氷見線は高岡駅から氷見駅までわずか16.5キロ、わずか8駅。山口県の山陰本線と同じく国鉄キハ40、キハ47運行。キハ40は去年の小幌旅以来、ずっと乗っていません。JR四国は国鉄車両が淘汰され、土讃線や牟岐線は新型のディーゼル。キハ40や47は子供のころ通学によく乗っていて、かつ山口県の山陰本線では今も現役。懐かしさもあり、氷見線に乗ってみたいなという気持ちはありましたが、今回はレンタカーなので、乗れず。残念。
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雨晴駅の改札口。ホームに入ろうとしたら・・・
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入場券を購入してくださいという張り紙が・・・ということは、有人駅っ!?
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簡易委託駅なので、駅員さん駐在。
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入場券は車掌さんの携行する小型POS端末でした。無人駅の多い路線で車掌さんが車内を巡回し、乗客から申し出があったときにその場でレシートのような乗車券を発行。特急の自由席に駆け込み乗車して、車内で自由席特急券を購入するなどでよく見かけます。携行POS端末で、JR全線全駅のどんな駅からでも購入可能なのか、検証はまだしていませんが・・・。
雨晴駅で「抜海から南稚内まで1枚」ってなかなか言えず。えきねっとで変な駅から変な駅まで事前予約しておき、自分で券売機を操作して発券する方法は平気だけど、対面販売だと「抜海から南稚内なんですか?それって北海道なんでしょ?」なんて思われるに決まっている。原則として雨晴駅からを発駅とする乗車券を発券することとJR西日本から指導されているかも知れない。
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車掌さんの携行POS端末を見て、ずっと昔のことを思い出しました。
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山口県の小野田線、雀田駅も簡易委託駅。雨晴駅と同じく携行POS端末設置。10年08月08日と印字されていますが、2010年ではなく、今から17年前の平成10年。感熱紙でも印字状態は良好。
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小野田線本山支線のわずか2.3キロ、国内で最後まで最古参のクモハ42が活躍していたところです。山手線にウグイス色の101系電車が導入された昭和32(1957)年に山口県の宇部電車区に転属。小野田線本山支線専用車になったのは、昭和56(1981)年から。2003(平成15年)3月14日まで活躍。
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昭和8(1933)年生まれ、平成15(2003)年引退。車歴70年。まだまだ動けるはずなのに、もしも、故障したときの部品調達ができない理由で廃車。さようならクモハ42のオレンジカード、なぜか持っていました。記念に発売されたのは2003年3月なので、あっという間に12年前。
今の時代、IC交通系カードが主流になっており、オレンジカードを受け付けてくれる券売機も減少。幸いにもJR東日本の首都圏ではオレンジカード、イオカード、ICカードすべて使えるが、JR北海道や四国の新型券売機はオレンジカードが使えなくなっています。JR北海道や四国がJR他社で使ってもらうように観光客にあれほどたくさんの図柄を発行しておきながら無責任。郵便切手は昭和20年代に発行された円以上の切手なら現在も有効な有価証券だが、磁気タイプのオレンジカードはどうよ?
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さようならクモハ42の台紙にあった写真。ずっと昔、乗りに行ったとき、乗り心地が如何にも吊り掛け駆動方式なので、今の電車と全く違う。吊掛けの構造はよくわかりませんが、明治時代に開発された、電車の古典的な駆動方式なので、モーターの音がうるさくて振動もすごいです。初めて乗ったときはあの乗り心地にビックリするとともに、昔の電車はこうなのかと衝撃を覚えたのは確かです。
雨晴駅の携行POS端末を見ただけで山口県の小野田線本山支線に脱線・・・。次の記事は、ちゃんと雨晴駅周辺の観光をアップします。