次から次と家の評価(またはあら捜し)をする者がやってくる。本日はアプレイザーだ。銀行のためにこの家が売値の価値があるかどうか評価する人だ。彼はインスペクターのように細かくはチェックしない。家全体や基礎(土台)を見ていた。銀行を守るために。なぜか。
アメリカでは家の購入はほとんど銀行からの借金で行う。自分のお金は家の売値の5%、10%またはせいぜい15%だけしか払わない人が殆どだという。だからほとんどの家屋は銀行の持ち物というわけだ。だから銀行はお金を貸す場合、用心しなければならない。借り手の信用調査も当然する。最近また100ぐらい銀行が破産したというニュースがあった。大不況で家購入時借りたお金を返済出来ない人が増え、銀行はその家を取り戻すけれども売ること不可能で破産していくのだ。
兎に角、大不況の現今は近所中売り家ばかりだ。買い手がついたら喜ばねばならないが、今まで書いたようにやたら値切られる。買い手市場はやむをえないだろう。売り家側の我々についている不動産エージェントのJimに「また値切られるかしら?」と聞いたら「Possibly(可能性はある)」と答えた。これ以上値切られたらもう売らない。
郵便受けに可愛い蛇が丸まっていたりする、自然と共生した愛する我が家。クロージングまでまだその行方が定まらない。(彩の渦輪)