ワイフが50年近く使ってきた六角形の容器の蓋を誤って壊した。「あ~あ、デパートに行って似たようなもの探すかな。でももうそんな時間的余裕がない!」緊急の入院が迫っているワイフは「泣きたいほど悔しい」という。接着でメシを食ってきた筆者にはさほど難しくはない。破片がきれいにそろっていれば、だ。割れ目から瀬戸物の粉がかなりの量飛び散り、破片を並べても隙間だらけなので困った。だが「やってみよう!」と試みた。出来上がったのがこの写真。会社には当然多色の接着剤があり、接着したことが分からないように仕上げられる。退職した今はこの色の接着剤しか持っていないので接着か所が目立つのが残念だが、ワイフは満足し、喜んでまた南瓜や煮豆の残りなどを入れている。(自悠人)