に該当するようなものはないが、島嶼なら都道の「酷道」区間はあります。
日本の首都、東京都が管理する道でも青ヶ島の「都道上手(都道236号)」三宝港付近の青宝トンネル右の旧道)は急こう配、ジクザク度が本当にすさまじく、運転に自信がある人でさえも怖くて引き返してしまいます。
さて、千葉県は高い山はほとんどなく、比較的平らなところだろうとタカをくくっていたのですが・・・・
パソコンの地図情報システムで目的地「安房小湊」を設定し、最短ルートで検索したところ、養老渓谷で国道465号線に右折し、このまままっすぐ進むと安房天津に至る県道81号線に交差するので、左折というコースに従うと、酷道を走行するハメになってしまいました。
<embed src="http://slide.alpslab.jp/fslide.swf" width="320" height="240" type="application/x-shockwave-flash" flashvars="pos=35/12/39.627,140/8/24.347&scale=500000&link=base"></embed>
上の地図のマウスの矢印をもっていくと、尺度の変更ができるので大まかな位置を把握できるかと思います。
びっくりしたのは国道465号線だというのに、トンネルの内部は電灯が1個もなく、真っ暗。
かなり距離もあり、白昼でも歩行者は怖くて通れないかも・・・。
これでも「国道」とはすごいです。
県道81号線に左折、しばらく走行したところで路肩駐車する車が目立つようになる。
こんなに秘境だというのに、何かのイベントでもあるのかなと思いきや、七里川温泉。
千葉県に住んでいながら、山深い秘境の秘湯があったのは知りませんでした。
「七里川温泉」を検索すると、色々な情報が出ていますね。
入浴のみ 800円、一泊6,950円~。
穴場だというのに、休みの日になると駐車場では満車になり、路肩に止めるクルマが多くなるそうです。 イカロス出版の「酷道をゆく2」も千葉県の「酷道」が出ていました。
今回の走行ルートではないが、
君津市広岡地区の国道410号線に幅1車線の素掘りトンネルがあるそうです。
県道81号線もかなり変な道になっていまして、対向車が見えると、お互いに退避スペースに入って道を譲りあったりしていました。
千葉県でこんな道は初めてでした。
やっとの思いで、安房小湊に到着。正直に言って、こんな道は2度と通りたくないです。
続きは、また書きます。
次は超豪勢、貴賓室並みのお部屋にびっくり!?