筆談と身ぶりを交えながら、貸切露天風呂の予約や夕食の選択メニューについての打ち合わせ。
1部屋につき、貸切露天風呂を45分間ご利用になれることや、夕食は伊勢海老とアワビを使ってどのように調理されたものを召し上がるか選ぶらしい。
伊勢海老のボイル焼きがいいかな~と思ったら、国王さまいわく「伊勢海老はどこでもあるんだけど、アワビはここでしか食べられないかも?私だったら、アワビ」
ドックおじさん(父)は伊勢海老、アワビどちらでもいいだけど、あえて選ぶとしたらアワビがいい。
ハン尚宮(母)は山口の日本海が懐かしいけど、伊勢海老は今まで食したことないから、そっちのほうがいいな。
・・・結局
国王さまはアワビの踊り焼き(バター)
ドックおじさんと私はアワビの酒蒸し
ハン尚宮は伊勢海老の姿蒸し をリクエスト。
貸切風呂は夕食前に入りたいとリクエストしたが、あいにく先約が入っていたため、早いうちに行ってしまいました。 貸切の露天風呂。
そこから見える風景が海だったらよかったのに、ここは静かな山間なので、民家が2、3軒、畑の広がる風景になっていました。
房総半島南部で沸く温泉はブラックコーヒーまたは紅茶のようなお湯が特徴になっているみたいです。
ここもちょっと紅茶のような色になっていました。 緑水亭の温泉は時間帯により、男女入れ替え。
夜の7時から男性の「檜風呂」が女性に入れ替わってしまうので、夕食の前に行ってみました。
温泉に向かう途中の廊下からの風景。
さすがに国王さまご用命の高級宿、「和」の眺めにうっとり。
客室がとても広いので、5タイプ9室しかありません。
この橋を渡ったところの突き当たりに温泉。 うわーっ!!すごいなぁぁと思ったのは、タタミが敷かれてあったのです。
露天風呂。
1人が入れるスペースの露天風呂。
空を見上げると、とても眩しいくらいの小さな星が輝いていました。
写真ではちょっとわかりづらいですが、真ん中あたりの白い点。
しばしの非常的な空間を味わい、とても気持ちよかったです。
今度は、お待ちかねの夕食タイム。
「チャングムの誓い」に出ていた王座並みの広すぎる、全面タタミの部屋に案内され、私たちもびっくり。
腰を痛めている父のために食事は椅子も用意して欲しいとあらかじめお願いしてあったのか、とても広い空間の真ん中あたりにテーブルと椅子。
その部屋のとなりはスラッカン(水刺間=厨房)、テソンカン(退膳間=配膳する部屋)でした。
まるで「チャングムの誓い」に重ねているかように見えますが、こちらは日本、「和」の伝統を大切にする雰囲気が漂います。