3月14日はダイヤ改正前の最終日。この日、昭和の鉄道が1つ消えてしまいました。東京から西日本方面は、電車形式のサンライズ出雲や瀬戸は健在だが、電気機関車の牽引するブルートレインは2005(平成17)年全滅。電車形式の寝台特急は、運転士がハンドルを引くと、モーターがついている車両(モハネ)が一斉に動き回るので、寝ていても、発車時の振動はあまり感じません。高いA寝台は、快適な眠りができるようにモーターがついていない附随車のサロネ。
電気機関車のブルートレインは、先頭の機関車が後ろの車両を引っ張るわけなので、よほど運転がうまい人でないと振動が来ます。
去年の夏、北海道に向かうのに「あけぼの」を利用しました。昭和を懐かしみつつ、最初で最後の乗車。明け方、運転士さんが交代したらしく、発車するたびにガクッ、ガックンと振動がするので目覚めてしまいました。後ろに寝ている人が大勢いるので、そーっとハンドルを引けばよかったのでは・・・ガクッ、ガックンは荒っぽい。
3月14日青森発上野行きのラストランはEF81 136。
私が乗ったときと全く同じです。
あけぼのの、思い出話もほのぼのします。 青森から海峡線に乗っていて、
JR東日本とJR北海道の境界駅は中小国。しかし、この駅は無人駅のため、乗務員の交代は1つ手前の蟹田駅。北海道会社線になって、最初の駅は「津軽今別」。本州の地上にある唯一のJR北海道の駅。青函トンネルを潜って、北海道の大地に踏んで最初の駅は知内(しりうち)。
もともとは信号場だったのに、松前線が廃線になり、この地に鉄道駅として存続させようと1990(平成2)年開設。最近は1日2本、特急しか停まらず利用者減少。ついに廃止になってしまいました。駅名票を盗むけしからんヤツもいるとは・・・。知内、吉岡海底、竜飛海底廃止なので、「きこない」の本州方面は「つがるいまべつ」に張り替えられたかな。
知内 → 木古内 の車内補充券。車掌さんが携行する小型乗車券発行機。感熱紙なので、文字が消えてしまわないか少し心配。
MV機はインクリボン式の熱転写なので、文字が消えない心配はいりません。全国のマルス端末で「知内」を印字できるのは、3月14日限り。15日になると、マルスからデータ抹消。「知内」発を要求しても、もちろん出て来ません。乗車券を購入するのに、オンラインでやりとりするそうです。北海道のみ、オンライン回線は東京までの通信費がかかるからと1つの端末で自社の「総合販売システム」に切り替えることもできる。切符に「総販」と印字されていれば、北海道独自のシステムで発券。
愛媛沖で起きた地震についてはあまり報道されていなくて、3月14日の10時過ぎにやっと気づきました。鳥取県沖や富山県沖で滅多に水揚げされるはずがないダイオウイカが次々と相次いで捕獲。実際、東日本大震災が起きる数日前に多量のイルカが東北沿岸に漂着。日本のどこかで大きな地震が起きる前兆ではないかと心配する声もあったようです。
震源地は日本海の反対側の瀬戸内海、愛媛県沖でした。伊予市でM6.1の震度5弱を記録し、山口県震度4。山口や九州では滅多に地震起きないからと防災対策をしていない方が多いかと思います。少し心配になり、山口と北九州に紙電話とメールで安否確認をしてみたところ・・・山口県日本海側の地殻はあまりにも堅牢なのか、「地震すら気づかず爆睡していた」という返事に拍子抜け。東日本大震災が起きる1週間前にも東北に震度5くらいの地震がありました。これは前震。今回の地震は前震で本震が1週間前後に起きるかもしれないと思い、本震は起きないとはいえ余震が続くかも知れない。 実際に起こらなくても、常に日頃から「かも知れない」の防災意識が大切かと思います。