「【冷凍】天然エビ20尾」 580円。
見た目も立派だし、20尾もあるのに安いなあと買い物かごに。
国王さまがいつもお買い求めになられる「ブラックタイガー」は極めて高級品種なので、エビフライにするとプリプリとした食感。
ブラックタイガーはとても高くて貧乏人の私にとってはなかなか買えない。
ハン尚宮(母)謹製の「海老チリソース」。
「あっ!美味しいじゃないですか?安物のエビで心配していたけど、大丈夫だったようですね」
ハン尚宮いわく「安物買いの銭失いはその通り。開封してみたら、とても臭かった。酒と塩で臭みを取り払った」
横で見ていたドックおじさん(父)「安くてお得感のするものを買ってくると、あんさんが安いものは美味しくないと怒っているくせに、結局自分はこういう安いものを買ってくるじゃないですかね。これでお互い様でしょう」。
ドックおじさんは熟手(スクス=韓国の宮廷主張料理人)なので、いつも食材を買いそろえるのがお仕事。
得意分野は山口の小さな漁村でいつも目にしていた「鮮魚」。
1匹50円だからと、ないがしろにされやすい「イワシ」なのに、善し悪しを選別できるらしい。