1つ前の「市田」は本家。ここは「下市田」。昭和時代に遡りますが・・・今は無きJR九州の上山田線を思い出す。子どもの頃からずーっと山陰本線の汽車通学だったので、今の趣味の原点だったかも知れません。中学の頃になると初めて日帰りで変な経路に挑戦。経由は「山陰・山陽・鹿児島線・筑豊・上山田線・日田彦山・南小倉」。当時、今のような携行型のPOSではなく手書きの補充券なので、車掌さんにリクエストしても発券してもらえず、途中の下関駅で発券。
上山田線の中で1番印象に残った駅は下山田駅。 記事はこちら。
昭和63(1988)年の夏休みに通ったときはまだ現役。この写真は廃駅4年後の1992(平成4)年撮影。明治時代の建築物なんですけど、現在は残念ながら取り壊されています。下関駅で発行してもらったマルス券に「上山田線」の文字が印字されていたんですけど、当時は使用済のきっぷは駅員さんに渡すものとして、もう手元にありません。今だったらもうレアなきっぷになっているはずなので、「乗車記念にいただいてよろしいですか」って勇気出して言えばよかったのに。
次は元善光寺駅です。下山田駅は明治の建築物だけど、こちらも古そう。調べてみたら、1923(大正12)年開業なので、そろそろ100年?下山田駅は1898(明治31)年開業、1988(昭和63)年廃駅なので、90年の生涯になる。こちらは下山田駅よりも長寿。2013(平成25)年まではみどりの窓口がありましたが、現在は残念ながら無人駅。
駅から500メートル先に「元善光寺」のお寺があるので、その名の通りの駅名になったそうです。
「いなかみさと」。「伊那」+「上郷」のはずだけど、ひらがなだけの文字だと「田舎」+「三郷」の印象になる。
桜町駅です。
辰巳から数え切れないほどの駅に停まって、前後4人で構成する機動改札隊も大忙し。
やっと都会のような風景になれば、飯田駅。辰野から飯田までの距離は66.4キロ。辰野を12時43分に出発して、飯田には14時41分。2時間なので、時速にすると33キロ。
66.4キロを北海道に当てはまるとしたら、新夕張からトマム間。普通列車は1本もなく、すべて特急のみなので、普通乗車券のみで乗れます。55.6キロをわずか35分。青天の霹靂。