横瀬駅。向かいの電車は主に秩父線で運用中の4000系。モーターや制御系などの部品は古い101系から流用されたものです。ずっと昔、旧型の特急レッドアロー5000系が活躍していた頃、特急は贅沢なので、この電車で・・・と秩父方面はこの電車をしょっちゅう利用。ローカル線仕様のセミクロスシートなので、乗り心地がよかったのは記憶している。いまだに古い車両がまだ残っていたとは・・・。
心洗われるような風景が大好き。何もない田舎に住んでいた子どもの頃、こんな田舎で暮らすのはもう勘弁だ。大都会のトーキョーに行きたいと。都心のサラリーマンになったのはよかったものの、数年で挫折。房総の田舎暮らしに逆戻りです。今、強く憧れているところは、出かけるのに綱渡りのアオガシマや、交通手段が船しかなく出発してから24時間のオガサワラかな。
飯能駅停車。ここで方向転換するため、運転士さんと車掌さんはポジションチェンジ。
飯能駅を出た直後。左側の線路は少し前に通ったばかりの、秩父線。こちらは池袋線。
山口県下松市の笠戸工場で製造された、日立製作所製でした。指定席の予約システムも日立です。秩父鉄道のC58 363は川崎車両製造、真岡鉄道のC12 66も、この電車と同じく日立の笠戸工場製造。国内で最古参の58654(1922年、大正11年)も、日立製。今年101歳になりますが、JR九州では現役で活躍中。壊れにくく、頑丈なメーカーなので、わが家の白物家電は買い替えるなら日立にシフト。
のぞみ156号は東京行き。小倉からでも東京に行こうと思えば、5時間後にはもう着いてしまいます。でも、今日は真っ直ぐ帰るのではなく・・・
徳山へ寄り道。左上の「九C」はJR九州のEX予約で決済したものを意味します。若かったころ、きっぷの地紋を見ただけでどこの会社で発行されたものだとすぐわかるのに、今は虫眼鏡がないと見えません。もう老眼になったのかも。虫眼鏡で確認したら、「K」地紋なので、JR九州の小倉駅発行。
在来線のJR九州「みどりの窓口」から階段をおりたところにJR西日本の「みどりの窓口」。私はネットのEX予約なので、並ばずにすぐ買えたんですけど、JR西日本の窓口では大混雑。JR九州の窓口は空いていました。山陽新幹線はJR西日本だけど、JR九州の窓口でも全く同じように対応ができるんですけど・・・。
新幹線側の小倉駅北口。栄えているのは反対側の南口です。延岡駅で1時間早いきっぷに変更できたら、小倉のエキナカでランチするつもりでしたが、今回は時間がないため、駅弁を購入。
小倉駅を出ると、新下関までずっとトンネルが続きます。関門トンネルは在来線、新幹線、道路の国道2号線(自動車専用と、歩道)、の3本あります。
東京行きの「のぞみ」がやってきました。
青色のJRなので、JR西日本所有です。オレンジ色だったら、JR東海。中身は全く同じです。
11月19日 日曜日。本日は臨時就航の予定でしたが、海上状況不良のため、欠航となりました。次回就航予定は、20日の昼決めです。
茂木駅。都道府県市町村名付きの国鉄様式が健在。JR様式で市町村名が入るのはJR東海、JR四国、JR九州(入っていたり、入っていなかったり)の3社。
記念に持ち帰りたいと申し出ると、手書きのきっぷは回収させていただきますとのこと。自動券売機はコンピュータが印字されたものなので、お持ち帰りはできますが、補充券は改ざん、不正、偽造防止のため回収するのが普通だそうです。(JR北海道は手書きの補充券や車掌さんの発券するレシートは絶対に回収)
駅前はこぢんまりとした田舎の風景です。
茂木駅舎。自動券売機あり。かえりのきっぷは自動券売機で購入し、ネットで予約したSL整理券500円を購入。秩父鉄道のパレオエクスプレスはネット予約すると座席の位置まで指定になりますが、こちらの整理券は座席の数だけ販売し、全部埋まると売り切れになります。
まだホームに入線していません。客車は3両編成。蒸気機関車の真後ろではなく、最後尾の客車は先頭の機関車が走る風景が見られそう。
発車の数分前に、後ろ向きで入線。客車は国鉄時代に活躍していたレッドトレインの50系を茶色の旧型客車っぽく塗り替えられたものです。
西武鉄道の新型特急ラビューは全車両「普通車」のはず、まるで「グリーン」のような雰囲気が漂います。
私の席はここ。椅子が逆向きになっているのは、途中の飯能駅で方向転換するので、回転せずそのままにしているようです。
ドア真上の大型ディスプレイは停車駅案内や、コマーシャルなどが流れます。案内は英語、韓国語、中国語の文字併記。
ワイドな窓なので、流れる風景を楽しめることができます。
