あけぼの

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Laosの仏陀パーク

2010-01-11 09:47:52 | ブログ

Laos_019 Laos_022  年末、アメリカから帰って疲れも取れぬまますぐにLaosに行った。印象に残ったところを少し紹介しよう。

 郊外のユニークな寺院ワットセンクワンは通称仏陀パーク、多くの仏像が無造作に置かれ、様々な姿態の仏像、ダンスしている像もあり、実に微笑ましい。何百体とある仏像のポーズや表情はそれぞれが豊かに表現されており飽きることはない。10手観音像、7つ頭の大蛇像、象、鰐、亀等の動物と仏陀を組合わせて信仰への吸引力を盛り上げる。漫画チックでもある。現代社会を見越して創作されたのか、と錯覚するぐらいであった。上半身が起きている寝像は珍しく、しかもスリランカで見たそれより巨大だ。訪問中常に微笑み続けた。あらゆる顔の表情とポーズは仏像のイメージを超えて飽きさせず、ここの群像たちに仏像の芸術を見た思いだった。入口近くのカボチャのようなオブジェは顔の口が入口で内部は3層に分かれており、中心部には自由気ままなセメント仕上げの数々の人生ドラマ像が無造作に置かれ、ノルウエイのフレグネル公園人間の生涯像を思い出させてくれた。屋上近くから一望で仏像群が眺められる。大変満足感の高い寺院だった。(自悠人)