3月19日。今日は条件付き出航で無事着岸できると予想していたのに、海上状況が昨日よりも悪くなったため、欠航ーっ!となりました。1日、3日、9日、16日、17日。今月に入って、船が来た日です。今は芝浦に向かってきて、貨物揚積。次に来るのは21日の予定ですが、この日もまだ波が高い予想です。23日になりそう??1月、2月はまあまあ来ていたのに、3月は1年の中で1番ダメなのかも・・・?1番安定しているのは、梅雨明け直後から8月上旬あたり。青ヶ島へは、その頃を狙ったほうがよさそうです。島最大のイベントの牛祭り(8月10日)は五分五分の確率です。牛祭りは賑やかな1日なので、普段の青ヶ島を垣間見できないかも・・・。
さて、昨日の続きです。
軍事郵便小包を発送するにあたっての注意書き。軍事郵便とは戦地へ赴いた兵士さんへ無料で小包を送るわけなので、いろいろ条件付き。当時の郵便局は親方日の丸なので、偉そうな言葉づかいです。
戦地から家族あてのハガキ。これも軍事郵便。検査官が文面に問題はないか検閲が入ります。これは大日本帝国憲法。
戦後制定された、「日本国憲法 第21条第2項 検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない」と書かれてあるとおり、今の郵便は通信の秘密は守られています。戦前だとすべて検閲とは・・・。
検閲する理由は、戦地ではどのような状況になっているか、自分は今どこにいるか家族に知らせてはならぬだそうです。不都合なことがあると、墨で消されてしまいます。このハガキは当時の言葉で達筆な字で書かれてあり、、どんな内容なのか理解できませんでした。昭和20年8月15日、終戦。日本兵はまだ外国の地にいました。戦争に負けたからと、日本兵を日本に帰したらよかったのに、シベリア(今のロシア)では戦争により、人材を失われたため日本兵を帰さず現地に留まり、強制労働。手紙やハガキももちろん、シベリア兵の検閲入り。漢字が読めないので、カタカナで書けと指示。カタカナ文字でシベリアでは食べるものがないなど窮極を訴える内容だと却下。
郵袋いろいろ。赤い袋は速達、白い袋は書留。
今の時代、速達でも普通郵便でも一緒に配送。普通郵便の配達は1日1回のみ。配達するバイクが出たあと、普通郵便が到着した場合は翌日に回すが、速達はすぐ配達。速達だからと特別な車両で輸送しているわけではなく、普通郵便と一緒です。長すぎるけど、続きはまだまだあります。