次はわずか2.6キロ先の横瀬駅に停まります。横瀬を出ると、飯能までノンストップ。
18日(土曜日)も欠航確定、19日(日曜日)は運休日だけど就航するかどうかは朝決めとなりました。
鉄道系ユーチューバーのスーツさん、鉄道ファンの間ではもう有名人なんですけど、なんとスーツさんが9月某日、青ヶ島に上陸したとユーチューブで公開されていました。
NHK手話ニュースキャスターの那須さんの娘さんも青ヶ島小中学校に手話の講師として招かれた際に島の様子をツイッターの動画にアップされたりして、ますます青ヶ島が有名になりすぎて、どっと観光客が訪ねて来そうな・・・。実は言いますと、私が青ヶ島に初めて上陸したのは1999(平成11)年。青ヶ島に観光客が来るなんて珍しいと言われていた頃なので、秘境らしく、ひっそりしていました。その頃は青ヶ島でもインターネットは使えたかと言いますと、青ヶ島では緑の公衆電話しかなくISDNのデータ通信が可能なグレーの公衆電話がないので、当時独壇場だったドコモの回線を利用。今だったら、ノートパソコンにWi-Fiが備え付けてあるので、とPCカードとか特に何も用意しなくても簡単にネットにつなぐことはできますが、昔はノートパソコンにカードスロットがあって、携帯電話につなぐPCカードとか、アナログの電話回線につなぐPCカードもありました。ソニーの初代C1(Windows98)に携帯電話のPCカードを差し込み、青ヶ島でネット接続。ドコモからの請求書に通信料が4~5千円もかかり目玉が飛び出したことも。今みたいにデータを無制限で利用できるエクシモとかのプランがない時代ですし・・・。
神田駅いや、苅田(かんだ)駅通過。京都(みやこ)郡苅田(かんだ)町だというのに、田舎には見えません。目にとまらないほどのスピードで朽網、下曽根、安部山公園、城野、南小倉を通過。西小倉に差し掛かったところ、スピードダウン。
ついに小倉駅停車。博多行きなので、ここで運転士さんと車掌さんはポジションチェンジ。再び西小倉を通りますが、例えば、宮崎 → 【福】福岡市内 経由:日豊・鹿児島線の乗車券を所持し、小倉の改札を出なければ、西小倉から小倉の往復運賃の精算は必要ありません。小倉の改札を出るときは、乗車券の経路外として170円×2=340円が必要になります。経由欄が 日豊・鹿児島線・小倉・新幹線・博多と印字されていれば、小倉での途中下車は可能です。
特急ソニック向かいの電車は、交流直流どちらも使える415系1500番台。
国鉄時代の鹿児島本線、山陽本線の小郡まで真新しい車両デビュー。東京から遠く離れた九州の地に山手線に似たような電車が来るとはと当時、斬新なものでした。JR九州コーポレートカラーの赤帯にすればいいのですが、なぜか国鉄時代に青帯と決めて、現在も引き継がれています。
小倉で途中下車印を捺印してもらい、出場。
懐かしい風景ですが、滞在時間は短め。
長門二見まで900円なーり。消費税3%導入前の昭和63(1988)当時780円だったのは覚えている。40年の歳月だといのに、目玉が飛び出すほどの大幅な値上げではなく、わずか120円の値上げ。
多田羅(たたら)駅。まるで鬼太郎の「ゲゲゲハウス」を連想してしまいそうな駅舎。
多田羅駅はゲゲゲハウスだというのに、ここ、市塙駅は六角形屋根のお洒落な建物。この周辺で伝わっている栃木県の無形民俗文化財の「武者絵」が描かれています。
笹原田駅。
天矢場駅。どこかの駅なのか忘れましたが、ワンマンの運転士さん。運賃精算に手間取り、発車時刻が予定より数分遅れたまま次の駅に停車。遅れた分を取り戻そうとちょっと焦っていたのか・・・どうせ利用者が少ない無人駅だし、お客さんは乗ってこないだろうと思い込み。いちおうドアを開けて、閉めるときはちゃんとお客さんがいないことを確認すべきのところを忘れ、お客さんが開いているドアに向かって歩いている途中、いきなりドアが閉めそうになり、慌てて駆け込み。ドアが身体に挟まれそうになったのを運ちゃんが気づいてドアを開けるボタンを押下。そのお客さんはぎょとんとした表情で運転士さんににらみつけ。(遅れたからと、停まってすぐ発車するわけじゃないでしょう)と言いたげ。運ちゃんも、まさか、その駅にお客さんが来るとは!と驚いた表情。そりゃ、乗ろうとしているのに見落とされては怒りたくなるのは仕方がないです。たとえ、利用者が少ない無人駅でも安全確認の指差し呼称してからドアを閉めるとか、そのようにして欲しいものです。田舎だから仕方がないと片付けられたと思うんですが、お客さんをホームに取り残されたまま発車してしまうと重大なアクシデント事案です。
