11月9日(月曜日)。
朝から爽やかな秋晴れでした。
ゆうパックの発送はいつも行きつけの支店だと面白くないので、とんでもない変な場所の郵便局にしたいな~と郵便局のホームページで見つけた「加茂古敷谷(かもこしきや)簡易郵便局」。
ちょうど田舎暮らしなので、クルマで行ける距離だ。
地図をぱっと見て頭の中で理解したつもりでも、こんな道に出くわすと本当に郵便局に辿りつけるか不安になってしまう。
あまりにも田舎すぎる、プチ檜原村のようだ。
郵便局はこのあたりのはずなのに、見逃してしまったのか、通り過ぎてしまう。
結局、携帯電話についている、GPS(位置情報検索システム)で調べたところ、簡易郵便局の場所を特定。
えーっ!これが郵便局なんですかっ!!
〒のマークが結構目立つのに、見落とすなんてそんなのあり!?
加茂古敷谷郵便局の文字が見えます。
ということは、もともと郵政省の直轄「無特定郵便局」だということが伺えます。
「加茂」を冠するのは、もともとこのあたりは「市原郡加茂村」だったので、その名残だと思います。 昔は郵政省直轄の郵便局だが、現在は民間人に郵便業務を委託する「簡易郵便局」。
局舎に「でんわ」の古めかしいマークがついています。
昭和40年代は青ヶ島郵便局に電話が置かれ、島民たちが電話を使うとしたら、出向いていました。
まさか、ここでも青ヶ島と同じく郵便局内の電話が置かれていたかも知れませんね。
出入り口の扉は奥多摩町の最果て地、日原簡易郵便局に似ています。
ゆうパックを抱えながら中に入ってみると・・・・ 昭和時代にタイムスリップ。
「郵便 電報 電話」の表示。
フォントも昭和時代そのもの。
今の時代は携帯電話。(FOMAはアンテナが3本立っていました)
郵便局に出かけて電話、という人はありえない。 私が幼い頃の郵便局はこんな雰囲気だった。
1番奥のカウンターは「相談」。
郵便窓口の左側は「小包」の表示がついていたが、閉鎖。
ゆうパックは奥の局員通路から差し出し。 ゆうパックのラベルはWebゆうパック、パソコンから出力したもの。
初老の局長さんは初めて見たかようにしけじけとながめる。
もし、手続きがうまくいかなかったら、備え付けのゆうパックラベルを使おうと思ったら、説明文に従い「送り主控え」を切り取り、消印。 局長さんが運賃計算したとおりにゆうパックに貼られている切手も丁度。
しかも、1964年東京オリンピックの5円切手付き。
郵便オタクと見抜かれたのか、「ポストのレターオープンナー」を戴きました。
今回戴いたのは、左側のオレンジ色のポスト。
郵便局株式会社のコーポレートカラーはオレンジ。
右側の赤いポストは昭和30年代のレアな切手ばかり貼られている「ゆうパック」の荷姿に感銘したのか、支店窓口で戴いたもの。
支店のカラーは赤なので、ちょうどポストと同じ色になっています。
「千葉・加茂古敷谷」の7文字、ちょっと見にくいので、はがきに押印してもらいました。
今まで集めた消印の中で7文字が最高だけど、8文字とか9文字は入っている消印はあるかな?
次は秋深まる里山の風景を載せようと思います。