終点茂木に向かう途中です。山間の合間を縫うような路線です。
なるほど、茂木駅は1線1面のホームなので、先に到着したSLは構内の留置線で待機中。
山小屋っぽい雰囲気ですが、自動改札機が設置されています。有人改札のほうがその雰囲気にマッチすると思いますが・・・。
特急のりばに昔ながらの改札ラッチが・・・。特急券を持たずに空席に着席するキセラーがいるかも知れないので、乗客を信用して通すわけではなく、ちゃんと特急券に記載されている発車時刻や区間を確認して入鋏すべきなんですよ。
山奥から東京の副都心、池袋までわずか1時間15分で連れてもらえます。
まるで未来のスペースシャトルを連想してしまいそうなデザイン。JRはそういったデザインをまねすることは出来ないだろう。
側面の窓もとても広い。ラビューに込められたネームは「贅沢なリビングのような空間」、「矢のような速達性」、「大きな窓から移りゆく展望」とのこと。秩父鉄道で大昔活躍していた蒸気機関車を楽しんできたばかりだというのに、急に近代化された車両。かなりギャップを感じます。
西武秩父駅のオリジナル駅名票。
ずっと昔、西武鉄道ユーザーだった頃、ロゴマークはきっぷの地紋とともに球団の西武にちなみ野球ボールのデザインだったのは覚えている。今の新しいデザインはご覧のとおりに変わりました。調べてみたら、新しく変わったのは2008(平成20)年頃。今さら気づくなんてまるで浦島太郎の気分です。
池袋までわずか1時間をちょっと過ぎたなんだけど、新しくてものすごく快適な移動になりそうだとワクワク。
11月14日火曜日。本日の青ヶ島行きくろしお丸は海上状況不良のため、欠航です。10日に来て、ずっと欠航続きなので、明日(15日)は東京積荷作業の日で運休日ですが、臨時就航の予定が組まれています。(海上状況は本日よりも明日のほうが凪いでくる予報)
中津を出ると、次は福岡県豊前市の中心駅、宇島(うのしま)に停車。
背後は工業地帯のコンビナート。
こちらの海は瀬戸内海というよりも、周防灘。今年も「海」らしいところは行けなかった代わりに指定席は海側を予約。
小倉からおよそ25キロに位置する行橋市は北九州のベッドタウンと言われているところなので、お洒落な街並みになっています。
行橋駅停車。北九州空港の最寄り駅は、【九】北九州市内最南端の朽網(くさみ)駅。その間に京都郡苅田町(みやこぐんかんだちょう)がはさみます。京都、と書いて、こちらの京都は、「みやこ」と読みます。苅田も、「かんだ」。姓名や地名の「神田」と読みが同じです、
行橋を出ますと、次は小倉に停まります。特急「ソニック」は博多行きなので、競合する新幹線と並行します。新幹線は20分、自由席特急券990円。在来線の特急は45分、乗車前に自由席特急券を購入していれば、600円。車内で購入すると800円。新幹線はJR西日本、在来線はJR九州なので、運賃が異なります。安い新幹線経由のきっぷで在来線に乗ると、JR九州発行の140円区間変更券を購入しなければなりません。
小倉 ~ 博多 新幹線経由 1170円(JR西日本)
在来線経由 1310円(JR九州)
JR西日本の新幹線経由でJR九州の在来線に乗車した場合、運賃の配分はJR西日本。差額の140円はJR九州の収入。
逆に、1310円または経由欄に「鹿児島線」と印字された乗車券で新幹線に乗車した場合、運賃の配分はJR九州、JR西日本の収入はゼロ。利用者への差額返金はありません。
旅客営業規則第249条2項より抜粋
- (1)普通乗車券
- イ 次により取り扱う。この場合、原乗車券が割引普通乗車券(学生割引普通乗車券を除く。)であって、その割引が実際に乗車する区間に対しても適用のあるものであるときは、変更区間及び不乗区間に対する旅客運賃を原乗車券に適用した割引率による割引の普通旅客運賃によって計算する。
- (イ)前項第1号に規定する場合は、変更区間に対する普通旅客運賃を収受する。
- (ロ)前項第2号及び第3号に規定する場合は、変更区間(変更区間が2区間以上ある場合で、その変更区間の間に原乗車券の区間があるときは、これを変更区間とみなす。以下同じ。)に対する普通旅客運賃と、原乗車券の不乗区間に対する普通旅客運賃とを比較し、不足額は収受し、過剰額は払いもどしをしない。
- イ 次により取り扱う。この場合、原乗車券が割引普通乗車券(学生割引普通乗車券を除く。)であって、その割引が実際に乗車する区間に対しても適用のあるものであるときは、変更区間及び不乗区間に対する旅客運賃を原乗車券に適用した割引率による割引の普通旅客運賃によって計算する。